クローズアップ現代

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2018年1月25日(木)
トランプ大統領 禁断の“首都宣言” ~揺れる聖地・エルサレム~

トランプ大統領 禁断の“首都宣言” ~揺れる聖地・エルサレム~

トランプ大統領によるエルサレムの“首都宣言”の波紋が広がっている。宣言の舞台裏でいったい何があったのか?影響を与えたとされるアメリカ最大の宗教勢力「キリスト教福音派」を徹底取材。一方、アラブ諸国では足並みの乱れが・・・。サウジアラビアがイスラエルやアメリカに接近する中、パレスチナは孤立感を深めるしかない。「世界の縮図」エルサレム、そしてトランプ政権発足一年を迎えたアメリカから、中東の新たな危機を考える。

出演者

  • 渡辺靖さん (慶応義塾大学教授)
  • 高橋和夫さん (放送大学教授)
  • 武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

トランプ“禁断の宣言” 背後にある勢力が…

「エルサレムのために戦うぞ!」

聖地エルサレムが揺れています。怒りの発端は、アメリカトランプ大統領のこの宣言。

アメリカ トランプ大統領
「エルサレムをイスラエルの首都と公式に認める時がきた。」

エルサレムの“首都宣言”は中東和平におけるいわば、禁じ手。さらに今週、ペンス副大統領がエルサレムを訪問し、大使館の移転を明言しました。その陰にあったのは、ある宗教勢力の存在。トランプ政権の奥深くにまで浸透しているのです。

宗教勢力 指導者
「トランプは我々の気を引くために、その思想を学んでいったんですよ。」

世界を揺るがすトランプ大統領禁断の“首都宣言”。その舞台裏でいったい何が起きているのか、迫ります。

??なぜ禁じ手?? トランプ“首都宣言”

ゲスト 渡辺靖さん(慶応義塾大学教授)
ゲスト 高橋和夫さん(放送大学教授)

今回の首都宣言、なぜ禁じ手と言われるんでしょうか。

鎌倉:エルサレムは、こちらです。イスラエルと、パレスチナ暫定自治区との境に位置しています。拡大してみますと、東と西に分かれていて、旧市街といわれる地区には、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、3つの宗教の聖地が隣り合っています。特に問題になっているのが、東エルサレムです。東エルサレムには、もともとパレスチナ人が暮らしていましたが、1967年の第三次中東戦争で、イスラエルが占領。このとき、旧市街にあるユダヤ教、イスラム教の聖地も支配下に置きました。国際社会はこれを認めず、国連は撤退を求めてきましたが、イスラエルは占領を続け、2002年以降は東エルサレムをパレスチナ側から切り離すかのように巨大な壁を建設しているんです。一方のパレスチナは、東エルサレムを将来の首都だと主張していまして、アメリカは両者の一致点を見いだそうと仲介してきました。世界で最もデリケートで難しいといわれるこの問題に対して、2017年12月、トランプ大統領は、イスラエルの首都だと、衝撃の宣言を行ったんです。

アメリカ政治と社会に詳しい渡辺さん、トランプ大統領の首都宣言、どう受け止めた?

渡辺さん:1995年に、アメリカの議会のほうは“首都だ”というふうに認定をしました。そして、歴代の大統領も、選挙期間中は“そうだ”というふうに言ってきたんですけども、実際、大統領になると、中東情勢を勘案して、先延ばしにしてきたんです。それを今回、トランプ大統領が宣言をしたということになると、やっぱり驚きました。

歴代大統領がしなかったことに、あえて踏み込んだということですね。そして、中東問題に詳しい高橋さん、このトランプ大統領の宣言に対して、国連総会では日本を含め、圧倒的多数が撤回を求める決議に賛成している。国際的には全く認められていないという状態なわけですけれども、どう見る?

高橋さん:国際政治的には、やっぱり合理性はないです。世界中が反対しているわけですから。そして、もう1940年代から“この問題は難しいから話し合いに委ねよう”と言って、国際管理地区とされてきたわけですけれど、それを今、イスラエルの首都と認めるということで、そういう意味では、国内政治の合理性で、国際政治のコンセンサスを壊してしまったという衝撃は強いです。
(内向きの判断で、今回の宣言をしたと見ている?)
そうですね。

中東のパンドラの箱を開けるような宣言に、トランプ大統領はなぜ踏み切ったんでしょうか。

トランプ“禁断の宣言” 背後に宗教勢力が…

先週、ワシントンで開かれた人工妊娠中絶に反対する集会。参加者の多くが福音派と呼ばれるキリスト教保守派の人たちです。トランプ大統領が、エルサレムを首都と認定したことを強く支持していました。

