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“殺してしまうかもしれない” 追い詰められる統合失調症患者の家族

10年以上にわたって、統合失調症の長男に向き合い続けてきた70代の女性。
長男は大声で叫んだり、暴れて物を壊したりすることも。
毎晩眠ることができず、役所に相談しても解決しない。
一番必要だったのは、「病気の知識と家族への支援」だったと振り返りました。

(横浜放送局 記者 尾原 悠介)

“統合失調症”疑いの男性 自宅で監禁され死亡した事件

私はふだん、神奈川県内の事件や事故を取材しています。
去年川崎市内の住宅で、統合失調症の疑いがある37歳の男性が、手足を縛られた状態で死亡しているのが見つかり、両親や妹が監禁の疑いで逮捕されました。

(現場となった住宅)

周辺を取材し、病院を受診することも周囲から支援を受けることもなく、孤立していった姿を記事(「自宅で監禁され死亡した男性 “普通の家族”がなぜ…」)で伝えました。
すると、特設の投稿フォームには統合失調症の当事者や、家族の人たちから100件を超える体験談が寄せられました。

統合失調症とは(厚生労働省のホームページなどによる)
脳の働きをまとめることが難しくなり、幻覚や妄想などの症状が出る病気。およそ100人に1人が発症するとされる。原因は正確に分かっていないが、ストレスや人生の転機の緊張が発症のきっかけになると考えられている。薬や治療法の開発が進んでいる。

「自分の家族と同じだと思った。社会に絶望して、助けを求める意欲さえ失ってしまう」

「病気だったきょうだいに、父を傷つけられた」

「自分の体調や気持ちを誰にも相談できなかった。何度も生死の境をさまよった」



切々とつづられた、当事者や家族の思い。中でも多かったのは、医療とつながることの難しさを訴える家族の声でした。

息子が統合失調症だという、70代の母親が寄せてくれたメッセージです。

「今までに一番困った事は 本人に病気だと言う認識がないので暴れたり、大声を出したりしたときに医療に繋げられない事です。我が家の場合は何度も保健所に足を運び相談し、それと並行して精神科に親だけで受診、それでも本人が来ないと診察出来ないと何処でも言われました。本人を連れていけたら問題はないのです。連れていけないから困るのです」

統合失調症は早く治療を始めるほど、回復も早いと言われています。

川崎の事件で逮捕された父親も、警察の調べに対して「連れて行こうとすると暴れて連れて行けなかった」と話していました。

暴力があったとしても、家族でさえも病院に連れて行くことができないのはどうしてなのか。直接お話を伺うことにしました。

"ひとごととは思えなかった"

愛知県内に住む77歳の高木あつ子さん(仮名)です。

夫と、統合失調症の40歳の長男康文さん(仮名)とともに暮らしています。
小柄で柔らかい雰囲気。突然連絡をしてきた私に対し、お土産にと手作りのジャムまで用意してくれていました。

どうしてメッセージを送ってくれたのか。川崎の事件は人ごととは思えなかったと話しました。

あつ子さん

「川崎の事件を聞いて、『亡くなった方も私の息子のように病識がなかったのかな。家族も世間体があって、相談先も分からず、どうしようもなかったのかな』と思いました。自分の息子が衰弱していく様子をみていたのはどれだけつらかったのかと思いました」

康文さんは自分の希望や考えをあまり表に出さない、おとなしい性格だったといいます。
絵を描くのが好きで、中学校の時は校内の大会で入賞したこともあります。
高校の三者面談で初めて「美大に行きたい」と話し、18歳の時に美大を受験しましたが不合格に。
その後東京に出て新聞配達をしながら絵の勉強をしていました。

10年後、康文さんが28歳の時でした。
康文さんのブログに「バタフライが飛んだ」など、脈絡のないことが書かれるようになりました。
そんな中、アルバイト先の隣のビルから突然飛び降りて大けがをしました。そのまま山手線に乗ってずっと回っていた康文さん。痛みに耐えかねて病院を受診し、その後統合失調症と診断されました。

離れて暮らしていたしていたあつ子さんは、異変に気づくのが遅れたと振り返ります。

あつ子さん

「ブログの内容がおかしくなっていると家族と話していた矢先のことで、それまで全く気づきませんでした」

当初は比較的症状が軽かった康文さん。医師から病名を告げられても、自分が統合失調症だということは認めようとはしませんでした。この頃はまだ、処方された薬を飲みながら働くこともできていました。

統合失調症ではないのでは?

「統合失調症」という病名も知らなかったあつ子さんですが、病気の特徴や治療方法について、患者の家族会にも参加して勉強を始めました。

あつ子さんは、学んだことや思ったことを手帳に残しています。夢中で書き取っていたので、書いたときのことはよく覚えていないということですが、薬の名前や治療法などについて、びっしりと書かれたページが並んでいました。治療が難しく、長く続くことについて「お手上げ」という表現もありました。

あつ子さんの手帳

しかし3年がたったころ、あつ子さんは康文さんと「統合失調症でなく、発達障害だけだから、薬は飲まなくていいかもね」と話すようになったといいます。

あつ子さん

「家族会などを通じて出会う周りの患者の人たちが、息子よりかなり重い人ばかりだったので、“統合失調症じゃないかもしれない”と思うようになりました。どこかで“統合失調症じゃないといい”という思いがあったのかもしれません」

もともと病識(病的な状態であることを自分で認識すること)がなかった康文さんは、薬を飲まなくなりました。

しかし、この判断が「最大の失敗だった」とあつ子さんはいいます。

1年ほどたつと康文さんの症状が悪化。暴力を振るうようになりました。
壁に穴をあけたり、パソコンを投げつけたり、家の中はボロボロになっていったといいます。
あつ子さんと夫は毎晩、眠れないようになりました。

康文さんはどうしても病院に行こうとしませんでした。高齢の両親では、嫌がるのを無理に連れて行くことはできませんでした。

あつ子さん

「病院に連れて行こうとしても、『自分は違う』と暴れて連れて行けませんでした。保健所に電話しても、病院を紹介してくれるだけで、連れて行くのを手伝ってくれるわけではありません。
病院に連絡すると『本人を連れてこないと、診察できない』と言われました」

"このままでは殺してしまうかもしれない"

あつ子さんの手帳

どうすることもできないまま、康文さんの症状は悪化し続けました。
「年末年始も大声で叫んでいる」という記述が残っていました。

そのころには、自宅の前を叫びながら往復していて警察に通報されたほか、家を出て行ったかと思ったら夜中に突然「東京にいるんだけどお金がない」と電話をかけてくることもありました。迎えに行ったりすることもあったといいます。

あつ子さんと夫は一睡もできない日々が続き、徐々に追い込まれていきました。

そんなある日、夫の一言を聞くことになります。

「このままでは殺してしまうかもしれん」

「このままではだめだ」

それから毎日、あつ子さんは夫とともに保健所に通いました。

「病院で診察を」

「本人が嫌がっていて、家族だけでは連れて行けない」

なんどもやりとりを繰り返しました。

数週間がたってようやく、保健所は警察に情報を伝えてくれました。
自宅を訪れた警察官と一緒に康文さんを説得し、病院に入院することになったといいます。

康文さんは2年半にわたる入院生活の中で投薬治療などを受け、暴れたりすることはなくなりました。

幻聴や妄想の症状は残っていて、現在は薬を飲みながら定期的に通院しています。

手帳にはあつ子さんの、少しでも康文さんの状況が良くなってほしいという思いが綴(つづ)られています。

通っている病院では、医師やスタッフに仕事をしたいと話すようになり、
オンラインミーティングのための機材も用意しました。
福祉サービスの就労支援は受けず、統合失調症のことを明かさずに就職を探そうとしている康文さん。

