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2020年11月19日(木)

新型コロナ“第3波”
最前線からの訴え

新型コロナ“第3波” 最前線からの訴え

“第3波”に直面した日本。危機感が高まる札幌市には、厚生労働省のクラスター対策班が調査に乗り出した。“第3波”の特徴は、クラスターが様々な場所で多発している点だ。家庭、オフィス、飲食店に加え、学生寮、外国人コミュニティーなどでも相次いでいる。一体何が起きていたのか。さらに医療現場にも緊張が走り始めている。“第1波”“第2波”で多くの課題を抱えた病院が、“第3波”も乗り切るためには何が必要か。ワクチンや治療薬の最前線の動きとともに“第3波”に必要な備えを考える。

出演者

  • 忽那賢志さん (国立国際医療研究センター 医師)
  • 武田真一 (キャスター) 、 小山 径 (アナウンサー)

急増する重症患者 ひっ迫するベッド

医療現場には今、“第1波”や“第2波”を超える危機的な状況が迫っています。
2月から重症患者を受け入れてきた、聖マリアンナ医科大学病院です。

聖マリアンナ医科大学病院 救命救急センター長 藤谷茂樹医師
「冬になって救急車が相当増えています。」

重症患者の搬送は先月(10月)は週に2~3人でしたが、この1週間は6人にまで急増しています。しかも、“第2波”と比べて高齢者が増えていると、医師の藤谷さんは言います。

藤谷茂樹医師
「今は70代・80代の方が約3分の2を占めています。重症度が若い人たちに比べて数段高くなってくる。」

藤谷茂樹医師
「ここがコロナ病床で。」

集中治療室は17床。すでに、12床が埋まっています。

さらに、症状が回復した患者の転院が進まない事態まで起きていました。

藤谷茂樹医師
「ベッド自体がカツカツで、そろそろ回せなくなる可能性が出てきて。」

「ほか(の病院)に振るのも…。」

藤谷茂樹医師
「ほかに振るところが、受け入れ先がなかなか見つからない。」

これまで患者を受け入れてきた病院の中で、今は難しいと断る所が増えているというのです。
この病院がある神奈川県には、重症度に応じて患者を振り分ける独自の仕組みがあります。藤谷さんの病院が担うのは、主に重症患者。人工呼吸器などが必要ない中等症にまで回復すると、別の病院に転院してもらうことで重症患者用のベッドを確保してきました。しかし、患者の転院先が減ったことで、重症患者を新たに受け入れられない懸念が高まっているのです。

医療機関の連携で機能してきたこの仕組みがほころび始めているのは、なぜか。新型コロナに対応すると、ほかの病気の患者や外来患者が減るため、今、多くの病院が赤字に陥っています。万が一、院内感染が起きれば閉鎖を余儀なくされ、経営が立ち行かなくなるおそれもあるのです。

藤谷茂樹医師
「経営的に厳しいんです。コロナを診ていると患者さんが減ってしまって、できればコロナはみんな避けたいというのが本音だと思う。」

藤谷さんたちは、急きょ中等症の患者のためのベッドを5床増やしました。

藤谷茂樹医師
「約2週間前に改装しました。」

医療スタッフの負担は増えますが、重症患者用のベッドを空けるためには、やむをえない選択でした。

看護師長
「いつまでこの態勢が続くのかという不安が強くなっている状況。」

看護師
「またあのストレスを抱えないといけないのかなって。」

この日も、感染が疑われる60代の患者が運び込まれてきました。

藤谷茂樹医師
「疑いの可能性が高いな。」

冬が近づくにつれ、発熱など、新型コロナが疑われる症状の患者が増え始めています。

藤谷茂樹医師
「この人もクリア(陰性の確認)されたの?」

「いや、クリアされていないです。」

陰性が確認されないかぎり集中治療室の外へ移すことができずベッドは日に日にひっ迫しています。“第3波”のピークが、いつどれくらいの規模になるのか、全く見通せない中での闘いが続きます。

