クローズアップ現代

毎週月曜から木曜 総合 午後10:00

Menu
2017年4月10日(月)
シリア攻撃 広がる衝撃 ~アメリカの真意はどこに~

シリア攻撃 広がる衝撃 ~アメリカの真意はどこに~

早朝、シリアの空軍基地に向けて発射された、59発の巡航ミサイルー アサド政権が化学兵器を使用したと断定し、単独での武力行使を行ったアメリカのトランプ政権。ロシアが「侵略行為で、国際法違反だ」と強く反発するなど波紋が広がっている。オバマ政権では見送られたアサド政権への攻撃に、なぜ今回踏み切ったのか。そして、国際社会への挑発行為を繰り返している北朝鮮への政策に、影響はあるのか。アメリカの真意を多角的に読み解く。

出演者

  • 青山弘之さん (東京外語大学大学院教授)
  • 渡部恒雄さん (笹川平和財団 特任研究員)
  • 武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

米シリア攻撃 化学兵器 衝撃の実態が

アメリカのシリア攻撃。
その引き金となった化学兵器による被害の映像を入手しました。
苦しそうにけいれんする子どもたちの姿。
猛毒の神経ガス・サリンによる症状だと見られています。

シリア軍元大佐
「(シリア政府軍は)今も化学兵器を隠し持っているはずです。」

一体、誰が何のために化学兵器を使ったのか。
アメリカが巡航ミサイルをシリアに打ち込んだその35分後。
報告を受けるトランプ大統領です。
国際法違反との指摘も出ているアメリカのシリア攻撃。
ねらいは、どこにあるのか。
疑問に徹底的に迫ります。

シリア化学兵器被害 いったい誰がなぜ?

化学兵器が使われたとされる、シリア北西部・イドリブの映像。
NHKが独自に入手しました。

「いま戦闘機が上空を旋回しています。」

市民が撮影した映像には、トラックで病院に運ばれる子どもたちの姿が映し出されていました。
外傷は見られず、呼吸困難やおう吐、けいれんなどの症状が出ていました。

医療スタッフ
「救助のために駆けつけた医師たちもバタバタと倒れました。
おそらくサリンだと思いました。」

死亡した患者の検視結果から、猛毒の神経ガス・サリンが使われた可能性が高いと見られています。
今回の攻撃で弟を亡くしたクサイ・ジハードさんです。
生まれ育ったイドリブを離れたくないと、家族と街にとどまっていました。
空爆に巻き込まれた弟は、しばらくすると気を失い、呼吸ができなくなったといいます。

クサイ・ジハードさん
「いつもの空爆だと思って防空ごうに家族と逃げました。
すると、防空ごうの中で次々に人が倒れていったのです。
まさか化学兵器が使われたとは思いませんでした。」

妻と3人の子どもも容体が悪化。
一命は取り留めたものの、今も病院で治療を続けています。

クサイ・ジハードさん
「私たちは普通に暮らしていただけなのに。
市民への攻撃をやめてほしい。
戦闘はもうたくさんです。」

国際法で禁止されている化学兵器の使用。
検視に当たったWHOは、サリンなどの神経ガスが使われた可能性が高いと発表しました。
少なくとも72人が死亡。
子どもの犠牲は27人に上りました。
化学兵器による被害があったイドリブ。
アサド政権の打倒を目指す反政府勢力に残された拠点の1つです。
アルカイダ系のイスラム過激派などが含まれている反政府勢力。
テロとの戦いを理由にアサド政権が攻撃を続けてきました。

さらに、アサド政権をロシアが支援。
アメリカは反政府勢力を後押ししていましたが距離を取るようになっていました。
今回の化学兵器による被害は果たしてアサド政権によるものなのか。
政権側はイドリブへの空爆は認めたものの、化学兵器による攻撃は行っておらず、被害は反政府勢力の持っていた兵器が破裂した結果だと主張しています。