あつ子さんは、病気のことを今も受け入れられていないのではないかと、感じています。

あつ子さんは見守りながらも、自分たちがいなくなったあとどうすればいいのか、不安を抱えています。

あつ子さん

「誰だって自分が死んだ後のことを心配します。だけど私たちには息子が自立するためにできることの手立てがありません。お金を残していったとしても自分で適切な使い方ができないと生活していけません。今後、障害者年金や生活保護を受け取ったり、自分で稼ぐ方法を考えたりするためにも、グループホームなど頼れる場所につながって自立した生活をしてほしいんです」

誰もが話せる社会に

あつ子さんは康文さんが発症してからの10年について、病気に対する知識と、周囲の支援が何より必要だったと振り返りました。

あつ子さん

「今の状況だと家族がかなり頑張らないと病院につながれなかったり、福祉サービスにつながれなかったり、負担が大きすぎるという問題があると思います。家族だけで本人を説得するのは難しく治療を受けることもできません。医者など専門的な人が本人に病気について十分説明し、強制ではなく本人が納得して治療を受けられる環境を整えてほしいです」

統合失調症は100人に1人がかかるといわれる身近な病気です。
一方で、偏見などもあり病気への理解が広まっているとはいえません。
あつ子さんも、康文さんが統合失調症になるまで病気の知識が全くなく、偏見もあったそうです。
事件の記事を見て投稿を寄せたのは「医療につながるための支援が充実するために、もっと病気への理解が広がってほしい」と思ったからだといいます。

「誰もが普通に統合失調症のことについて話せる社会になってほしい」あつ子さんは願っています。

この記事のコメント投稿フォームからみなさんの声をお待ちしています。

みんなのコメント(80件)

質問
ちはや
40代 男性
2023年8月15日
この記事に似た悩みがあります。
父が盗癖で近所迷惑が酷く警察、包括に連れられ医療保護入院しましたか、治らないと言われました。こういった父は社会的入院で余生を過ごすしかないのでしょうか?体は丈夫なので普通の方より入院に納得していません。
感想
だんりくす
40代 男性
2023年8月14日
私はかつて統合失調症と診断され、医療保護入院の経験あります
その経験は酷く、むしろ入院がその後の人生、家族関係を壊したと思っています
今、精神医療を取り巻く問題について個人で活動しています
行政や病院への提言、家族会での学習、弁護士会への働きかけ、等
大事なのは、統合失調症はじめとする病気が特別な危険なものと思われている風潮を変える事