藤谷茂樹医師
「患者が爆発的に増えるでしょう。一気に何十人増えてきますから。もう医療崩壊につながってくる可能性も出始めてきていると危惧しています。」

連鎖クラスターの脅威 湿度・換気が…

静岡 川勝平太知事
「まさに最大の危機的局面にある。」

横浜市の担当者
「どこに感染者がいてもおかしくない状態。」

この1週間で、過去最多の感染者数を更新したのは、14の都道府県に上っています。

全国の感染状況を分析する国立感染症研究所では、いち早くクラスターが多発している北海道と同様の事態が、全国でも起きるのではないかと危機感を強めています。

「流行の全体像として、病院・施設がどれくらいのウエイトを占めているのか。そういう情報は?」

「(クラスターの)対応をしてるのが病院と高齢者施設が多くて。学校も出てますし、企業も出てるし。」

「他の所は後回しというか、せざるをえない。」

北海道で発生したクラスターは9月に5件、10月に25件。その多くが、青色で示した札幌の繁華街・すすきのでした。11月に入るとわずか2週間で50以上の新たなクラスターが発生。職場や学校、高齢者施設など、クラスターの多様化が一気に進んでいるのです。

国立感染症研究所 山岸拓也医師
「小さい(クラスター)がいっぱい出てきて、モグラたたきみたいに抑え込んでいくんだけれども、今は保健所のほうで追いきれない状況になっていて、多分、連鎖しているんだと思います。しているんだけれども追いきれなくなってきている。」

先月下旬に、客と従業員3人の感染者を出したビルで店を構える、バーの店長です。観光客が戻ってくる中、各店では消毒や換気など対策を徹底していましたが、感染者が出ないか不安を感じていたといいます。

バーの店長 満島てる子さん
「正直、とうとう来たかという感覚はありました。『マスクできるかぎり着けておいてね』というふうに言っても、外してやっぱり大きな声でしゃべってしまうとなったときに、それをこう話の流れの中で突然遮って『マスク着けなさい』というふうに言えるわけでもないし。」

山岸拓也医師
「人が人と出会う質が、より昔に戻ったような。経済が少し回ってきた。あとは予防活動に疲れちゃった、みんながね。そういったことも重なったし。」

さらに、クラスター多発の背景に、寒い冬ならではの対策の難しさがあることも分かってきました。換気が不十分だったことが、クラスターの発生につながったという指摘が上がっていたのです。

換気の重要性は、最新の研究でも指摘されています。ことし(2020年)2月、中国のレストランで起きたクラスターの事例では、当時、ほぼ満席だった店内でエアコンを作動させていましたが、窓は開かず、換気扇も止められていました。感染源とみられる客が、一番奥のテーブルで1時間ほど食事をしたところ、奥のエリアの9人に感染が拡大したのです。

疑われたのが、店内の空気の流れです。この店のエアコンは、空気をそのまま循環させるだけで、換気はほぼされていなかったとみられています。感染者が会話をするたびに、ウイルスを含む小さな飛まつが舞い上がります。それがエアコンの風に乗って奥のエリアに拡散したと考えられるのです。

山岸拓也医師
「暖かくて居心地がいいところにみんながいると、感染してしまう。この冬に換気のできない状況の中で、どういうふうに対策していくかが本当に大きな課題になっていて、なかなか厳しい戦いになっています。」

さらに、冬の乾燥した空気が感染リスクを高める可能性があることも、最新の研究で指摘されています。これは、湿度10%の乾燥した室内で、軽いせきなどで飛び散る飛まつのシミュレーション結果です。比較的粒の大きい赤やオレンジの飛まつは、早く下に落ちます。しかし、青色の小さな飛まつは遠くまで飛び、長く空気中に漂います。