シリア ムアレム外相
「シリア空軍がアルカイダ系武装組織の武器庫を攻撃した。
その中に化学兵器があったのだ。」

シリアで化学兵器による被害が出た翌日。
アメリカやイギリスは、アサド政権によるものだと批判。

イギリス ライクロフト国連大使
「安保理のすべての国々が化学兵器の使用を非難すべきだ。
全会一致の支持を期待する。」

緊急に招集された国連安保理では、アメリカなどがアサド政権に対し真相究明に向けた調査への協力を求める決議案を提示しましたが、ロシアが拒否権をちらつかせ、採決は見送られました。

今も明らかになっていない真相。
私たちは、アサド政権の内部事情に詳しい人物に会うことができました。
シリア軍に30年所属し、今は国外に逃れているファイエズ・アスマール元大佐です。
これまでの調査から、アサド政権が今も化学兵器を保有している可能性は極めて高いと考えています。

シリア軍元大佐 ファイエズ・アスマール氏
「シリア国内には非常に重要な化学兵器の研究所が2か所あるはずです。
アサド政権は国連などにすべての情報を開示せず、うまく隠し持っていると私は見ています。」

真相が明らかになっていない中で、突如行われたアメリカによる攻撃。
アサド政権の化学兵器による攻撃の拠点を狙ったと主張しています。

アメリカ トランプ大統領
「シリアの独裁者アサドが恐ろしい化学兵器を使って罪のない市民を攻撃した。
時間をかけ、残虐に多くの人が殺された。
この非常に野蛮な攻撃によって、かわいい赤ちゃんたちさえ殺害された。」

シリア化学兵器被害 いったい誰がなぜ?

ゲスト青山弘之さん(東京外国語大学 教授)

アメリカはアサド政権が化学兵器を使ったと主張しているが、一方のアサド政権はそれを否定している これをどう見る?

青山さん:まずシリアの内戦で、化学兵器を使える当事者っていうのは、ほぼ主要なすべての当事者にいえて、それは国連の調査の結果からも明らかになっています。
その上で、すべての当事者が加害者になり、被害者になるわけですけれども、仮にアサド政権が使ったと考える場合に、トランプ政権は最近になってアサド政権の存在を認めるような形に、またさらに反体制派への支援を断ち切っているということがあって、このチャンスを利用して、あえて化学兵器を使うことで、トランプ政権が何もしないということを見せることで反体制派の士気をそごうとしていたと。
一方、反体制派も持っている可能性があるんですが、使用していた場合、アメリカの支援を受けられなくなってしまっていて、かなり劣勢に立っているので、起死回生の一打として、自作自演なり何かをすることで、またアメリカの支援を呼び戻そうとしている、そういうふうなことが考えられるかと思います。

いずれにせよ真相はまだ分からないわけですが、このシリアの内戦はどういう構図で今回の事態に至ったのでしょうか?

鎌倉:シリアでは、大きく分けて3つの勢力が泥沼の戦いを続けています。
アサド政権、反政府勢力、過激派組織ISです。
こういった勢力を、外国が支援する構図となっているんです。
ロシアはアサド政権を支援。
アメリカはこれまでアサド政権打倒を掲げる反政府勢力を後押ししてきました。
トランプ大統領はシリア問題について、前の政権とは違い、ロシアと協調して解決にあたる姿勢を打ち出していたんです。

ところが先週、シリアでの化学兵器による被害をきっかけに、“アサド政権は越えてはならないいくつもの線を越え、アサド氏に対する姿勢は大きく変わった”と述べ、突然、単独で攻撃に踏み切ったのです。

こうしたアメリカのねらいは、一体どこにあるのか。
世界に波紋が広がっています。

シリア攻撃広がる波紋 アメリカの真意は?