本稿体験談でおっしゃっていた、本人を医療に繋げる難しさ
早期で対応できれば本人も家族もリカバリーし易い
だけど病院が全てではなくむしろその前の地域福祉、地域支援の段階こそが重要です
その情報を行政の保健所、保健師等が発信できてない
最悪、自傷他害状況なら警察という流れもありますが無理やりは本人家族に傷残します
地域での早期アウトリーチが鍵です
悩み
taachan
70歳以上 女性
2023年8月12日
40代の娘。高校の時に幻覚症状が出て、統合失調症と言われました。本人は病識があり、投薬治療を続けています。生理周期によって気分障害の波がひどくて傍で見ている方もつらい日々です。穏やかで理性的な性格なので暴力を振るうことはありません。大学を卒業して、読書とゲーム三昧の日々を送っています。社会との接点がなく、母の私が死後一人でどう暮らすのか心配で眠れない。
体験談
甘椙 桃
50代 女性
2023年8月3日
記事を拝見しました。
4人の子どもと、心臓病など多数の持病を持つ車椅子が必要な50歳の母親です。子どもたち4人とも発達障害があり現在は末っ子以外の上の3人(3人とも成人)が統合失調症の治療中です。1人でも大変だったのに、子どもたち3人が次々と統合失調症となりました。2番目と3番目は自殺未遂、自傷行為、幻聴、幻覚、奇声、暴れる、物を壊すなどなどあげるときりがないくらいです。 もちろん家の中は地獄です。幸い、本人たち1人1人と話合い病院に通ってくれるので何とかやってる感じです。しかし、体調が悪い時は病院へ行きたがらないので大変です。記事にあったように病院を拒否されてしまうと本当に大変です。小さい子どもではないから余計によくない。そういう時に使える行政の何か利用できるものがあると本当に助かるので自治体だと場所で変わってしまうので、国が何か動かしてくれたりしたらいいと思います。
体験談
ラッキー
50代 女性
2023年7月28日
不登校引きこもりを抱えているので、共感しました。支援は支援ビジネスでしかない。だから孤立するんですよ。話を聞くだけの支援ビジネスが一番立ち悪い。
提言
おでん
50代 女性
2023年7月9日
統合失調症の家族の問題ですが、社会に理解も必要ですが、病識が無く問題や暴力を起こす本人と家族をどうケアするかを問題にして欲しいと思います。綺麗事ではすみません。14年、友人のお世話をしています。妹も当該患者です。どちらも投薬を拒否して漢方薬しか飲みません。ほぼ無治療で大変です。他の患者さんから脅された事もあります。私自身も患者で、どちらの気持も分かります。
体験談
あっつん
40代 男性
2023年7月9日
妻(ベトナム人、日本在住10年以上)が発症しました。
発症時は神様がどうとか宗教的なことを言っていました。話しかけてもほとんど反応はなく、ベッドでひたすら何かをノートに書いたり何事かをぶつぶつ言っていたり、食事も摂らず途方に暮れました。
病院に連れて行こうにも本人は必要ないと言い、救急車を呼んでも緊急状態ではないし本人の意識がある以上、同意がなければ対応できないと。 タクシーで強引に連れて行こうにも成人女性を拘束して診察を受けさせるのは不可能です。
この病気の問題点は本人の意識があるのに病院に掛かるのが極めて難しいことにあります。心療内科はコロナの影響で非常に混んでいるし、どこも予約が取れるのは1ヶ月先。藁をも掴む気持ちで他にも数か所電話しましたがどうにもなりませんでした。
精神面の病気は誰もが掛かる可能性があります。もっと行政の支援が必要です。
感想
usavi
40代 男性
2023年7月8日
精神科医です。ご家族は大変なご苦労をされており、身に詰まる思いです。拝読する限り、保健所と警察の対応に疑問が残ります。23条の運用について、どういった評価がなされて、これまでの判断に至ったか、当該機関は開示すべきと思います。また、常日頃から警察の対応について懸念があるので、23条含め精神疾患について、どの様な研修がなされているか知りたいです。
体験談
きらにこ
40代 女性
2023年7月8日
私は現在、精神特化型訪問看護にて看護師をしています。
上記ケースでお悩みの方非常に多いと思います。
私達も、精神科医師からの指示がなければ介入することは出来ず、歯がゆいです。
地域包括や、基幹相談支援センターなどへの営業時におうかがいするケースも、病識なく、受診ができないためサービスに繋がらないと。
まずは、顔を覚えてもらうことからと一緒に訪問する際の同行提案しますが、相談機関からも難しいケースなのでと拒否されることもあります。
精神特化型の訪問看護介入することで、本人に直接お会い出来なくても、信頼関係構築できるまでは家族の相談を賜ったり、受診のお手伝いをさせていただくこともあります。
介入すると、穏やかになられる方も多いです。
まだまだ一般的に情報が行き渡らず、御家族が内々で抱え込んでいる方も多いと思います。
家族受診でもOKなどの措置が早くできたいいと思う毎日です。
体験談
地域差もある
2023年7月8日
医療体制ももちろんですが、わたしの生まれた地方では、病気疾患とくにメンタル系になると、噂話や差別などがまだまだ色濃くあり、とてもじゃないですがオープンにできる雰囲気ではありません。この十数年で、うつ病に関する理解はまだ深まった気がしますが、引きこもり・依存・統合失調症などの理解はまだまだ。家族全員で隠しているような状態です。
地域差がないよう、国をあげて理解を深めていく必要があると思います。医療従事者や行政の機関ですら、こういっま疾患に対して偏見があり、サポートするノウハウも意識も低く、地方はほんとうにキツイです
感想
オカズ
40代 男性
2023年7月8日
相談先がわからないや世間体が気になるといった認知については、社会全体で取り組めばどうにか出来そうだと思う。
勇気を出して相談した保健所での対応がもう少し親身であれば安心できるであろうと思った。
こう来たらこう、あの場合はそれ、といったケーススタディーは公的機関は得意そうなのに。
まさか、データベースが無いなんて事は無いですよね…。
体験談
ぽっけ
40代 女性
2023年7月7日
私自身が統合失調症の患者です。
20代の頃、まだハラスメントという言葉が現在のように流布していない時代に職場でハラスメントにあい、元々しっかりもので気の強かった私は必死で抵抗している間に精神のバランスを崩し、統合失調症と診断されました。
医者には「こんなにひどくなる前になぜもっと早く来なかった」と言われました。
自分に合う薬を見つけるのにもとても苦労しました。
私は暴力を振るったり酒に走るタイプでは無かったですが、同じことを何度も繰り返していました。
不眠と強い不安に襲われいつも震えていて家族も苦しかったです。
母も「あの時本当に殺そうかと思った」と話すことがあります。
あれから20年経ち現在は薬を服用して落ち着いています。
別の病気を持っている人とお互いの病歴を開示して結婚もしました。
就職氷河期世代で将来が不安ですが、少しでも不安を減らせるよう日々取り組んでいます。
体験談
ゆっこりぶ
50代 女性
2023年7月7日
私の娘も統合失調症を発症しました。私たちの言葉を信用せず、自分の考えだけに固執するなと思っていたら、次は幻覚や幻想に振り回され始めました。最初は病気と思わなかったのでずいぶん言い聞かせたり、激しく怒ってしまったりしました。だんだん姿格好もかまわなくなり、音にも敏感になってきたりし始めたので心療内科に通わせましたが、治療を勝手にやめてしまいました。その後、飛び出して行ってしまったり、夜中に遠くのコンビニ駐車場で座り込んでるのを警察から迎えにくるよう連絡がきたり、徐々に厳しい状況になっていきました。自分では病気ではないと思っているので、病院に行くのはかなり拒否されました。それでも、暴れるのを受け止めながら説得にあたりました。女の子で食事もほとんどとらないのでガリガリに痩せていたのが幸いし、私の力でも抑えることができました。怒る私と折り合いが悪かったので、父親と弟と一緒に病院に行くよう言いました。
体験談
ポンポロ
50代 女性
2023年7月7日
娘29歳も、仕事のストレスから統合失調症になりました。急性期は、家族も振り回されて警察沙汰になり、悩みました。しかし、今は、良き伴侶に出会えて、幸せに暮らしてます。周りが支援しながら、普通に暮らしてます。統合失調症でも、きちんと治療をすれば、良くなることを知ってもらいたいと投稿しました。
感想
苦戦者
40代 男性
2023年6月26日
妻(40代)は30代で統合失調症となりました。幻聴はありませんが服薬治療を約10年続けています。私はずっと、子ども(小学生)の育児と、妻の対応(暴言、わがまま対応)で苦労しています。妻は、1週間以上も冷蔵庫に入れていた食事を子どもに食べさせようとします。阻止させるのに一苦労です。妻は自分勝手。注意をするとキレる、遠回しに言えば通じない。本人は「自分は間違っていない」と認識しているので困っています。子どもがいるので、妻を好き勝手にさせることも放任せることもできません。今まで、保健所、行政、医師、家族会、カウンセラー、DV相談、児童相談所、弁護士などの相談しましたが解決に到りません。助けを求めても誰も助けてくれません。家族は医療者ではないので当事者対応を家族にさせないでほしいと国に言いたいです。
体験談
にー
50代 男性
2023年6月25日
27歳の息子が、三年ほど前に発症し、仕事も続かず一人暮らしもやめ、今は同居しています。少しづつ症状が悪化していて、今までは一人家で物をガンガン叩いたり、一人で怒声を上げたりしていましたが、最近はご近所の家の前に行って、自分の悪口を言うなみたいな事を外から怒鳴り散らすようになってきました。エカレートして事件を起こしそうで、とても不安です。発症当時、病院に親子で行き、薬を一週間ほど飲んだっきり、受診拒否しています。正直、いつか私はこの息子に殺されるんじゃないか、と思うことも、逆に死んでほしいと思うこともあります。穏やかにしているときはいいのですが、いきなり物をたたいたり怒声を上げるので、神経がすり減ってしまいます。
感想
しましゅまろ
50代
2023年6月14日
子供が数年前に鬱と言われ改善せず、事件を起こして半年前に統合失調症と診断されました。
医師・病院といった医療現場、地域福祉など役所の手続きはみんなバラバラです。入院していても病院から次のステップや生活について紹介や提言されることもなく、役所も行かなければ何一つ援助も受けられず手続きしてもうまくいっても数か月の時間がかかります。
入院するまでも大変なご苦労があるとコメントで拝見しましたが、入院したとしても、薬が効きました、退院してください、薬を飲んでいる間は大丈夫でしょう、あとは本人の希望で決めてください・・・!?。
本人は、情報収集ももちろん決断することが難しい病気なのに、家族が全部やるしかないじゃあないのかと思って駆けずり回っています。なんでこんなに大変なんだろうか。頼りにする人がいない場合もどうにもならないのでは。
症状は人それぞれ違いがあるけれどある程度のマニュアルが必要と思います。
悩み
五月雨
40代
2023年6月12日
私の妹(30代)も統合失調症です。
引きこもりで病気に関して自覚が少なく奇声・暴力・暴言・徘徊・薬と通院の拒否・警察沙汰・措置入院...書ききれない程あります。
私の子供に悪影響を及ぼしていたので、6年前に実家から出ました。
『このままでは、妹を殺してしまいそう』という程 私は思いつめられていました。
父が他界したので母を残して出て行くのは気が引けましたが、出る事によって子供達のストレスはなくなりました。
しかし私が出て行ってから、母は心労で2ヶ月で20kgも痩せてしまいました。
病院にも行かない・薬も飲まないので症状も悪化するばかりです。
引きこもりで巨漢(身長152cm120kg)の妹の力は凄まじく、このままでは母が殺されそうです。
暴れている時に警察へ連絡しても到着した頃に大人しくなっていたら、いくらこちらが『病院へ連れて行って欲しい』とお願いしても無駄です。
体験談
ひろこ
20代 女性
2023年5月26日
統合失調症の母が自殺して1ヶ月が経ちました。
私が生まれる前から母は病気を患っていたので、定期的にうつ状態になることも多くそれが日常でした。
通院もきちんとしていたので少し経つと元気になることが多かったので、自殺してしまうなんて思いもしませんでした。
統合失調症の家族はおそらく親しい人には病気の家族のことを話せない人がほとんどなのではないかと思います。
病気だから仕方ないとわかっていても、恥ずかしさや後ろめたさがありました。
家族の方の接し方などの方法をよく目にしますが、そんなものは所詮綺麗事で実際問題毎日優しく寄り添ってサポートするの不可能だと私は思います。
実際に私も軽くあしらったり、時には感情的に言い返してしまったりしました。
大人になるにつれて余裕がある時は優しく寄り添うこともできましたが、学生の頃はほとんどできなかったです。もっと周りにサポートを求められたらよかった
体験談
えむ
20代 男性
2023年5月23日
我が家も今現在同じ状況です。
怒声、大声、近所迷惑、破壊、警察が来てその時は、通院入院を約束するのですが病気のせいで数日でその約束を忘れてしまい受診の当日はあれこれ理由をつけ受診拒否、医療にたどりつけません。
体験談
40代 女性
2023年5月14日
私の母も統合失調症です。母が34歳で発症(当時私は10歳)
父はレビー小体型認知症
母が警察沙汰の事件を起こし措置入院。
入院が退屈なためか医師や看護師のいう事はちゃんと聞くというよりか
面倒なことが苦手なのでハイと良い人間を表現したため軽快で出されてしまった。(3カ退院)
その後自宅で引取りとなる。
訳の分からない行動、自分が警察沙汰になったことの反省もしてなく、笑って他人ごとのようにしています。
薬も寝る時間も自分勝手手で注意するとキレる。(夜中の徘徊)
家族にはおぞましい態度。
本当にこのままでは私が倒れてしまうと感じてる。
頼れる人も兄弟もいない。父は認知症で家で私が介護している。
両親共に年金がなく私が働くしかない。働きながら、統合と認知症を家で見るのはキツイ。
悪い言葉だが、これ以上、母が人に迷惑をかけるなら死んでほしいと願う。
周りの助けをと言うが、行政病院役所は他人事。
体験談
サダ子
60代 女性
2023年5月3日
殺してしまうかもしれない!!
衝撃的な言葉ですが、良く分かります
私の場合は、殺されるかも知れない!!でした。弟が、統合失調症と診断されて
四十年以上で、今現在も薬と注射で通院しています。入院も数え切れない位しています、昨年も4ヶ月入院していました。
自分の病気を受入れられないので、勝手に薬を止めてしまいます。それでも、何とか結婚し子供にも恵まれましたが、退職金が、支給された後、離婚されました。
病気を発症した状態に、恐怖を感じ
娘たちは、居所さえ伝えず出て行きました。弟の身内は、姉で有る私1人です。
入院は、警察沙汰に為らないと、中々
本人に病識が、無いので難しいですが、
身内を脅して、お金を巻き上げて大金を使うのと、周りとトラブルになり、警察に通報され入院になりました。入院中が、1番安心します、貯金も家も倒産しましたので、有りません。辛い時は、死んでくれたらと
でも、直ぐ後悔します。
体験談
母親やめたくなる
40代 女性
2023年4月24日
我が家にも現在20歳の統合失調症の娘がいてます。13歳の時に思春期鬱と初めは診断されましたが後に幻聴や幻覚などの症状がでて統合失調症と診断されました。私自身も未だに「この子を殺して自分も死にたい」とよく思います。行政も福祉も結局は知的障害や肢体不自由の方には優しく精神障害者には冷たい。支援も精神障害者にはあまりない。なんでなんでしょうか?本人が1番苦しくて辛い生きづらい毎日を送ってるのに。私達家族も世の中から孤立して理解得られない中で苦しみながら生きてます。この事件は他人事ではない。明日の私やと思う。誰が助けて欲しい。
体験談
まゆまゆ
50代 女性
2023年4月23日
息子が高卒で就職し2ヶ月入院し退院。適応障害、統合失調症になりかけ。二年ばかり通院服薬。リハビリと言われ、取り組むものの、何をどう頑張ればいいか分からなくなり、発達障害に近いと言われるようになり、病院の相談員、保健センター、市役所、、繋がることはできず、。活動支援センターに精神疾患情報があるらしいと知り、家族だけの相談も可能と分かり、一気に前進しました。相談員さんが、良かったのか、本人も話せるようになり活動支援センターワークショップ。調子アップダウンしながら、見学から約一年かけて、B型作業所に繋がりました。経験も少なく、作業内容は未経験ですが、精神疾患に特化した作業所。調子アップダウンも配慮してもらい、家以外に外出できる場所ができました。相談員と繋がって、やっと自立支援。手帳取得、親の会…と一気に前進しました。福祉サービスは難しいし、作業所探しも家族だけで抱えると大変だと思いました。
体験談
ゆう
60代 女性
2023年4月2日
39歳の息子が投合失調症です。
今まで、それは辛いことばかりの連続でした。本人が一番苦しく大変なのですが、家族は疲弊しきって、これから先の生活はこの子を抱えて、途方にくれながら生きていくだけ‥。
20年近く、すこしでも状態がよくなりますように、一歩でもいいので前に進めますようにと祈ってきましたが、全然回復しません。
幸せに暮らしている人たちが羨ましいです。
体験談
匿名希望
50代 女性
2023年3月25日
母と弟が統合失調症です。一昨年弟が幻聴から部屋に火をつけ、母を切付け自分の腹を切る事件を起こしました。
母も弟も発症して約30年、特に弟の病態が酷い時はいつこの様な事が起きるかと思っていましたが、遂に起きてしまいました。
私は周りに病気のことを話してますが、世の中の認識はまだまだです。
認知症や発達障害、うつ、LGBTQが世に知れて人々がオープンに話せたり、自分の事として考えられたり、当人への対応の認識が話題に取り上げられるのが珍しくなくなっているのに対し、統合失調症は忌み嫌われているのか相変わらず表に出てくることがありません。本人が病識持てないこともありますが、医療行政関係者も「ひっそり隠しておきたいのか?」と疑ってしまいます。
滝山病院の番組観ました。どんな角度からでも病気に関わることを取り上げて報道してくれるのはありがたいです。NHKならではです。
提言
こーちゃん
60代 男性
2023年3月18日
今回の記事、全く同感しました。法律を変えてでも社会が精神障害者やその家族を救えるようにしてほしいです。議員の方中々票に繋がらないことはしませんが、こういったことに努力する人に投票する雰囲気を作る必要があります。敷いては今家族の事件が多いことに歯止めをかける希望にも繋がると思います。
感想
MK
20代 男性
2023年3月15日
統合失調症になって早8年になる20代男性です
私自身この病気になって何度も苦しい思いをしました
家族にも負担になるし、親の老後、兄妹が自立した後はどうするか悩んでいます
100人に1人がなる病気だと言われているので、国はもっと統合失調症に関して色々な政策を打ち出すべきだと思います。
私自身も自立出来るよう頑張っている所です
親御さんのつらい気持ちを見ていてとても他人事だとは思えません。
体験談
なつ
70歳以上 女性
2023年2月27日
うちと同じです。保健所、病院、警察、散々相談しましたが、どうにもできず。「事件を起こして逮捕されて精神鑑定を受けるしかない」と言われる始末。そんな、悲惨な事件を起こして犠牲者が出てからじゃ遅い。本人には恨まれ、退院後、刺されるかもしれませんが、救急搬送サービスで搬送する覚悟で手配中です。
感想
とも
20代 女性
2023年2月23日
コメントや記事を読ませていただきました。
統合失調症の兄をもつ妹です。
暴力行為で警察を呼んでも措置入院にならなかったり、これから両親が亡くなったら誰が面倒を見るのか、私自身がなる可能性など、悩みはたくさんあります。
兄は病識がなく、病気により気性が荒くなる為、家族だけでは厳しいです。もっと理解してもらえる社会になってほしいです。
高齢者介護の福祉と同じくらいに、周囲の手助けがある環境になってほしいと本当に願っています。
悩み
かっこちゃん
60代 女性
2023年1月14日
読み終えて私の息子を思いました。息子は今は41歳自宅で落ち着いて生活しておりますが統合失調症を発病したのは20歳半ば、主人、長男に家を追い出されて全国を10年放浪しました。障害年金と生活保護で何とか生活しておりましたが病気の治療が出ない状態で10年間に10回ほど引っ越しを繰り返しました。最後の秋田県で警察署の電話を壊しまして病院に強制入院となり、その病院の先生が1月に1回する注射をしてくれ、それで落ち着きました。他の家族は反対しましたが私の一存で自宅に引き取りました。何とか落ち着いておりますが心配は私に何かあったとき息子はどうなるのか?この事につきます。他の家族は息子に非情です。市役所の障害福祉課、保健所もうわべだけです。グループホームも息子の病状だと入所は難しいです。100人に1人が罹患する病気とのこと。国も特化した相談機関を作って欲しい。
体験談
女性
2023年1月10日
精神科の看護師をしていて同僚との人間関係に悩み私自身が適応障害と統合失調症と診断されて退職して実家近くの精神科特化型大病院の閉鎖病棟へ2ヶ月入院。入院時入り口から不安で上の空。私が働いていたのは閉鎖病棟。患者様は不安で怖くて押し潰されそうで家族との面会も15分から練習。看護師として本当に患者様に満足してもらえたか反省。その後通院13年最初の主治医と相性合わず9年消化不良。ずっと病棟薬剤師に支えられ主治医が代わり相性合い3年ようやく1人暮らし社会復帰の準備ができた。本人も家族も主治医と治療計画しないと社会復帰は闇の中行政病院社会全体で理解支えられ共同しないと治癒寛解難しい。法律から変えないと治癒は不可能と両方体験して不安は一生ついて人生病気と戦いながら本人が一番社会復帰を望みながら挫折しながら通院している患者様の苦しみを学んだ。家族の理解支えがあってこその受容と治癒寛解に繋がるのではと学んだ
悩み
まこ、ミケ
70歳以上 女性
2023年1月7日
発達障害支援法は、早くに、施行され、うらやましい。精神障害支援法は、できない。のではなく、国がしない。統合失調症になったら、本人も、両親も、地獄です。息子は、死んだほうが、幸せかもとも、何度も、思った。ただ薬だけ、飲み、身体は、副作用で、ボロボロ。グループホームも、精神障害者が、入居するには、数が、足りない。地域差別は、なくならない。辛い毎日を過ごしてます。
提言
青馬
70歳以上 男性
2022年12月5日
息子が統合失調症です
親が抱える苦難は投稿されてる
皆様と全く同じです
 100人に1人がかかると言う
この精神的な病はコントロールの難しさから又療養の期間の長さから言って家庭で担えるものではありません
 政府が中心になって撲滅のためのプロジェクトを立ち上げるべきだと思います
 