一方、湿度60%に加湿すると、飛まつの水分量が多くなり、重みで落下しやすくなります。

湿度を30%から60%に上げただけで、飛び散る量が半分に減ることが、最新の研究で明らかになっています。

換気と加湿の重要性。しかし、現場からは対策の限界を訴える声も聞かれます。系列店で3人が感染した、すすきののバー。この日、気温6度の中、窓を開けて営業。さらに加湿器も新たに購入しました。しかし、暖房費だけで例年の3倍近くに上り、感染対策と店の経営を両立させることは難しいと感じています。

バーの店長 満島てる子さん
「感染対策をしなきゃいけないっていう、やらなきゃいけないけれども、やるにあたってコストは大きいし、これからもきっと、ずっとそのジレンマと戦い続けていくんだろうなと。」

感染拡大をどう防ぐのか、考えます。

感染者急増 医療現場は

武田:ゲストは、国立国際医療研究センターの医師、忽那さんです。きょうも全国でこれまでで最も多い2,377人の感染が確認されました。今のまさに実感なんですが、忽那さんの病院では40床のコロナ対応病床があるということですけれども、どのくらい切迫しているのか。雰囲気や、スタッフの皆さんの負担はどうなんでしょうか?

ゲスト忽那賢志さん(国立国際医療研究センター)

忽那さん:当院も現在3分の2くらいの病床が埋まっている状況ですが、これは数で言うと“第2波”のピークのころと同じくらいなんですけれども、全体の重症度が高くなってきていますので、その分やはりスタッフの疲労は“第2波”のときよりもずっと大きくなっているというところですね。

武田:患者さんの対応というのも、相当忙しくなってきているということですか?

忽那さん:夜間に人工呼吸器をつける処置をしたりとか、転院依頼がかなり増えたりとか、重症患者が毎日のように搬送されてきたりという状況ですね。

武田:この先、“医療崩壊”という言葉がどうしても頭をよぎってしまうんですけれども、どんな懸念をお持ちですか?

忽那さん:まだ患者数増加のピークが見えていない状況で、これから強い介入が行われることが今のところなさそうですので、急ブレーキがかかるということはあまり期待できないのかなと。さらに、重症者というのは遅れて増えてきますので、重症者が増え過ぎて病院の機能が保てなくなるというのが、一番懸念されるところですね。

武田:そういった事態というのは、具体的に想定しなければならない状況なのでしょうか?

忽那さん:このままこのペースで増え続けてしまうと、そういうことが十分起こり得る状況ではないかなと思います。

武田:備えなければならない段階だということですね。

小山:新型コロナウイルスを巡る厳しい状況は、ほかのデータにも表れています。国内の重症者の数の推移では、“第2波”のあと減っていたんですけれども、今月(11月)に入って増えていって、きょう(19日)の時点で280人となっています。

その背景にあるのが、60代以上の感染者が増加しているということなんです。東京都のデータでは、夏のころというのは若い人が中心だったんですが、今はもう幅広い年代に広がっています。60代以上で見ますと、今月は、7月に比べておよそ2倍近くに割合が増えているということなんです。

ただ、こういうデータもあります。重症患者の病床の使用率は、東京が31%。感染の急拡大が伝えられている北海道では6%です。

忽那さん、病床がひっ迫している病院があるということで先ほどからお伝えしているんですけれども、この数字というのはどう見たらいいんでしょうか?

忽那さん:この数字だけ見ると、まだちょっと余裕がありそうだなというような感じにも見えるんですけれども、現在は多くの地域で特定の病院に負担が集中しているという状況かと思います。“第1波”のときにすごく患者さんが増えて、重症者も増えたというときに、いろんな病院がコロナを診療するようになったんですけれども、そこで流行を乗り越えて、“第2波”はそれほど重症者は増えませんでしたので、元の診療体制、コロナ以外の患者さんを診る診療体制に戻してしまっている医療機関が複数、かなり多いんですね。そういう病院が、急激な患者さんの増加にすぐにはなかなか対応できなくて、病床を整えたりスタッフを確保したり、なかなかそうすぐには対応できていないというところから、これまでずっと診ていたような病院に患者さんが集中してしまっているというような状況ですので、そういう意味では、コロナを診ている病院にはかなり負担がかかっているという状況かと思います。

武田:まだまだ油断はできない状況だということですね。
国に対策を助言する専門家は、今までよりも踏み込んだクラスター対応が必要だとして、4つの現場について特に提言をしています。

クラスターがこのように多様化する中で、どう取り組んでいけばいいのでしょうか。

外国人コミュニティー 支援をどう届ける?