アメリカによる突然のシリア攻撃。
イギリスやフランス、日本などの国々が支持や理解を表明。

イギリス ライクロフト国連大使
「アメリカの攻撃は適切な対応で、イギリスは全面的に支持する。」

一方、中国や南米諸国は厳しく批判。
明確な証拠を挙げずに攻撃に踏み出したアメリカの姿を、かつてイラク戦争に突き進んだときと重ね合わせる指摘も出ました。

ボリビア ヨレンティ国連大使
「パウエル国務長官(当時)は、まさにここでイラクに大量破壊兵器があると言った。
それが侵略の動機とされ、その結果、100万人の人々が命を落とすことになった。
われわれは歴史の教訓を忘れてはならない。」

中でも最も激しく反発したのが、ロシアです。

ロシア サフロンコ次席国連大使
「シリアが化学兵器を使用した証拠はあるのか。
今回の攻撃はロシアがシリアで遂行するテロとの戦いを困難にするものだ。」

トランプ政権のもとで改善に向かう兆しが見られていた米ロ関係。
今回のシリアへの攻撃は悪影響しかもたらさないと専門家は指摘します。

国際政治学者 フョードル・ルキヤノフ氏
「あさって開かれる米ロ外相会談では、アメリカとロシアの間で泥沼のような困難な交渉が行われることでしょう。
トランプ氏が偉そうに世界のリーダーとして振る舞うのであれば、我々は話し合うことなど何もありません。」

なぜトランプ政権は突然、武力行使に踏み切ったのか。
念頭にあったのは化学兵器を巡るオバマ前政権の迷走でした。
シリアの内戦が激化していた2013年。
アサド政権による化学兵器の使用が疑われる中、当時のオバマ政権は、使用が確認されれば一線を越えたと見なし、武力行使も辞さないと警告していました。

アメリカ オバマ大統領(当時)
「シリア政府が化学兵器を使用することは一線を越えるもので、私の考えやアメリカの対応を変えることになる。」

その数か月後、反政府勢力の支配地域で化学兵器を使った攻撃が発生。
数百人が死亡したとされました。
しかし、アメリカは軍事行動の構えを強めながら、結局、踏み切ることはありませんでした。
ロシアがシリアの化学兵器を、国連とOPCW=化学兵器禁止機関の監視のもとで廃棄すると提案。
アメリカもこれを受け入れたのです。

その後もシリアでは化学兵器の使用が疑われる報告が相次ぎました。
内戦はさらに激化し、アメリカは超大国としての威信を大きく低下させることになりました。
今回の武力行使は、オバマ政権を弱腰だと批判していたトランプ大統領の強い意思の表れだったと専門家は指摘します。

ブルッキングス研究所 マイケル・オハンロン上級研究員
「オバマ前大統領との違いを示すことが重要でした。
危機に直面したとき、安全保障上の正しい決断を下せると世界中にアピールしたのだと思います。」

シリア攻撃広がる波紋 アメリカの真意は?

ゲスト渡部恒雄さん(笹川平和財団 特任研究員)

トランプ大統領が攻撃に踏み切った理由をどう見る?

渡部さん:大きく分けて、3つがあると思います。
1つは“懲罰”。
懲罰というのは何かというと、化学兵器を使うことに対する懲罰ですね。
これはオバマ政権の高官も言っているんですが、もう1回化学兵器を使わないようにするということ、逆にいえば、それ以上の懲罰ではないんですよね。
それから、国内での批判をかわすということです。
トランプ政権はオバマケアを代替する法案を通せなくて、さらにはロシアとの関係で不透明な関係がある。
すでに前の国家安全保障の担当補佐官は辞任していますし、トランプ大統領にも実は疑惑があって、ちょっと不透明じゃないかと。
こういうのを、ロシアに厳しい行動を取ることで、そらすというねらいがあります。
それから北朝鮮・イラン・中国などの国、これは先ほどもありましたが、アメリカが軍事力を使わないというふうに思われると非常に圧力が減るので、このへんの求心力が低下していると。
むしろ、これをすることによって圧力をもう1回作り出そうと。
この3つだと思いますね。

青山さん:化学兵器を使ったことに対する懲罰が、限定的な空爆によるということ自体はオバマ政権と変わってはいないんですよ。
何が違うかというと、オバマ政権はそれをちゅうちょしてやらないことでシリアの問題への影響力を低下させていったんですが、今回、トランプ政権はミサイル攻撃をしたにもかかわらず、それが限定的であって、結局のところアサド政権の空爆も抑止できなければ、当然、体制転換もできない。
結局は、やってもやらなくても同じだったっていうことを知らしめてしまったのかなという気がします。
(トランプ大統領にとっては、ある種のメリットはありながらも、このシリア情勢に関する影響は限定的だと?)
そうです、ひょっとすると失策というふうに言えるかもしれないですね。