体験談
ひみ
30代 女性
2022年11月7日
統合失調症は知らない人がほとんどです。
うちの母は私が物心つく前から症状があったようです。
私は感情が激しくよく泣く人と認識していましたが、旅行に行ったり楽しい時に急にカメラが仕掛けられてるとか言い出し楽しい時間はめちゃくちゃでした。
尾行されてると言うので、小学生でしたが後ろの車をカメラで撮影しましたが母が言う人もいなくて理解できませんでした。
大人になって母の病気が統合失調症だと知り、母が自己暗示をかけて歩けなくなり病院へ連れて行こうとしても、父と二人がかりでも自身に危険が迫ってる人間の馬鹿力には勝てません。病院へ連れてこないと駄目だと言われ、昔テレビで見た業者に依頼し数十万円かけて病院へ連れて行ってもらい、あっさり病院へ行きました。
その後母の病気が悪化するのと並行して長年のストレスがたたり父が癌で亡くなりました。一体いつまで母のことで悩み続けなきゃいけないのでしょうか。
悩み
泣く女
50代 女性
2022年10月25日
50歳代の妹が患者です。30代に発症し家族で面倒を見てきましたが数年前父が亡くなり母に死ね、と毎日言うようになり市の福祉課や保健所に相談しましたが、本人が了承しなければ入院できず危険なので老いた母は私が引き取り妹は一人暮らしとなりました。近所に迷惑をかけ警察沙汰になり、水道を止められたり、薬も拒否して大変な状態になっていますが打つ手がありません。私もストレスからか癌のステージ4になり闘病中のため妹に関われない状態です。判断力のない患者の了承がないと入院できず、患者が人間らしい生活ができない状態になっていることが疑問です。また家族の人権はどうでもよいのでしょうか。
悩み
つくし
70歳以上 女性
2022年10月22日
私の一人息子も、統合失調症です。大学卒業後就職して、二ヶ月で発症しました、その後障がい者枠で仕事してたが、現金38歳で再発をし、入院してます。夫亡き後 私一人で私自身も、鬱状態で、毎日引きこもり状態です、世間の偏見もあり、辛くてたまりません。
悩み
つくし
70歳以上 女性
2022年8月30日
私の息子も、統合失調症です。もう発病から、16年が経ちます、通院だけで、2年前まで、仕事も出来ていました。が、2年前から、病状が悪化し、現在は入院しております。夫は 昨年亡くなりました。私一人で抱え込んでおり、精神的に落ち込んでおります。
体験談
kazukazu721
50代 男性
2022年8月29日
私の親戚も全く同じ状況でした。警察に相談しても区役所に相談しても、医療につなげられない。結局、人を殺して自分も死ぬと暴れ出し、警察に通報して措置入院になりました。今の統合失調症の患者と医療をつなぐにはあまりにもハードルが高い。もう少し手立てがあるべきだと思います。
感想
中ちゃん
60代 男性
2022年8月9日
私のところは、現在42歳の長男が統合失調症で、このご家族と同様の苦労を今もしています。
2
0歳で発症してから、4度の入退院を繰り返しました。
入院は、家で暴れて、警察官に付き添っていただきしたものがほとんどです。
退院してもしばらくすると、病識が無くなり服薬どころか通院もしなくなり、再発して警察官のお世話になっての繰り返しです。

