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No.12 アメリカ大統領選挙特集

2012年選挙はオバマ大統領が再選

2012年11月6日(現地時間)にアメリカ大統領選挙が行われました。民主党候補のオバマ大統領と共和党候補のミット・ロムニー氏の戦いは、選挙戦終盤で大接戦となりましたが、オバマ大統領が選挙人538人のうち332人を獲得し、再選を果たしました。
今回のウェブ特集では、クローズアップ現代(以下、クロ現)が伝えた今回の大統領選挙の争点とこれまでの5代のアメリカ大統領選挙に関する放送回を振り返ります。

2012年大統領選挙 バラク・オバマ VS ミット・ロムニー

民主党 Democratic Party 大統領候補 バラク・オバマBarack Obama

現アメリカ合衆国大統領 51歳

1961年8月4日、ハワイ州生まれ。コロンビア大学卒業後、シカゴで社会福祉活動に従事。ハーバード大学法科大学院に進み、アフリカ系米国人初の『ハーバード・ロー・レビュー』誌編集長に。シカゴに戻り弁護士として勤務、シカゴ大学法科大学院で憲法学の教鞭をとる。96年イリノイ州議会上院議員、2004年連邦議会上院議員に当選。2009年1月、第44代大統領に就任。同年、ノーベル平和賞受賞。

副大統領候補 ジョー・バイデン

現アメリカ合衆国副大統領 69歳

共和党 Republican Party 大統領候補 ミット・ロムニーMitt Romney

前マサチューセッツ州知事 65歳

1947年3月12日、ミシガン州生まれ。71年ブリガムヤング大学卒業後、ハーバード大学で法科大学院、ビジネススクールの両学位取得。ビジネスコンサルタントを経て、投資会社「ベインキャピタル」を設立。100以上の企業の起業・再建に従事し、莫大な資産家に。2003年マサチューセッツ州知事に就任し、州の財政を再建。2008年の共和党予備選ではジョン・マケイン氏に敗れた。

副大統領候補 ポール・ライアン

ウィスコンシン州選出下院議員 42歳

今回の大統領選挙で最大の争点となったのが、雇用などの経済問題です。貧富の格差が拡大、特にアメリカ経済を支える中間所得層の生活が悪化したことから、救済策について国を二分する議論が起こりました。
クロ現は、党大会前の2012年6月と、両候補者の支持率が拮抗した投票日直前の2回にわたり、その議論の本質と今後のアメリカの針路に与える影響を伝えました。担当したプロデューサーの話を交え、その内容を振り返ってみましょう。

オバマ大統領就任後の雇用と株価
2012年6月5日(火)放送
"自由"か"公平"か アメリカの選択

失業率が8%を超え、国民の6人に1人が貧困レベルに達し、先の見えない壁に突き当たるアメリカ。格差是正を政府が主導して"平等"な社会を目指すのか、それとも徹底した"自由"競争の追求か。
現職のオバマ大統領に、共和党の候補指名を確定させたロムニー氏が挑む今秋の大統領選挙は、アメリカという国のあり方そのものを問う議論にまで発展している。その選挙の鍵を握るのがアメリカ経済を牽引してきた中間層だ。リーマンショック以来、職や家を失い貧困レベルギリギリのところで踏みとどまっている人も多く、彼らの選択が今後のアメリカの進路に決定的な影響を与えることになる。 大きく異なる二つの国家観を巡り揺れる中間層を追い、岐路に立つアメリカの行方を探る。

2012年10月31日(水)放送
"分断"されたアメリカはどこへ

再選を目指すオバマ大統領と、共和党のロムニー氏の激しい戦いが続くアメリカの大統領選挙。「公平」な社会の実現を掲げ、巨額の財政支出を伴う政策を推し進めてきたオバマ大統領に対し、ロムニー候補は、「自由」な競争こそが経済を立て直す道だと訴えており、双方の主張は全く相容れない。両陣営は互いを激しく非難する中傷合戦を展開、自らの支持層を固める内向きの選挙戦にひた走っている。この4年間で、国のあり方を巡る分断がかつてないほど拡大したアメリカ。民主・共和両党は妥協の余地のないほど対立しており、ことし議会に提出されたおよそ4,000の法案のうち、成立したのはわずか2%という深刻な事態に陥っている。どちらが勝っても、政治や社会の分断が解消する見通しは立たず、二大政党による議会制民主主義の意義を問う声さえ聞こえ始めている。11月6日に投票が迫った大統領選から、アメリカの行方を探る。

