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7月2日(月)放送
遅れてきた合格通知
〜山形大 428人の選択〜

5月18日に発覚した山形大学工学部の入試判定ミス事件。5年間に渡り、計428人が大学側のミスによって不合格とされていた。山形大に「入学」するのかしないのか、428人は今、大きな決断を迫られている。
山形大の代わりに私大へ入学した男性は、慣れ親しんだ環境を捨て、山形大へ移るかどうか揺れている。大学をあきらめ企業に就職し、妻や子供も抱える男性は、自分の人生を改めて問い直し始めた。さらに、予備校や私立大との学費の差など、経済的補償を再入学の条件とする人も少なくない。
428人の選択を追い、「遅れてきた合格通知」の波紋を描く。
(NO.1449)

スタジオ出演 : 飯沼 智 記者(NHK山形局)
中継出演: 成澤 郁夫さん(山形大学学長)
 
  お問い合わせメモ
 
山形大学入試ミスについて
  <入試ミスの内容>
・平成9年度から平成13年度までの5年間にわたって、入試ミスが行われていました。
・誤って不合格とされた人は、計428人です。
・原因は、大学入試センター試験の国語の得点集計ミスです。

<入試ミスによって不合格とされた428人のその後>
【平成13年7月2日現在】
・山形大学に入学した人……107人
・山形大学に入学しない人……268人
・態度を保留している人……53人

<賠償の方針>
・入学する人……予備校などの授業料、私立との授業料の差額など、社会的常識の範囲で補償
・入学しない人……個別の事情ごとに対応

<入試ミスが発覚した大学>
・山形大学
・富山大学
・金沢大学
・高知県立女子大学

<山形大学の入試ミスについての問い合わせ先>
・山形大学 総務課     電話023(628)4006
・山形大学 工学部番号案内 電話0238(22)5181
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7月3日(火)放送
眠れるパソコンを呼び起こせ

パソコンをインターネットでつなぎ合わせて、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ能力のシステムを作り上げようという取り組みが進んでいる。
パソコンは普段、その計算能力の数%しか使っていないが、余った能力を何万台も集めることで、これまでデータや計算量が膨大になり不可能だった、HIVウイルスの働きを計算しエイズの新薬の開発に役立てたり、走っている車のデータを解析し交通渋滞を解消するなど、様々な試みがアメリカで行われている。
アメリカが狙うその戦略と課題、日本の現状を検証する。
(NO.1450)

スタジオゲスト: 松岡 聡さん(東京工業大学教授)
 
  お問い合わせメモ
 
パソコンを使って巨大なコンピューターを作るとはどういうことですか?
今のパソコンは、10年前のスーパーコンピューター並に性能が向上しています。
さらに、普段、ワープロやホームページの閲覧ソフトを使っている限りは、その処理能力の1割程度しか使われていません。
そこで、この能力を、使っている人のじゃまにならないように、うまく利用し、しかも台数を多く集めることで、スーパーコンピューターの能力またはそれ以上の能力を発揮させようという取り組みです。
     
自分のパソコンで協力したいがどこにアクセスすればよいですか?
パソコンを使って、科学研究に協力するというこころみは番組では3種類紹介しました。
  (1) エイズ新薬開発
http://www.entropia.com/FAAH/join-FAAH.asp
または
http://www.entropia.com/
上記アメリカ・エントロピア社のサイトからソフトのダウンロードが可能です。
ただし、説明は全部英語のみです。またウインドウズのみです。
●このソフト、この試みについての問い合わせは
http://www.entropia.com/contact_us.html
または
4350 Executive Drive, Suite 200, San Diego, CA USA 92121
Telephone (858) 623-2840
にお願いします。(ただし、英語のみ)
  (2) 地球外知的生命探査
http://setiathome.berkeley.edu/
上記カリフォルニア大学バークレー校のサイトからソフトのダウンロード可能です。
ここからは、JAPANESEを選ぶと、日本語訳があります。
●問い合わせは、上記のホームページ内からお願いします。
(問い合わせは英語のみ)
このプログラムは、スクリーンセーバーとしての使用を考えていますので、通常のソフトを使いながらの使用だと、速度の低下が生じるという報告があります。
  (3) 白血病新薬開発
http://www.ud.com
上記ユナイテッドデバイス社のサイトからダウンロードが可能です。
また、ウインドウズのみの対応です。
日本語での案内は、
http://www.kokushi.setagaya.tokyo.jp/hoso/hoso.htm
に掲載されています。
●問い合わせは、
United Devices, Inc.
12675 Research, Bldg A
Austin, Texas 78759
Tel: 512.331.6016
大変申し訳ありませんが、それぞれのソフトの詳細については、
それぞれの会社や大学へ直接お願いします。
     