さすがに自宅で妻と私と息子の同居は、私たち夫婦も70歳近くなり、家で暴れられるとこちらの精神が持ちません。
2年前から近くのアパートで一人暮らしをさせていますが、毎日のように金の無心をしてきます。

この病気は自分の不遇は全て誰かの責任にしてしまうことで自分を正当化します。
ホントに家族を苦しめ追い込む病気です。
憎むのは病であって、病の当事者ではないと頭で理解しても、こちらも感情があり、君子になれず悩む。
体験談
an
40代
2022年7月24日
私の3つ年上の兄は10代のころ頻繁に殴る蹴るを私にしていました。兄弟ゲンカとは思えないくらいに暴れ、タンスを揺すって倒したり、『お前なんかバカだから中学にさえ入学出来ない。橋の下から拾われて親が違うからこの家にいられないやつだ』と。

小学生だった私は悩み、生きているのも辛くどうやったら死ねるのだろう。と考える日々でした。当時、父も母も共働きで父方の祖母にたくさんお世話になっていました。私と兄のケンカは祖母が必死に止めていましたが、力があるので全く止めることは出来ずにただ『やめなよ!やめなよ!』と繰り返すばかりでした。

ほとんど仕事で不在だった父親か母親が在宅の時は 兄も暴れることはありませんでした。両親のいずれかがいないときは兄を怒らせないように皆が気を使う。

そんな生活が続きましたが、いつからか兄一人の部屋から声が聞こえるようになりました。『おまえだよ。おまえだよ』と。33年前発症し、現在は行方不明です。
体験談
ひろ子
50代 女性
2022年7月5日
尾原様、この記事を投稿して頂きありがとうございます。2年前息子が発症時病院に連れて行く車の中で、突然飛び降りようとして大変だった事を思い出しました。なかなか相談する方も無く途方に暮れた時もあります。是非世の中に統合失調症の事を正しく知っていただけたらと願っています。
体験談
みい☆
50代 女性
2022年7月3日
統合失調症は100人に1人って!多い!とても身近。それだけ多く苦しんでることをどれくらいの人たちに伝わっているのだろう。

私には知的障がいの息子(成人)がいる。先が見えない、私達だけの力ではどうにもならない。辛くて辛くて…助けがほしくて手をのばしてもつかまるところが見当たらない。それどころか世間は冷たくて恐ろしくて…ひきこもるしかなくなる。