制作担当プロデューサーの話

吉川直樹さん

「いまひとつ盛り上がりに欠けるなぁ…」今回のアメリカ大統領選挙について、多くの人がそう感じているのではないでしょうか? "チェンジ(変革)"を掲げてオバマ大統領が登場した4年前の熱狂はどこへやら、最大の争点は経済という地味な選挙。なかなか関心が向かないのもしかたがありません。でも、実は今回の選挙は、アメリカが将来どのような国を目指すのか、とても重要な選択の選挙でもあります。
再選を目指すオバマ大統領は、富裕層への増税などで富の再配分を行うことで、格差のない"公平な社会"を取り戻すと訴えています。一方、共和党候補のロムニー氏は、減税や徹底した規制緩和で政府の関与を弱め、"自由な競争"を促進すべきだとしています。長引く経済の低迷から抜け出す処方箋をなかなか見つけられないアメリカ。
事態の深刻さを自覚しながら政治や社会が膠着してしまっている状態は、日本と何ら変わるところがありません。"自由"か"公平"か――、それは両方目指すべきでしょうと言いたくもなりますが、そこを徹底的に追求し、国のあり方を国民全員で考えてみましょうというのがアメリカ政治、大統領選挙のダイナミズムでもあります。アメリカの人々の議論と選択は、私たちにとっても大いに参考になるのではないでしょうか。

2008年大統領選挙 〜オバマ氏当選で初の黒人大統領誕生

民主党 バラク・オバマ 投票率52.9% 選挙人365人
共和党 ジョン・マケイン投票率45.6% 選挙人173人

2008年の大統領選挙は、オバマ氏が47歳でアフリカ系アメリカ人初の大統領に選出された歴史的な選挙でした。
アメリカがイラク情勢、リーマンショック後の経済危機という難題に直面するなか、イラク戦争反対と「CHANGE(変革)」を掲げた民主党のオバマ氏が、ベトナム戦争の英雄といわれる軍役と豊富な議員実績を持つ共和党のジョン・マケイン氏を抑えて勝利しました。
オバマ陣営がソーシャルメディアを用いた選挙活動により、若年層の支持を獲得したことにも注目が集まりました。
オバマ氏が立候補を宣言したのは2007年2月。クロ現は、その2カ月後に「オバマ旋風~"融和"を求めるアメリカ~」を放送し、オバマ氏の政治姿勢と急速に支持を獲得した背景を探りました。

2007年4月4日(水)放送
オバマ旋風 ~"融和"を求めるアメリカ~

今、アメリカが熱い視線を注ぐ男がいる――バラク・オバマ氏。来年秋の大統領選挙の有力候補として急速に支持を伸ばし、旋風を巻き起こしている民主党の上院議員である。45歳と...続きはこちら

2008年10月29日(水)放送
アメリカ大統領選挙 決戦の行方

11月4日に投票日を迎えるアメリカ大統領選挙。民主党のオバマ候補はインターネットを巧みに使い、若者世代から共感を集めるこれまでにない「草の根」戦略で支持率を高めてきた...続きはこちら

2008年2月14日(木)放送
猛追オバマVSクリントン ~逆転劇の裏側で何が~

今月5日、全米20以上の州で投票が行われ、大統領選の天王山と言われたスーパーチューズデー。注目の民主党の候補者選びは史上稀に見る接戦となり、結局勝負は持ち越しとなった...続きはこちら

クロ現では、民主党の大統領候補指名争いでオバマ氏とデッドヒートを繰り広げた、当時のヒラリー・クリントン上院議員にも注目。2007年9月からの選挙運動に密着取材し、アメリカ初の女性大統領を目指す姿とその素顔についても紹介しています。

2007年11月12日(月)放送
ヒラリーの闘い

投票日まで1年を切ったアメリカ大統領選挙。選挙戦のトップを走っているのが、民主党のヒラリー・クリントン上院議員だ。最新の世論調査では、後を追うジュリアーニ氏、オバマ氏...続きはこちら

