クローズアップ現代

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孤独死はしたくない。誰もが良い最期を迎えるために…

孤独死はしたくない。誰もが良い最期を迎えるために…

2018年11月9日

年間3万人とされる「孤独死」。誰にも看取られない最期はイヤだ、遺体が腐敗し世間に迷惑をかけるのはイヤだ、という方も多いのではないのでしょうか。一方で核家族化・生涯未婚率の高まりなどで1人暮らしの人は増加。孤独死も今後もっと増加するとも…。 そんな中、悲惨な最期にならぬよう、「自らが望む死」を迎えられるよう、現役のうちから「新たなつながり」を求めたり、「終活」に取り組んだりする人も現れています。 独身でも、家族と暮らす人でも、誰もが当事者になりうる孤独死。そうならないための手段=“孤独死サバイバル”を、一緒に考えてみませんか?
 ⇒ご意見・アイデアなどはこちら(https://www.nhk.or.jp/gendai/request/kodokushi.html

    目次
  • 終活セミナーの参加者、半数は現役世代!?いったいなぜ…
  • 孤独死の7割が男性…現役サラリーマンの「危機感」は?
  • 「40代、終活で人生が変わった」独身・介護離職・親の死…その先に見た“希望”
  • 「最後は0に」「町を我が家に」「ピンピンコロリは目指さない」…
    アフロでおなじみ・稲垣えみ子さんの“おひとりさまの流儀”
  • 女優・財前直見さんも実践する終活 「家族がいる人ほど大事」
  • 独り身同士でつながる!“ゆるい家族”
  • 人付き合いが苦手な方への“孤独死対策”は…
  • 異色の対談企画! 29歳、一生ひとり?×終活カウンセラー 人生設計どうすれば?

終活セミナー、今や参加者の半数は現役世代


最近だいぶ定着した感のある「終活」。生前整理や墓じまい、エンディングノートをつける…など色々ありますが、高齢の方がするイメージですよね。ただ最近、現役のうちから始める人が増えているんです。その中には1人暮らしがゆえに、将来の孤独死を不安に思う人も。


孤独死の7割が男性…サラリーマンたちの「危機感」は?


年間3万人ともいう孤独死、その多くは男性です。 しかも死後90日以上経って見つかる悲惨なケースが東京23区だけで年100件も起きています。
現役のときは心配いらないと思っていても、退職後に“社縁”が切れたり、“血縁”も離婚や死別をきっかけに切れたりして、突然孤立してしまうことも…。
女性に比べ地域や趣味でのつながりが薄くなりがちな男性。みなさん自分のことをどう思っているんでしょうか?


独身・介護離職・両親の他界…42歳で終活始めたら


愛媛県に暮らすさおりさん。独身で兄弟がおらず、両親も3年前に他界しました。地元を離れ働いていましたが、親の介護のため退職し故郷に帰るも、友達はいなくなり、気づいたら孤立。介護をきっかけに体調も悪くなり「孤独死は他人事じゃない」と不安を抱えていました。 しかし終活をきっかけに心の重荷が軽くなったと言います。


“1人は怖くない”“失うのは楽しいこと”アフロえみ子の生き方


1人で生きること、何かを失うこと、何かができなくなること…それが怖いという方、多いんじゃないでしょうか。しかし「怖くない、むしろ楽しい」という人がいます。
稲垣えみ子さんは元朝日新聞記者の53歳。独特なコラム欄で注目を集めたり、民放のドキュメンタリー番組にも出演したりして、ご存じの方も多いのでは。
そんな稲垣さん、実は50歳を機に退職しています。「死ぬまでに、持ち物もやりたいことも0に」と、極力モノを減らす暮らしを心がけています。
毎日が実験のような暮らしをする中で、“失うこと”に面白さを見いだしたという稲垣さん。“おひとりさま“を楽しく生きるヒントがたくさんありました。


女優・財前直見さんも実践する「終活」


朝ドラ「カーネーション」「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」など数々のドラマ・映画で活躍する財前直見さんもまた、50歳から終活を始めた1人。
義母の他界のとき必要性を感じたそうですが、やってみると気づいたのが「今の生活に役立つ」ことでした。


死を考えることで今を見つめ直す。独身の方も、家族と一緒に暮らす方も、実践してみてほしいと言います。


独り身同士で支え合う”ゆるい家族“


ひとりのまま老年期を迎え、孤独死もあり得るかも…そんな不安から脱することのできた人もいました。
澤野ともえさん。同じ独身の女性を中心に“ゆるい家族”と銘打ったグループを結成、定期的に集まって近況報告し合うなど、支え合っています。将来は近所に集まって暮らすことも考えているんだそう。


孤独死が不安、でも人付き合いが苦手な人へ…


孤独死にならず、最期まで生き生きとした人生を送るには、やはり人とのつながりを持ち続けることが大事だと言われています。けど、積極的に交流するのは苦手…という人も多いと思います。
そこで専門家が提案するのが、喫茶店でも公民館でも習い事でもどこでもいい、誰かに話しかけなくてもいいから、「とにかく通う」こと!その一歩だけでも、状況は変わる可能性があると言います。


異色の対談!【29歳、一生ひとり?×終活カウンセラー】


ずっと1人でいること、孤独死するかもしれない不安を、20代のうちから意識している女性にも出会いました。
29歳のさとみさん。恋愛や結婚に興味がわかず、生涯独身をすでに覚悟し、自分の生き方を見つめ直している真っ最中。今回、終活カウンセラーの武藤頼胡さんとの対談を通して、これからどんな人生設計が必要か、考えていきます。
ネットメディア「マイナビウーマン」との共同企画です!



実は多くの現役世代が「孤独死」に不安を感じている


私たちは2018年10月、約400名を対象に「孤独死」についての意識調査を実施しました。すると半数以上の現役世代が、すでに孤独死への不安を感じていることが分かりました。詳細はこちら(http://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/110/index.html)。

みなさまから寄せられた声を紹介します

今回、番組宛てに多くの方から「孤独死への不安」が寄せられました。現役のうちから、これほど多くの人が意識していることに驚いたと同時に、その原因は現代社会の課題にも通じていると感じました。その中からいくつか、イラスト付きでご紹介いたします 。

  

  

  

取材内容をまとめた番組は、2018年11月14日に放送いたしました。こちら(http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4210/)から放送内容を確認できます。

今回私たちは、10月から取材経過をTwitter上で報告し、皆様のご意見・ご感想を参考にさせて頂きながら番組制作を進めてきました。つらい胸のうちを聞かせてくださり、色んな考え方を教えて下さったおかげで取材を深めることができました。ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました!これからもクローズアップ現代+を、どうぞよろしくお願いいたします。

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