仙台市にある、自動車整備を学ぶ専門学校では、先月、ネパールやベトナムなどからの留学生を中心にクラスターが発生。これまでに114人の感染が確認されています。その多くは、発熱などの症状があったにもかかわらず、医療機関を受診できていませんでした。

花壇自動車大学校 鮱名満校長代理
「言葉の壁なのか習慣の違いなのか、かぜをひいたのと同じような感覚で受け取っている子ども(留学生)もずいぶんいる。」

国は、在留外国人について言葉の壁があることから、基本的な感染防止の情報が届いていなかったり、医療機関を受診しようとしても、意思疎通が十分にできないことなどを課題としています。
学校では今、一から感染防止の指導に当たっています。壁の至る所には母国語で書かれた啓発用のポスター。毎日、欠かさず検温することや、トイレを必ず消毒することなど、ウイルスへの注意を改めて呼びかけています。

「何か質問は?」

留学生
「ないです。自分の国の言葉で書いてあるので分かりやすい。」

鮱名満校長代理
「やってきた対策が1人1人に浸透していなかったから、結果として(クラスターが)出ているわけだから。特性を踏まえ、根気強く分かるまで教えてあげる方法をやっていくことが大事。」

地域を巻き込んで、外国人に情報を届けようという模索も始まっています。東京都と連携し、外国人の生活相談に乗っているNPOでは、先月末から、体調不安を訴える外国人からの相談が急増しています。

CINGA コーディネーター 新居みどりさん
「外国人だけで住んでいるとか、全然住民として地域とつながってない方、いっぱいいらっしゃいます。そういう方々にとっては、いきなり自分が体調不良になったとしても、どこでどう何をしたらいいかさえ分からなくて、苦しんでいる方が多いかなと。」

今、取り組んでいるのが、地域の中で少しでも外国人と接点のある人たちに協力を呼びかけること。

新居みどりさん
「皆様の知り合いで、保育士さんとか保健師さんとか、学校の先生とか、外国につながりのある人たちに接する日本人の方、たくさんいらっしゃると思うんですね。」

そこから、感染防止策や体調不良の際の相談先など、必要な情報を届けることを目指しています。

新居みどりさん
「もしあなたのところで外国人に出会うことがあったら、こういうチラシがあるから手渡ししてほしいということを、ぜひとも皆さんのほうからも出していただけるといいなと思っています。」

行動変える新システム登場

感染拡大が止まらない中、私たち自身も日常生活の見直しが求められています。
おととい(17日)、滋賀県では警戒レベルを引き上げると同時に、新たな感染対策を打ち出しました。

滋賀県 三日月大造知事
「ビッグデータ等を活用して、県民の皆様の行動を変えていただく。」

大手通信会社が持つ、ビッグデータを活用したシステムです。携帯電話の利用状況から500メートル四方の人の数を推計し、密集しているエリアほど赤く表示。それを、誰もがほぼリアルタイムで見ることができるのです。