2004年大統領選挙 ~イラク戦争が争点になるもブッシュ再選

共和党 ジョージ・W・ブッシュ 投票率50.6% 選挙人286人
民主党 ジョン・ケリー 投票率48.1% 選挙人251人

ブッシュ大統領が再選を目指した2004年選挙戦の争点は、イラク戦争への対処でした。フセイン政権崩壊後もイラクの大量破壊兵器が見つからず、戦争の正当性が議論されるとともに、米兵の捕虜虐待事件によって当時の大統領支持率は大幅に低下していました。
財政支出も国防費の増大と減税策によって増大したことから、民主党候補のジョン・ケリー氏が政権交代を訴え、両陣営が大接戦になりました。結果は得票率でブッシュが50.6%、ケリーが48.1%となり、ブッシュ氏が再選を果たしました。
クロ現では、2004年予備選挙でケリー氏が優勢となった要因を取材するとともに、大統領選直前の激戦州フロリダ、オハイオの最新情勢から、当時のアメリカ国民の価値観を探っています。

2004年3月4日(木)放送
米大統領選 ケリーVSブッシュ

1月に始まったアメリカ大統領選の予備選挙は、3月2日のスーパーチューズデーで最大の山場を迎える。 民主党の候補選びではケリー上院議員が優勢。ブッシュ大統領の「力の政策」...続きはこちら

2004年10月28日(木)放送
アメリカの選択 ~直前報告 米大統領選~

ブッシュ、ケリー両候補が激しい接戦を繰り広げるアメリカ大統領選挙は、いよいよ来週に投票日を迎える。イラク戦争を経た世界の行方を左右するだけに、世界からの注目が集まるが...続きはこちら

2000年大統領選挙 ~波乱の選挙戦を経てブッシュが選出

共和党 ジョージ・W・ブッシュ 投票率47.8% 選挙人271人
民主党 アル・ゴア 投票率48.3% 選挙人266人

クリントン大統領の任期満了により、2000年の選挙は共和党候補のジョージ・W・ブッシュ氏と、クリントン政権の副大統領アル・ゴア氏の一騎打ちに。11月7日の投票日には、開票速報の結果をメディアが相次いで誤報するほどの激戦となりました。
勝敗を決するフロリダ州でブッシュ勝利という再集計結果に対し、ゴア陣営が異議を申し立て、法廷での争いとなりましたが、12月12日連邦最高裁判決により、ブッシュ氏の当選が確定しました。
波乱の船出となったブッシュ政権では、発足8か月後の9月11日に同時多発テロが発生。
「テロとの戦い」を掲げた大統領の支持率は90%にまで上昇し、翌10月アメリカはアフガニスタンに侵攻しました。

1996年大統領選 〜圧倒的な支持を回復しクリントン再選

民主党 ビル・クリントン 投票率49.2% 選挙人379人
共和党 ロバート・ドール 投票率40.7% 選挙人159人

1993年1月、民主党のビル・クリントンが大統領に就任。しかし翌94年11月の中間選挙で、与党・民主党が上下両院で過半数を失う大敗を喫します。クロ現では中間選挙の開票に合わせ、何が有権者からの不人気につながったのか、クリントン政権の内政と課題をリポートしています。
さらに、クリントン大統領が低所得層を守る民主党の伝統的な政策から、中間所得層の支持獲得に向けた路線へ転換したことに着目。再選に向けた96年の選挙で、共和党候補のロバート・ドール氏を圧倒的な支持で引き離したその戦略について伝えています。

1994年11月8日(火)放送
見放される変革の旗手 ~クリントン苦戦・米中間選挙~

米中間選挙は一部で開票が始まった。メディアの予測では、上下両院、州知事いずれの改選でも共和党の躍進、民主党の苦戦が伝えられる。若さと変革を訴えて政権についたクリントン大統領がわずか2年でなぜこうも有権者の人気を失ったの ...続きはこちら

1996年2月20日(火)放送
反ワシントン層をねらえ ~政治不信と米大統領予備選~

米共和党の大統領候補の予備選挙が始まった中で、全米各地に広がる反ワ シントンの政治不信の動きを取材し、無党派層の拡大から2大政党に代わ る第3の党結成の市民運動などかつてない複雑な大統領選を展望する。...続きはこちら

1996年10月24日(木)放送
もう弱者は守れない ~大統領選に見る米社会の変貌~

投票まであと11日と迫ったアメリカ大統領選挙。民主党・クリントン大 統領と共和党・ドール候補、事実上の一騎打ちの戦いは、クリントン大統 領の圧倒的有利の中で最終盤を迎えた。大統領の再選戦略の陰に見え隠れ するのは、弱者をい...続きはこちら