親が動けなくなってしまったらどうなるのか。とにかく親が学び続けていくしかないと。自己満足かもしれないが、社会に訴えるにも知識がなければ負けてしまう。どうか皆さんの苦しみは1人だけと思わずに!共に生きているから。
悩み
カブ
50代 女性
2022年7月3日
統合失調症12年目の子供がいる母親です。幸い子供はある程度病識があり、通院と服薬ができているので、援助ありの自立した生活を送っています。それでも、ストレスや睡眠不足から不調におちいると薬も通院もやめたいといい出します。親以外の支援者を嫌がるので繋がれません。最初から治療と支援がセットになっていたらいいのにと思います。
感想
すず
60代 女性
2022年7月2日
尾原記者さま、患者家族の声に耳を傾けていただいて、こころづよく思いました。
私にも病を得て10年になる息子がいます。

再発も数回あり、その度に病院へ行ってもらうのに苦労があります。あれ?少し様子がいつもと違う?と感じた段階くらいで専門家の方々に訪問していただき、医療につなげてもらえるシステムがあれば、と願わずにはいられません。
感想
なみだがでる
50代 女性
2022年7月2日
息子が統合失調症です。
「殺してしまう」まで行かずとも「一緒に死んだ方がいい」と思ったことは何度もあります。
今もなかなか快方に向かわず、本人、家族ともに苦しんでいますが、今回この記事を読んで、発症当時のこと(混乱、困惑、追い詰められ感)を思い出しました。
本当に無我夢中でした。 

毎日、息をひそめて暮らしています。
世間の理解が進むことを切に願います。
感想
キミコ
60代 女性
2022年7月2日
受診させたくても本人が拒否が強くて困り果てて相談しているのに…
相談窓口がもう少し寄り添って頂けると事件は起こらなかったでしょう。
病気についての回りの理解もあれば家族も本人ももう少し生活しやすいのに…
私も同じ立場だったらひょっとしたら同じことしてたかもしれません。
提言
もりぞう
60代 男性
2022年7月2日
身体の病気や怪我なら、本人が病院に行けなくても、往診があるし、日本ではありがたいことに誰でも救急車を頼んですぐに病院に運んでもらえる。意識がなくて本人の了解がなくても(意識がないならなおさら急いで)病院に搬送して医療を受けられる。

精神の病気だからと言って本人の了解がなければ医療に繋げないのはなぜだ。人権を問題にするのはなぜだ。それは、過去あるいは現在でも人権を守れない精神医療が行われてきたからではなかろうか。精神医療がきちんと人権を守れれば(そして現在そういう医療が多いはず)本人が判断できなくても適切な医療の手が伸びるべきと思います。
体験談
でこ
50代 女性
2022年7月2日
やっと薬が飲めたら、数日で2年のひきこもり状態から簡単に脱することができ、はやく医療に繋げることの重要性を感じ、それができなかったことで、何年も何年も苦しみました。あまりに、自分の気持ちが苦しいので、医療につながってからしばらくして、医師に息子がそのように言ったわけ、病院側が家に来て、薬を置いて行ってくれるといいこと伝えました。

すると、「人権団体がねえ~」と言われました。なので、保護者が了解していればいいではないですか、と伝えました。そんな、組織、体制作りをしてほしいです。
連投してしまいました。失礼しました。
体験談
でこ
50代 女性
2022年7月2日
本当に同感です。
親の無知からくる偏見もありましたが、本人の状態が、本当に医療に繋げたい段階になった時、対人恐怖、視線恐怖などで、行けず。本人は、今の日本の医療は間違っている、行けないのだから、医療側が家にくるべきだ、といっていました。親だけの受診で、そのことを医師に伝えたら、それは、息子が言っていることがおかしい、と言われました。その頃は、この病気に対する知識もあまりなく、おかしなことを言っているのかなあ、くらいにしかおもいませんでしたが、今では、本当に真実だと思います。
体験談
H.K
50代 女性
2022年7月2日
うちの息子も統合失調症と診断されています。それまで普通に学校に行き部活、勉強に取り組んでいた息子がなんだかやる気がなく元気がない。というのが始まりです。その後病院には繋がるのですが、明らかな陽性症状が出るまで統合失調症とは診断されません。その間も、親、子、共に苦しんでいます。医者には困り感伝わらなかったです。明らかな陽性症状が出て入院に繋がるのですが、保護入院です。

親も、子供もすごく心の傷が残りました。今の日本の制度だと医療に繋がり保護入院出来、薬物治療に繋がればいいのかもしれないですが、この病気はそこで寛解するわけでもなく、長い支援が必要です。そして、病状が悪くなると、内服拒否や通院拒否になるように感じます。今後そのような事態になるかもしれません。誰がいつ精神疾患になるかもしれないという世の中の概念と、偏見のない世の中になってほしい。チームで訪問体制での支援が必要だと感じます
感想
にゃん
50代
2022年7月2日
私の弟52才も総合失調症で1年間精神科医に入院してました。大人なので言うことも聞かず病院もいかず、わめいたり怒鳴ったり、大変な日々を何十年と体験し、相談出来る場所もなく大変です。

入院できたのは暴れて家を崩壊し行方不明になって警察に連絡し強制で入院が決まりました。今は退院し薬をのみながら仕事復帰してますが治るものではないと医師からいわれてます。きちんと薬を飲むか薬の注射をうつ事で普通に戻ります。必ず何とか病院に連れていき薬を処方してもらう事をオススメします。
提言
kei
40代 女性
2022年7月2日
統合失調症と診断された息子21才がおります。症状は幻聴が発症した2年前からずっと続いており、服用をしております。相談窓口や病気についての情報がまちまちで、発症された人の症状のレベルも軽症から重症の方もおり、誰にどこに相談していいのか?と四苦八苦。穏やかに彼が過ごせていけるようにサポートできる体制や福祉があると、精神的にも大変助かります。

センシティブな内容ではありますが、もっともっと情報を展開してほしいこと。家族のサポートのあり方などビギナーな私にもわかるような情報があると今後の暮らしへの安心感はあります。ぜひぜひお願いしたいです。
体験談
めい
50代 女性
2022年7月2日
娘二人が統合失調症と診断されています。
上は子連れで家を飛び出し、捜索願いを出し、警察に保護され、精神科クリニックに相談。
親だけでもすぐに来るように言われ受診。
娘と話し一緒に病院に行き、医師から前向きな話をされ、大きな病院に紹介状を書いてもらい入院しました。
入院中は閉鎖病棟でしたが、手紙をくれたり、本やパズルの差仕入れをしたり。
退院後は比較的穏やかに過ごしていましたが、仕事を再開してからは幻聴がひどいときもあるようで疲れています。幻聴に罵倒され続けながらと化粧して身支度するそうです。
頭の中はいつもパンパンで休まらない、それが当たり前だと生きてきて、初めて、みんながそうじゃなない、と気づく。本人の生きづらかった状況を、親である私自身も初めて知りました。
本人が一番辛くて苦しんでいます。
感想
AK
40代 女性
2022年7月1日
胸が苦しくなる想いで読みました。
同じ思いをしている人の本当に多い事!
我が家も医療に繋がるまで時間がかかりました。
どうして、改善されないのでしょう?