滋賀県 情報政策課 萩原良智課長
「これからは、個人個人が外出先の状況を手元で日常的に確認できることが、感染リスクを防ぐために重要になってくる。」

滋賀県に住むこちらの男性は、お昼どき、そばを食べに行こうとなじみの店を調べたところ…。

駒井健さん
「黄色(エリア)で4,000人ちょっとくらい。」

店のあるエリアは、密集度が高めの“黄色”でした。

駒井健さん
「黄色(エリア)になってくると危ない。」

ショッピングモールにある別のそば屋ならば、密集度は高くないと確認し、向かいました。ところが、到着の直前、データが更新されました。

駒井健さん
「どんどん増えているんですね、角度がすごいですね。」

人が急増していたのです。自分は、今どうすることがよりよい行動なのか。

駒井健さん
「これは中華屋さんですね。“青”ですね。」

データを基に、人が少ないエリアの中華料理屋を選びました。

駒井健さん
「ニュースから流れてくる情報だけじゃなくて、情報が受け身じゃなくて能動的にこちらから取りにいけるのはいい。」

新たな治療法は?回復者血しょう治療

そして今、医療現場では新たな治療の臨床研究が始まっています。きょうのゲスト、忽那医師が勤務する病院で進められているのが、「回復者血しょう治療」です。回復した患者の血液から、抗体が含まれる血しょうを取り出し、別の患者に投与するものです。

武田:忽那さん、この研究はどこまで進んでいて、効果の期待はどうなんでしょうか?

忽那さん:現在、コロナから回復した方の血液を100人以上の方に献血をしていただいて、それを保存して、そして9月から実際に患者さんに投与するという研究を始めています。現時点では、安全性の検証ということを、まず念頭に置いてやっています。安全性が確認されれば、そのあとに有効性の検証、その先には、効果が認められれば治療として使えるようになればいいなと考えています。

新たな治療法は?ワクチンは?

小山:そしてワクチンについても、今月に入って新たなニュースが飛びこんできました。効果が90%以上あるとされるワクチンの開発が伝えられたんです。厚生労働省は、いずれもアメリカの製薬会社モデルナ社からは2,000万人分。ファイザー社からは6,000万人分を来年(2021年)6月末までに供給を受ける契約をしています。
忽那さん、このワクチンも期待できるんでしょうか?

忽那さん:90%以上の効果ということで、もともと想定されていたよりもずっと効果が高いということで、基本的にはよいニュースだとは思います。ただ、詳細なデータが出たわけではありませんので、どれくらい効果が続くのかとか、あとは重症化しやすいような方にもちゃんと有効性があるのか。あるいは、安全性ですね。何万人も打っても、まだ分からないような副作用とかもこれから出てくることがありますので、その辺りは慎重に十分に吟味が必要だと思います。

感染を封じ込めるには何が必要?

武田:そして国は、感染リスクが高まるこうした5つの場面に、特に気をつけるべきだと提言しています。

「飲食を伴う懇親会」「大人数や長時間に及ぶ飲食」「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」、そして「居場所の切り替わり」というのは、仕事をしていて休憩をするとか、場面が変わるということですよね。こうして見てみますと、私たち1人1人がリスクを避けるということを、もう一度思い出さなければいけないと思うんですけれども、いかがでしょうか?

忽那さん:だいぶ“第1波”のときよりも、どういう状況で感染しやすいのかということが分かってきました。だからといって、新しく何かこれから私たちが気をつけるというよりは、これまでも言われてきたような、手洗いとかもそうですし、屋内でマスクをつけましょう、そして3密を避けましょうと。それによって、感染のリスクを大きく下げることができるということが分かってきましたので、今も患者さんが増えていますので、今一度しっかりと感染対策をしっかりと行うということが大事だと思います。

武田:感染者が増えていますけれども、市中への広がりはどのくらい恐れたらいいんでしょうか?

忽那さん:これも、接触者・接触歴不明の方が増えているというと、どこででも感染するというようなイメージがあるかもしれませんけれども、そういった方もよくよく聞くと、こういう会食などのリスク行為があるという方が、実際には多くいらっしゃいます。例えば、電車の中とかで感染するとかというよりは、こういったリスク行為が感染につながるということで、やはり年末に向けてこういう場面では特に気をつけていただきたい。それが1人1人の命を救っていくということに、今一度ご注意いただきたいと思います。

武田:私たちの行動が、人々の命を救うということですね。