福音派の参加者
「エルサレムの問題に、トランプが初めてリーダーシップを発揮してくれました。」

福音派の参加者
「今までの政権は福音派のことを無視していましたが、トランプはそうではない。」

実は、福音派はトランプ政権に深く入り込み政策に影響を及ぼしています。首都宣言を後押ししたペンス副大統領も敬けんな福音派です。

ペンス副大統領
「イスラエルの首都エルサレムに来られて光栄です。」

その影響を、トランプ政権みずからも認めています。

ホワイトハウス ホーガン・ギドリー副報道官
「トランプ大統領にとって福音派は生命線です。“首都宣言”は、そんな福音派のために約束を守ったのです。」

トランプ政権を支える福音派は、どのような思想を持つ人々なのか。バージニア州の南部にある教会の内部を取材しました。

♪“神はすばらしい 本日私はゆるされる 私は神の慈悲によって生きている 神の聖なる名をたたえよう”

コンサートのように見えますが、これが典型的な福音派の礼拝です。「メガチャーチ」と呼ばれる大規模な教会で信者を獲得。中絶や同性婚の反対など、保守的な教えを広げています。頭上に設けられたステージで行われているのは洗礼式です。

牧師
「洗礼の水で清め、生まれ変わってください。」

特に重視されているのが、聖書の内容を忠実に守ることです。

牧師
「エルサレムの平和のために祈りましょう。聖書にも、そう書いてあります。」

聖書の一節を、福音派は“神がイスラエルをユダヤ人に与えた。世界が終末を迎えるとき、エルサレムの地にキリストが再来する”と解釈しています。つまり、エルサレムをユダヤ人の国イスラエルの首都として認めることは、福音派の長年の願いだったのです。“福音派の要求が実際にトランプ大統領の宣言に大きな影響を与えた”と証言する人物がいます。大統領のアドバイザーを務める著名な牧師のポーラ・ホワイト氏です。

大統領のアドバイザー(福音派 牧師) ポーラ・ホワイト氏
「(首都認定に)圧力をかけたとは言いませんが、トランプは福音派の願いを分かっていました。今日もこれからホワイトハウスで会議に参加します。ニュースでは絶対に知りえない、いろいろな情報が手に入るんですよ。」

原理主義的な思想を広める福音派とトランプ大統領との接点は、どのように生まれたのか。その経緯を知る人物が取材に応じました。福音派の代表的な指導者ジェリー・ファルウェル・Jr氏です。

福音派 指導者 ジェリー・ファルウェル・Jr氏
「今度、トランプの肖像画を飾るんです。」

もともとトランプ大統領は、福音派の考え方を、あまり理解していなかったといいます。

福音派 指導者 ジェリー・ファルウェル・Jr氏
「トランプに『神にゆるしを求めたことがあるか?』と聞いたら『何のために』と言いました。福音派は、すべての人は罪人であり、神のゆるしを必要としていると考えています。トランプは、それが分からなかったのです。」

しかし、人口の4分の1を占めるといわれる福音派の票は大きな魅力。大統領選のころから、福音派の主張に合わせた政策を打ち出すようになりました。就任後も支持率が低迷する中、福音派が運営するテレビ局に出演するなどして積極的にアプローチしているのです。

テレビ出演者
「福音派の83%が、あなたに投票しましたね。」

アメリカ トランプ大統領
「福音派の意見を聞かせて欲しいんだ。今後はもっと主張できるようになる。」

福音派 指導者 ジェリー・ファルウェル・Jr氏
「トランプは『祖母にもらった聖書を、まだ持っている』などと言い出しました。福音派に気に入られるためでしょう。福音派は、どこにでもいるアメリカ人で、自分が取り込むべきだと気づき、トランプは我々の重要な思想を学んでいったのです。」

トランプ政権に影響? 米・最大の宗教勢力

渡辺さんはメガチャーチも各地で調査してきたということだが、福音派とは、どういう集団なのか?

渡辺さん:簡単に言いますと、キリスト教本来の信仰を取り戻すということに力点を置いてまして、これまでは、なんとなく聖書っていうものを時代時代によって都合よく解釈し過ぎたんじゃないかと、もう一回、書かれていることを、そのまま信じようということです。それから一方で、これまでは教会が、ずいぶん堅苦しい場だったんじゃないかと、もっとカジュアルな場にして、誰でも神様を信じられるようにしようということで、VTRにあったような、非常にカジュアルな雰囲気になってます。私も行ってみると、教会っていうよりは、どっちかというとショッピングセンターにいるかのような雰囲気が漂ってました。
(政治的な力も、やはり大きい?)
やはりアメリカ国民の4分の1が福音派に属するといわれていますから、政治家にとっては、この勢力を無視して、選挙戦を勝ち上がっていくというのは、ちょっと難しい状況です。

福音派の求めに応じるような形で、いわば禁じ手に踏み切ったトランプ大統領。何を考えているのか?