医療に繋げることのハードルの高さ、周りの無理解、何重にも壁が立ちはだかってしまう現実。
その理由の一つとして、疾患に関する知識が広まっていない、現状が伝わっていない事実があるように思います。公的支援も圧倒的に足りない。

NHKさんには、もっともっと深く現状を伝えて欲しい。今回も記事にして下さってありがとうございます。
提言
くりり中越
50代 女性
2022年7月1日
LINE家族会PureLightのメンバーです。
この記事を読んで日本の精神科医療の暗闇がクローズアップされていると感じています。

日本精神科病院理事長の発言からも治療ではなく隔離が強く感じられます。
本来、入院治療は患者を治療するのが目的ですが現実はかけ離れています。
このような考えの元で適切な治療がなされる筈も無く、患者は不利益ばかりでなく生涯を無駄にしてしまいます。
日本の精神科医療の変革が必要ですが、医師や医療者、福祉支援者と実際の現実に差が大きいのが現実です。
コロナ禍でのNHKで取り上げた精神科医療の問題点を更に推し進めて取り上げて欲しいと思います。
誰しも病気なりたくてなったわけではありません。それなのに適切な治療が受けられないのは、家族だけでなく当事者(患者)本人の人生を狂わせてしまいます。
本人の為にも未治療の方の医療への道筋を立てる術が必要だと思います
提言
KS
50代
2022年6月30日
我が家も統合失調症の子どもがいます。医療につながるまでの苦労は言葉では言い表せないほどでした。なので、この方のつらさを我がごとのように感じています。

ですが「殺してしまうかもしれない」という表現を記事名にするのは賛成できません。「こんなに怖い病気なんだ」という感想を呼び、恐怖と不安を煽り、偏見を助長するおそれがあります。そして「自分には関係ないから大丈夫」と当事者とその家族を排除する動きになります。100人に一人ですという表記があっても、「殺してしまうかも…」のインパクトの前には霞んでしまうことでしょう。

我が子は医療につながり、症状が落ち着いて家庭に笑顔が戻りました。「治療すれば、本人も家族も幸せになれる」という事実についてもぜひ取材してほしいです。そのうえで今回の例にような 医療につながれない苦しみを取り上げてください。病気について、本人と家族の苦労について理解が深まる記事を期待します。
感想
HM
50代 女性
2022年6月30日
統合失調症、精神疾患について取り上げてくださりありがとうございました。

この病気の正しい理解が地域、家庭、学校で、すべての年齢層に広まることを願っています。
偏見のない病気の理解が家族、苦しんでいる当事者にとってれほど支えに、精神的に救われるか。

身近な人が発症しても理解と知識があれば早期発見と医療へ結び付きます。適切な投薬とコミュニティーの理解で治療可能な病気です。

私もいまだにこの病気について学んでいます。

どうかまた 正しい理解のために記事を書いてください。

統合失調症の息子を持つ母より
悩み
ぽん
2022年6月30日
子どもが当事者です。統合失調症は医療につながった後も長い闘病生活が続きます。うまく薬があって症状が緩和される方もいらっしゃいますが、子供は通院も服薬もしていますが、症状が残存し苦しい日々を送っています。

症状に苦しむ様子を見るのは親もつらいです。また気持ちの休まる時がありません。
グループホームや日中一時支援などのサービスもありますが、症状が落ち着いているときでないと受け入れてもらえません。
入院するほどの状態でなくても症状に苦しんでいるときに、当事者を1日でも見てもらえる公的な施設があると少し息抜きができて、また頑張る気力もわいてくると思うんですが、そういう施設が周りにはありません。

親なき後も心配です。
感想
ひーこ
50代 女性
2022年6月30日
息子が統合失調症と診断されている家族です。

今回事件に関心を持ち取材を進めて下さってありがとうごさいます。統合失調症は100人に一人の割合の罹患率といわれています。精神疾患は日本の5大疾患にも加えられ身近なものと認識されてきています。でも統合失調症はこの事件のような監禁、精神科病院内での暴力などの報道により恐ろしい疾患と誤解され偏見 差別が深まるばかりです。本人や家族の問題から生じる疾患ではないとの知識や理解が必要です。いかに医療につなげることが難しいか再発しやすいか家族にとって苦悩であり本人もステグマとの戦いです。

精神科医療の抱える課題の解決を図ることなく患者や家族に本来は不必要な苦痛が背負わされています。支援体制も不十分で家族の自己責任のごとく扱われます。これを最大の機会としてメディアで取り上げ続けて欲しいです。よろしくお願いいたします。私は現在精神保険福祉士の資格取得を目指しています。
感想
T-mama
60代 女性
2022年6月30日
まず振り返るのが辛いであろう過去を語ってくれたことに感謝します。37歳息子も統合失調症です。
現在は服薬をし、デイケアに通えています。発症時よりも医療を拒否して再発したときが家族にとって一番困難な日々でした。病識のない大人をどうやって病院に連れていけるでしょうか。支援者がチームになって訪問してくれるアウトリーチを望みます。
体験談
ひかママ
60代 女性
2022年6月30日
精神科の訪問診療クリニックが、地方でも増えてくれる事を 切に願います。

身体の病気であれば、本人も痛みを自覚できるので 医療につながれます。家族からは、どうみても健常でなくても、むしろ統合失調症とゆう(認知力の下がってしまう)病気だからこそ、本人は受診を拒否するのです。

それなのに、「病院へ来れば診ます」では、悪化するばかり。
長く治療を続けていても、症状から外来に行けなくなることもあります。17才で発症した29才の娘は、昨年「通院できないなら、入院」と主治医に言われました。服薬し、妄想や幻聴はありますが、暴力等はないので、親は納得できませんでした。

解決の糸口は、できて間もない訪問診療もしてくれるクリニックの若い医師でした。
精神科だからこそ、早い段階でこのような医療につながれると、人生の希望を捨てずにすむ患者と家族が増えていくのではないか?と思います。
感想
シー
50代 女性
2022年6月30日
当事者とその家族には社会の理解が何よりも必要です。でもなかなか精神病と言うだけでまだまだ理解してもらえないのが現実です。正しい内容をきちんと伝えてくれる事を何よりも願っています。公的機関は全く対応がまちまちで当てにならないのが殆どで本当に理解して協力してくれる場所が欲しいです。
体験談
くるくるみ
50代 女性
2022年6月30日
うちにも統合失調症の息子がいます。

14歳から投薬治療をしています。21歳の時に当時の医師が薬を中止しました。その薬を止めた半年程の間に症状が悪化し、暴れるようになりました。元々かかっていたクリニックに私が相談して薬を処方してもらいました。クリニックの医師から、一度入院して薬の調整を…と言われましたが、本人は拒否。医師からは暴れた時に警察呼んで連れて行ってもらってと言われ警察を何度か呼びましたが、入院させるには暴れ方が緩いと言われ入院できず。移送制度があると知り役所に相談しましたが、うちの住んでいる自治体ではやっていないと言われました。現在も同じクリニックにかかってはいますが、やはり時々暴れるので困っています。でも誰もこの状況から救ってくれる人はいないんだと絶望的な気持ちによくなります。殺してしまうかもしれない…って他人事ではありません。
体験談
もりぞう
60代 男性
2022年6月30日
川崎の痛ましすぎる事件の話、私もこの記事の方と全く同じ気持ちですね。

ほとんどの人はこの事件について「何で救いの手を求めなかったのか」と言いますが、たいていの場合皆さん救いの手を求めようとしていますが、結局救いの手を得ることが出来ずに家族だけで耐えているのです。保健センターやお役所に相談すれば、医療機関への受診を勧められます。医療機関は「連れてきてください」と言いますが、すんなり病院に行く当事者ばかりではありません。何度も電話して1か月以上先の初診を予約しても、その日時にその気になってくれるとは限りません。私の場合も、保健所で相談は出来ましたが、結局家族がなんとかして病院に連れて行くしか方法はないと言われました。それが可能なら相談しません。結局その後、家の中のものを壊し110番です。警察の方はやたらにたくさんきます(10人位)。警察署に行きますが、自宅の器物損壊位では措置入院にはなりません。
感想
はは
40代 女性
2022年6月30日
尾原悠介記者様。統合失調症に寄り添う記事を載せていただきありがとうございます。

