クローズアップ現代

毎週月曜から木曜 総合 午後10:00

Menu
金融商品“押し売り”!?

金融商品“押し売り”!?

2017年11月29日

銀行から不必要な金融商品を“押し売り”された…!?金融知識がほとんどない高齢者に対して、銀行の担当者が言葉巧みに「投資信託」や「外貨建て保険」などを販売、トラブルになるケースが広がっていると言います。

銀行が“押し売り”!?

「80代の義母が、銀行から不必要な『外貨建て保険』を“押し売り”されてトラブルになっている」。番組に寄せられたメールをもとに、取材班は調査を開始しました。

高齢者の保険関連トラブル 相談が増加

国民生活センターに寄せられる保険関連のトラブル相談は、70代以上の方に関する相談の割合が増加しています。(2012年度=全体の33.4%→2016年度=全体の43.4%)
皆さんご自身、あるいは、皆さんのご家族の方で、銀行に金融商品を押し売りされた事例はありませんか?

貯金のようなものと思っていた

銀行が高齢者に投資信託や外貨建て保険を押し売りしている―表面化しているのは、ごく一部だと言われています。というのも、本人達は「不適切な商品を買わされた」ということに気づいていないことが多いからです。
寄せられた投稿の中には、80代の父親が銀行に外貨建て保険を買わされていたことに息子が気づいたケースがありました。貯金していた退職金、数百万円が失われたと言います。その父親は「元本割れのない、貯金のようなもの」と思っていました。

高齢者にとって不適切な商品や本人が理解出来ない複雑な商品を銀行が押し売りすることはあってはならない。取材班は引き続き、銀行に金融商品を押し売りされた事例を募集しています。

銀行員あるある!? ノルマと『自爆営業』

銀行の悪徳商法を取材している私達のチーム。銀行員の方から様々な内部告発も受けています。その中には、銀行の“闇”が垣間見れるような情報もあります。そのひとつが、30代の元銀行員から聞いた『自爆営業』。
「上司から投資信託や保険、カードローンやクレジットカードなど様々なノルマが課されています。達成できなければパワハラまがいの罵声を浴びせられる。」
それに耐えきれず、中には自分で保険に入ったり、カードローンを作ったりする『自爆営業』をする人もいると言います。

銀行内部から告発が!

「ノルマがきつく高齢者にメリットのない金融商品を売りつけてしまった…」
高齢者への“押し売り”に関する情報を募集する中、思いのほか多いのが、銀行員の方からの投稿。金融商品販売に対する厳しい目標(ノルマ)に苦しむ悲鳴にも似た声です。 画像をクリック(タップ)して、動画をご覧ください。




ターゲットは1人暮らしの高齢者!?

「1人暮らしの高齢者には寂しい方が多いので、話し相手になって仲良くなって申し込んでいただくんです…」
相次ぐ、銀行員の方からの悲鳴にも似た投稿。そこからは、金融商品の販売に対して、組織的に厳しい目標(ノルマ)が課されている実態が見えてきました。

金融庁は「一時払い外貨建保険」販売をどう見ている?

今、銀行が高齢者に対して販売を強化している商品の一つが、一時払い外貨建保険(運用を定額部分と変額部分に分けたタイプ)。銀行に入る手数料が比較的高いことが背景にあると考えられます。
そうした実態に対し、金融庁は問題提起を行っています。昨年9月に出された「平成27事務年度金融レポート」では、より低コストで同じ経済効果を得られる商品が他にあるにも関わらず、手数料収入を優先して商品を提供することは、顧客ニーズの軽視であると指摘しています。

(参考)金融庁「平成27事務年度金融レポート」(NHK外部のサイトに飛びます)
http://www.fsa.go.jp/news/28/20160915-4/01.pdf
(内容をご覧いただくためには、PDF閲覧ソフトが必要です)

「一時払い外貨建保険」のメリットとデメリット

今、銀行が販売に力を入れている「一時払い外貨建保険」について、保険に詳しいファイナンシャル・プランナーの内藤眞弓さんに聞きました。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

不要な金融商品を買わされないために 3つの知っておきたいこと

今回の取材で、意外なことに多く寄せられたのが、「金融商品を売るノルマを達成できないと罵声が」「もう退職したい」という、銀行員たちからの声です。 「客目線でなく利益を優先する銀行が嫌になって」退職し、ファイナンシャルプランナーとして消費者にアドバイスを行っている大場脩さんに、「不要な金融商品を買わされないために必要なこと」を聞きました。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

同じ客から何度も…”回転売買”とは?

銀行による金融商品“押し売り”を追う取材班に、次々と内部告発が寄せられています。ひとりの元地方銀行員の証言からは、銀行が荒稼ぎするための、ある手口が明らかに。

投資信託「回転売買」の問題点とは?

取材班に次々と寄せられる内部告発から、「銀行が荒稼ぎするための回転売買」という手口が明らかに。「顧客に投資信託を契約させ、数か月で解約させる。そして新たに別の投資信託を購入させる。」これを繰り返し、そのつど手数料を稼いでいるというのです。そもそも「投資信託」とはどのような商品なのか?また、「回転売買」という手法は顧客から見てどう問題なのか? 投資信託の安全な始め方についての本も書かれている、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに伺いました。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

教えて!池上さん 銀行は本当に金融商品を“押し売り”しているの?

皆さんから「銀行によって強引な金融商品の販売が行われている実態がある」との投稿が相次ぎました。銀行は本当に“押し売り”まがいの販売を行っているのか?『クローズアップ現代+2017冬スペシャル』に出演するジャーナリストの池上彰さんに聞きました。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です) )

銀行員からの“告発”

銀行が金融商品の“押し売り”をしているという訴え。その実態を探るため、私たちは今回「オープンジャーナリズム」という手法を用いています。取材過程をインターネットで公開し、情報提供を呼びかけながら番組制作を進めました。すると、厳しいノルマの実態や顧客に“押し売り”していることへの葛藤など、悲鳴のような声が日本各地の銀行員たちから次々と届きました。そのいくつかをご紹介します。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

放送後記① 相次いだ高齢者の訴え

このテーマに関心をお持ち頂いて、ありがとうございました。今回、番組に向けてフェイスブックグループ「金融商品“押し売り”」を運営しました(12月31日に閉鎖しました)。このグループや番組公式ツイッター、ホームページから数多くの情報やご意見をいただき、それが取材を進める大きな原動力となりました。取材を担当したディレクターの放送後記をアップしました。ぜひ、ご覧下さい。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

放送後記② 今度は銀行員たちの“内部告発”が…

取材担当ディレクターの放送後記、第2回目です。前回は、「高齢の親族が、外貨建ての金融商品で損をした」という、多くの方々からの声を紹介しました。 今回は、銀行員たちの声、そして、番組への反響をご紹介します。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

放送後記③ 銀行の課題と希望

今回で「放送後記」は最後になります。担当ディレクターの取材後記やご協力いただいた専門家の方々のご意見、そして視聴者のみなさまからのご意見・ご感想をあらためてお伝えします。
→画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。(ご覧になるには、PDF閲覧ソフトが必要です)

この記事は2017年12月22日放送「2017冬 スペシャル ~“あの疑惑”徹底追跡~」に向けての取材を元に制作しています。

もっと読む