渡辺さん:トランプ大統領はロシア疑惑ですとか、それから差別発言などで今、歴代政権の中でも非常に支持率が低くなっています。その中で、11月には中間選挙もあるということで、自分たちの支持基盤である福音派を、もう一回奮い立たせるために、今回の発言に踏み切ったんじゃないかというふうに思います。
(トランプ大統領の判断には、国内向けの思惑があると考えている?)
思いますね。

鎌倉:トランプ大統領の首都宣言を、一方のパレスチナはどう受け止めているんでしょうか。パレスチナはこれまで「インティファーダ」と呼ばれる抵抗運動でイスラエルの占領政策の問題点を国際社会に訴えてきましたが、今回は少し様子が違うようなんです。今週、ペンス副大統領がエルサレムを訪問したのに合わせて、パレスチナを取材しました。

トランプ“禁断の宣言” 孤立深めるパレスチナ

聖地エルサレムと隣接するパレスチナのベツレヘム。イスラエルが治安対策として建設した壁によって、ほとんどの住民はエルサレムに行くことができません。

ムハンマド・マスリーさん
「ここに来ると、エルサレムがなんと近くて、なんと遠いところかと思うよ。」

この町に住む抵抗運動のリーダー、ムハンマド・マスリーさん。少年のころからイスラエルに対する運動に参加してきましたが、今、大きな無力感に駆られています。イスラエル軍が住民をチェックするために設けた監視塔。トランプ大統領の首都認定の宣言の直後、1,000人以上が参加した抗議行動の現場となりました。しかし、1か月たったこの時期、デモの参加者は大きく減っています。イスラエルによって多くの人が拘束される中、活動は下火になりつつあります。フェイスブック上でのデモの呼びかけにも人々の反応はいまひとつです。ペンス副大統領の訪問に向けて、デモの参加者をどう増やすか議論していますが、具体的な方策は見つかりません。

ムハンマド・マスリーさん
「トランプ大統領の宣言直後のデモは、多くの人が参加して成功だった。」

参加者
「しかし、勢いはすぐになくなってしまった。昔のように人が集まらない現実を直視すべきだ。」

この状況に追い打ちをかけるように、トランプ大統領はパレスチナへの圧力を強めています。

トランプ大統領のツイッターより
“我々はパレスチナに、ばく大な経済支援を行っているのに、感謝も敬意もない”

アメリカは、国連を通じたパレスチナ難民への支援金の半分以上を凍結すると発表。抗議行動のたびに、かえって悪化する状況が繰り返されています。マスリーさんは、デモが求心力を失っている背景には、これまでの運動に対する人々の失望感があると考えています。

パレスチナ解放機構 アラファト議長(1988年)
「パレスチナ国家の樹立を宣言する。」

80年代末のインティファーダ(民衆蜂起)。アラファト議長の下、人々は占領に抗議するため石を投げて戦いました。パレスチナ国家の樹立を目指したイスラエルとの和平交渉が始まる、大きなきっかけとなりました。しかし、それから四半世紀、カリスマ的な指導者がおらず、国家樹立に向けた成果もない中、抗議行動そのものに疑問を持つ人が増えているのです。

パレスチナ市民
「石を投げているところを見られたら、拘束されてしまう。僕にも生活があるんだ。」

パレスチナ市民
「インティファーダは成功しなかった。もっと壁が造られ、もっと入植地が造られ、もっと締めつけられた。イスラエルは本当に巧妙なやり方をするよ。パレスチナ人に何ができるんだ。」

これまでパレスチナを強く支持し、共に抗議活動を行っていたアラブ諸国の動きも、いまだ鈍いままです。

パレスチナ暫定自治政府 アッバス議長
「残念ながらアラブ諸国では、誰一人として、エルサレム問題で抗議の声をあげてくれない。」

ムハンマド・マスリーさん
「この闘いはどこまで続くのだろうという人々の大きな不安があります。トランプの決定をすぐに覆すことはできず、経済的に苦しい状況で、これからも暮らしていくだろうという不安があります。闘いながらも孤独を感じます。世界に見放されたような感じです。」

そして、ペンス副大統領のエルサレム訪問の日。マスリーさんたちは、再びイスラエル軍のいる監視塔の前で大規模なデモを計画してきましたが、中止に追い込まれました。思うように人を集めることができなかったからです。現場には、石を投げる若者が僅かにいただけ。パレスチナ全体でも大きなデモは起きませんでした。

「昔のインティファーダのようにはならないね。」

ムハンマド・マスリーさん
「人々が生活を考えて抗議行動をためらうのは当然かもしれません。この25年間、いつか自分たちの国ができると人々を説得してきましたが、結局、実現しませんでした。私たちは闘い方を考え直さなければなりません。」