紹介されていた大規模交通渋滞はどのような仕組みで解消するのでしょうか?
高速道路上の走っている自動車をリアルタイムで把握し、それを多くのコンピューターの力を使って処理することで渋滞予測、交通事故発生などのコントロールに使おうというものです。
まず、カリフォルニア州で実現させ、その後、全米に広げようという計画です。
●問い合わせは
Mohan Trivedi教授
Professor, Electrical & Computer Engineering Department
UCSD, La Jolla, CA, 92093-0407
電子メール:mtrivedi@ucsd.edu
にお願いします。(英語のみ)
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7月4日(水)放送
出会い系サイトに潜むワナ

「出会い系サイト」を巡る犯罪が続発している。
インターネット上に設けられる「出会い系サイト」は'匿名'の世界。ある若者が非営利で運営するサイトでは、懸命な管理にも関わらず、不正な利用が後を絶たない。既婚なのに独身と偽る人、男性なのに女性と偽る人…。その影で、精神的に深く傷つけられたり、ストーカーや詐欺の被 害に遭う人もいる。一方で今、営利目的で続々と設立されるサイトの中には、管理がずさんで不倫や売春の温床となっているところもある。そうしたサイトから無差別に送られるダイレクトメール、いわゆる「迷惑メール」によって援助交際を始めてしまう未成年者も少なくない。
急速に拡大した「出会い系サイト」。その利便性の裏に潜む危険性に迫る。
(NO.1451)

スタジオゲスト: 牧野 二郎さん(弁護士)
 
  お問い合わせメモ
 
「出会い系サイト」とは
  インターネット上に設けられた、一種の掲示板のような機能を持つホームページ。交際相手を求める利用者が、パソコンや携帯電話を使ってアクセスし、自分のプロフィールなどを登録する。殆どの場合、登録は匿名で行われる。それをもとに利用者同士が電子メール を交換し、その後、実際に会う場合もある。 現在インターネット上にある出会い系サイトの数は1000とも2000ともいわれてい るが、開設に届出が必要ないため実数は把握できない。運営者は個人から企業まで様々で、 利用料をとるところも、無料のところもある。
NTTドコモの「迷惑メール」対策
  商品・サービスに関する問い合わせ
03−5156−3030
受け付け時間(土・日・祝日を除く)午前9時から午後5時
 
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7月5日(木)放送
自己破産は救えるか
〜始まった個人再生制度〜

不況の影響もあって自己破産が急増している。
去年の破産件数は13万9千件、前年より14%も増えた。破産した場合はマイホームまで失い仕事にも支障をきたすことが多い。そこで、人生の再出発をしやすくしようと、「個人再生制度」がこの4月からスタートした。この制度では、将来見込める収入をもとに原則3年間の返済計画を作成、裁判所が認可すれば返済を開始し、計画どおり返済すれば残額は免除される。2万件以上の申請が寄せられるという予想があったが、実際には数百件にとどまっている。住宅ローンが免除されるわけではないことや、再建計画が認可されるまでの負担などが重荷になっているのではないかと考えられている。
始まった個人再生制度の現状とその課題を探っていく。
(NO.1452)

スタジオゲスト: 小林 秀之さん(上智大学教授)
 
  お問い合わせメモ
 
「番組内容」
  4月から、破産に至る前に借金を整理し、生活を立て直すための新しい制度「個人再生制度」がスタートした。民事再生法の個人版であるこの制度では、裁判所が認めた返済計画をもとに、借金の一部(20%程度)を原則3年で返済すれば、残りの借金は免除される。対象となるのはサラリーマンや自営業者などの個人で、3000万円以下の無担保の借金に限られる。サラリーマン、自営業者それぞれに最低返済しなければならない額が法律で決まっている。
この制度の最大の特徴は、住宅を手放すことなく借金を整理できる点にある。自己破産の場合、住宅を含む全ての財産を処分した上で、借金を免除してもらう。個人再生では住宅ローンとその他の借金を別に扱う。裁判所の決定で住宅ローンの返済期間を10年延長することが認められが、ローンそのものの減額はない。この制度によって住宅を維持しながら借金の整理をすることが可能になった。
期待された制度だが、スタートして3ヶ月、6月末日までに東京地裁に申し立てを行った人は178人。当初の予想の半分程度にとどまっている。制度が抱える問題点も明らかになってきた。個人再生制度の現状と課題を探った。
個人再生制度の概要
  対象 自営業者やサラリーマンなどの個人
3000万円以下の無担保の借金(住宅ローンは除く)
  返済期間 原則3年間で返済(特別の理由があるときは5年)
  最低返済額 原則5分の1以上(ただし100万円以上300万円以下)
サラリーマンの場合 可処分所得の2年分以上
  手続き 裁判所に申し立て→裁判所が再生計画(返済計画)を認可
支払い開始→計画どおり支払えば残りの借金が免除される
個人再生制度を利用したい場合、まずは各地の弁護士会、司法書士会などで相談して下さい。番組でご紹介した相談窓口は下記のところです。
「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」
東京都大田区山王2-1-8
電話03-3774-1717
FAX03-3774-1804 (※できるだけFAXでご連絡をお願いします)
 
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