ある日、それまで積み上げてきたものが無くなり
家族も巻き込まれていく現実を私も体験しました。記事を読ませていただき、自分の体験と重なり苦しくなりましてがこれが現実です。
提言
さわこ
60代 女性
2022年6月30日
私の息子も統合失調症です。私に病気の知識がなく病気に気がつかず10年治療が遅れました。現在は自宅で療養中。でも通院は途絶えがち、薬も勝手にやめる、家族だけでは到底対応は無理です。
最近訪問看護(精神疾患に特化した)に来てもらうようになり、家族に話せない悩みを話す相手が出来て少しだけ外のつながりが出来て息子も落ち着いてきました。あつこさんのお話しは人ごとではありません。川崎の事件も人ごとではないと感じていました。病人を病院に連れて行くことがこんなに大変な病気もあるんだと理解してもらいたいです。また訪問医療を精神疾患の初発に対応出来る制度、医療体制をお願いしたいです。
感想
50代 女性
2022年6月30日
私も、子供が統合失調症です。診断されたのは20代後半でしたが、その前8年間ほど、本人も家族も何かおかしいと思いながら苦しんでいました。もし病気の知識があれば、もっと早くに治療に繋がり効果的だったのではないかと思います。

是非とも、100人に1人発症するこの病気のことをもっと広めていただき、偏見なく早期治療開始出来る社会にしていただきたく思います。
どうぞよろしくお願いします。
体験談
森野民子
50代 女性
2022年6月30日
本人はわからないんです。
17歳の、自分より身体も大きく力もある息子を、一体どうやって病院へ連れて行けばいいのか。助けてくれる人はいませんでした。

やっとその気になっても、その日の朝にドタキャン。行く車の中で、「やっぱ行かない!」を何度言われたか!それを、やっとやっとなだめて。運転しながら、突然車のドア開けられたらどうしようかとロックして、赤信号で止まる時もビクビクして。

親も当事者も、何も学んで来なかったから、そして偏見があるから、直ぐに医療につながりません。

精神疾患に対する偏見が無くなって欲しいと、強く強く思います。

これからも、ぜひ、NHKさんで、精神疾患、特に統合失調症について、正しく伝えていただきたいと思います。

よろしくお願い致します。
提言
ポロちゃん
50代 女性
2022年6月30日
統合失調症の娘を持つ母です。
娘は、コロナ禍で、微熱があった為に、入院したくても病院に拒否され、結果、自称行為で警察に保護され入院になりました。その時の私は、娘の命を守ることで必死で、後から心労がたまり、私まで心を病みました。今の支援がない世の中では、家族共倒れです。警察にお世話にならないと、入院に繋がらないのは問題です。地域の相談窓口が老人介護の様にしっかりと出来るのを望みます。
感想
プクとプカ
30代 男性
2022年6月30日
投稿失調症の妻に寄り添って10年以上。
入院した時の大変だった時を思い出しました。

「医療に繋げることが家族の責任」
家族から、職場から、警察の方からもそのように言われました。

どれだけ医療に繋げるために苦労をしたか。
そしてようやく繋いでも目の当たりにする身体拘束や隔離。

この現状を多くの人に知ってほしいです。
体験談
ココア
50代 女性
2022年6月30日
我が家にも同じ疾患の娘がおり、充分すぎるほどわかる心境でした。病識のない当事者を診察に連れていく事がどんなに大変なことか。警察沙汰、誰かに迷惑をかける、ひどい暴力に発展するまで措置入院へ介入してもらえない現状。

初診でも医師による訪問診療や投薬をしてもらえるシステムの構築を是非お願いしたいです。
提言
さすらう独り者
40代 女性
2022年6月30日
最近「ヤングケアラー」がしきりに取り上げられているけど、疾患などを抱える家族のケアの問題は「ヤング」に限りません。
感想
wba
2022年6月29日
ご心労いくばかりか、何より公的支援に繋がって良かったです。精神疾患や公的支援の知識、私も少しでもあって良かったと思います。でも自分の家族がというショック
や回避し難い辛さを乗り越えないと、辿り着けなかったし知識も活かせなかった。家族の知り得ない個人の引金になった心を襲う何かがあってそうなったとは思います。NHK「“子どもの脳を”守れ 脳科学が子育てを変える」の記事を参考に少しでも癒しになる日々をと過ごしています。
感想
あすなろ
40代 女性
2022年6月29日
記事をありがとうございます。当事者家族(親)の立場です。この病気は受診までが相当難しいと思いますので、往診制度を作っていただきたいです。また、当事者は10代なのですが、若い世代の当事者やその家族が集え、学べる場所が各都道府県にあると助かります。この病気を知るまで、精神病者=危険人物 というイメージが自分の中にもありましたので、危険なのではなくて、助けが必要が人達なのだという情報をこれからも発信していただければと思います。
悩み
みゆ
50代 女性
2022年6月29日
息子26歳も10年前より統合失調症です。
介護者は私一人です。5年前までは通院したり家で見れない時は入院する等しています。自宅に息子がいた頃は生きた心地はしませんでした。夜中に何度も起こされたり暴力あったりしたからです。5年前より閉鎖病棟に入院しています。家で息子を見たいけど一人で介護は負担ありすぎるしきっと共倒れの可能性あるからです。例えば介護者が数名いて家の回りを大きな柵で囲ったり勝手にいなくならないよう配慮するなど環境あれば家で見る事も可能ですが現実は違います。しかしこのままずっと病院はかわいそうです。閉鎖病棟は布団だけで何もなく部屋に鍵あるから外にも出れません。このまま息子が病院に入院していれば息子の命の危険や共倒れの危険はないですが、親としての責任が果たせない感じで苦しいです。せめて閉鎖病棟ではなくもう少し開放的な病院も探しましたが、転院を断られました。これからどうして良いかわからない。
提言
なかじ
40代 女性
2022年6月28日
当事者と当事者家族の苦しみ、とても深い深い苦しみを越えてこられたことを感じます。
統合失調症は、記事の冒頭に脳のまとめる機能のバランスが崩れると説明がありますが、その通りで、そのためにまとめることを支援することは、足の不自由な方の車椅子に相当します。でも、足の不自由な方が車椅子を使っていると誰もが足を補っているとわかりますが、統合失調症の方たちがまとめることができにくくなるので、まとめるという支援をするとは、何故か考える人は多くはありません。でも、まとめることを支援すると統合失調症の方たちは、元々の力を発揮し始めることができるようになります。足の不自由な方が車椅子に乗ってどこへでも行くことができるようになるのと同じです。統合失調症はわからない病気ではなく、周囲が支え方を知らないということが大きいと思います。
病気を理解していかないと、ご本人もご家族もただ苦しみ抜くことになってしまいます。
感想
バンバン??
20代 女性
2022年6月28日
妹が昨年、統合失調症と診断されました。長い間、発達障害の私と弟のサポートをしてくれていた我が家には欠かせない頼り甲斐のある妹でした。そんな妹が病気になり、幻聴がひどくてパニック起こしたり泣いたり。昼間、1人になると辛いらしく私の昼休みを待ちLINEの嵐が来ます。私もゆっくり休んだり同僚と話したいのにと思っても怖いから電話してと言われることもあり、正直、今後も妹を支えられるのか不安な日々です。そして、親亡き後の不安も大きく残ります。きょうだいがみな障害者となり、福祉にお世話になり。こうなってみて、難しさを感じています。
感想
sirokumah
50代 男性
2022年6月28日
入院が必要なはずの人がなかなか入院できなくなっているのはどうしてなのか。その経緯を調べていただけるとさらによかったと思います。
提言
ゆうたろう
40代 男性
2022年6月28日
涙ながらに読みました。私自身、統合失調感情障害を抱える42歳独身男性で、3年前、同居する統合失調症の兄が47歳で自死しました。その大きな要因は社会の無知無理解があると感じています。なぜかは長くなるので記載しませんが、今の社会のマイノリティーに対する無知無理解、不寛容を少しでも変えたいと少しずつ活動しています。 

その一つに、精神障害や福祉制度についても義務教育からきちんと取り上げてもらう事で、統合失調症や生活保護への偏見も少しずつ変化して行くのではないかと思うので、そういう働きかけをマスメディアの皆さんにもして頂けるとうれしいです。