トランプ大統領の宣言で、アラブ諸国の中でも孤立を深め、行き詰まりを見せているパレスチナの抗議行動。マスリーさんは、それでも声を上げ続けることでしか展望は開けないと活動を続けていくつもりです。

トランプ大統領“首都宣言” 揺れる中東の行方

鎌倉:パレスチナが孤立を深めている背景には、これまで支援してきた中東の国々の状況が、大きく変わっていることがあります。パレスチナを取り囲む国々。隣国のエジプトは、7年前のアラブの春に端を発する混乱によって、また、シリアは長引く内戦によって、パレスチナを支援する余裕がなくなっています。さらに、アラブの盟主を自認してきたサウジアラビアは、地域の覇権を争うライバルのイランに対抗するため、アメリカとの協力を深め、敵であったイスラエルにも接近しています。パレスチナのアッバス議長は今後の和平交渉について、アメリカを外し、国連やロシア、中国を仲介役とする新たな枠組みまで模索し始めています。

中東各国の足並みがそろわない中での首都宣言。今後のパレスチナ和平の行方にどう影響するか?

高橋さん:そもそも和平では、エルサレムの地を話し合おうというのが、ポイントの1つですから、それを前もって、もうイスラエルの首都とトランプ大統領が認めたということは言ってもしょうがないじゃないかという雰囲気が強くなって、パレスチナ側は和平には行きにくい。そして、親米のアラブ諸国もさすがにそこまで言われては参加できないということで、ある意味、もう閉じかかっていた和平の門がさらに閉まってしまったという気がしますね。

取材したスタッフによると、“必要なのは争いではないと、解決策を示してほしい”という声が多かった。パレスチナの人々は、どう受け止めるのか?

高橋さん:絶望感に駆られていると思います。和平路線がだめなのか、じゃあ絶望してそのままなのかというと、恐らくパレスチナの人々は今の自治政府より、あるいはハマスよりもさらに過激な方向に、IS的な方向に、アルカイダ的な方向に引かれていくんではないかというのが懸念です。

アッバス議長が考え始めているという、ロシアや中国を新たな仲介役として迎える枠組み。これは進んでいくのか?

高橋さん:確かにロシア、中国の存在感というのは、中東を回れば、ひたひたと増しているというのは見えるんです。ただ、中東和平の要というのは、イスラエルをいかに説得して譲歩させるかということで、実はイスラエルに影響力がある国はアメリカ以外はいないんです。そういう意味では、掛け声としてはすばらしいんですけれども、実態はあまりないかなと思います。

アメリカの中東の存在感。アラブ諸国からは当然、反発も出ると思うが?

渡辺さん:反米感情というのは高まると思うんですけれども、ただ、アメリカはこの地域の最大の支援国ですから、この地域でアメリカが孤立することによって引き起こされる不安定化ということも頭に入れないといけないと思うんです。トランプ政権は、恐らくそのことも分かっていて、結局、中東地域というのは1つになれないということで、かなり強く出ても大丈夫だという読みをしてるんじゃないかというふうに思います。
(トランプ政権はある程度、中東各国の反応も織り込み済みで、今回の判断をした?)
そうだと思います。

トランプ大統領の首都宣言。これからの世界や中東にどんな影響があり、どう進んでいくのか?

渡辺さん:今回、国連決議に反する形でアメリカが対応したということで、言ってみれば、一方的に現状を変更したということになります。これは恐らく、例えばイランとか北朝鮮からすると、アメリカと何かしらの合意を結んでも、いつかこういう形でほごにされるんじゃないかという、アメリカに対する信頼を低下させたという、非常に悪の影響というのもあるんじゃないかと思います。
(今回の判断が、アメリカを巡るほかの地域の外交にも影響する?)
そういうことですね。

高橋さん:やはり、これでアメリカが中東和平を仲介できないということになると、アメリカは大国なんですけど、ただの大国になってしまって、ロシア、中国などの一大大国、そして、地元のイランやイスラエルなどの地域大国、新しい列強の時代、そういうゲームが新たに始まろうとしてるのかなというふうに見ています。

大きな歴史の中で、すごく大きな判断をしたと思うが、長年、中東を見てきて、どう思うか?

高橋さん:このエルサレムの問題でアメリカは、トランプ政権にしろ、長い目で見て、アメリカにしろ、歴史のしっぺ返しを受けるような気がするんです。
(しっぺ返しというと?)
テロの激化、それから親米政権の安定化を損なう。ですから、ますます中東が見えなくなっていくんじゃないかって心配です。

聖地エルサレムは誰のものか。この問題を巡っては、これまで多くの血が流されてきました。その歴史的な課題に、トランプ大統領が内向きな理由だけで判断を下したのだとしますと、あまりにも軽々しいという批判を受けるのは当然だと思います。この判断が世界に何をもたらすのか、予断を許さない状況です。