今回の攻撃に対しては、そもそも国際法違反ではないかという批判も出ています。

鎌倉:アメリカの攻撃の後、国際社会の評価は大きく割れています。
今の時点で、“支持”もしくは“理解する”としている国は、イギリス・フランス、そして日本など、一方で“反対”もしくは“懸念する”としている国は、ロシア・中国・イランなどです。

背景にあるのが、アメリカの攻撃に正当性があるのかどうかという議論です。
国連憲章では、他国への攻撃が許されるのは、経済制裁などでは平和は回復できないと判断され、国連安保理で認められた場合、もしくは自衛権の行使です。
今回、アサド政権に対する軍事行動を認める安保理決議はないため、アメリカは、化学兵器の使用と拡散を防ぐことはアメリカの安全保障上の重要な利益だ、つまり自衛権を行使する理由があると説明しているんです。

国際的に評価が分かれるアメリカの主張、どう見る?

渡部さん:今までもアメリカというのは、こういう問題を抱えてきました。
まずアメリカとしては、世界の安全保障に責任を持っているので、圧倒的な軍事大国として、例えば今回のように大量破壊兵器を持つという国があれば、それが使われて、他国にも自国にも影響がくると、そういう概念ですね。
イラク戦争のときは、それを“予防的戦争”という概念でやって、非常に批判を浴びたんですが、ただアメリカ国内としては、やはり自分ところの主権が一番ということで、これは正当化している人たちのほうが多いですね。

米ロ関係が悪化することも考えられたと思うが、それについてはどういう判断があったのか?

渡部さん:これは不思議に思われるかもしれませんが、実はよく見るとロシアに配慮してます。
ロシア軍機を攻撃しないように、あるいはロシア兵が傷つかないように。
これは、実はかなり配慮しているというふうに考えていいんじゃないでしょうか。

こうした軍事行動、今後のシリア情勢にどのような影響を与える?

青山さん:今回のミサイル攻撃というのは、中長期的なシリア問題に対する、どういうアプローチをするかというビジョンがないのかなという感じがします。
こういう状況だと、下手をするとシリアにおける影響力、アメリカはさらに低下させてしまうのかなと。
例えば、今おっしゃったとおり、ロシアに対してかなり配慮をしてミサイル攻撃をしたんですけれども、当然それはロシア側も分かっているわけで、ロシアに配慮をしたということを逆手に取られて、足元をすくわれることで、さらにロシアがこのシリア情勢で優勢になってしまうということも懸念されるかなという気はします。

鎌倉:ここで今回のこのシリアへの攻撃が、世界に広げた波紋を見ていきたいと思います。
特に緊張が高まっているのが、北朝鮮です。
アメリカのティラーソン国務長官は、10日、シリアへの攻撃を引き合いに、他国への脅威となるならば、対抗措置が取られるだろうと北朝鮮をけん制しました。
また、原子力空母を朝鮮半島に向けて展開させています。
北朝鮮への対応が迫られている中国、そして北朝鮮がアメリカの攻撃をどう受け止めたのか、専門家に聞きました。

シリア攻撃広がる波紋 中国・北朝鮮は?

鎌倉
「まさに米中首脳会談のさなかに行われたわけですが、そのタイミング、どういう意図があったと思われますか?」

東京財団 研究員 小原凡司さん
「中国の指導者の目の前で自分たちはやるんだということを行動で示したということになります。
これは中国にとってルールが変わるということをまざまざと見せつけられた、非常に大きな衝撃だったと思います。
中国は今までのように北朝鮮問題を放っておいてもいいのではなくて、中国にとって安全保障上もっとも好ましい状態になるようにアメリカと取り引きをしなければならなくなるということです。」

南山大学 教授 平岩俊司さん
「オバマ政権がシリアに対する空爆を決定しながら実際に行動ができなかったので、今回のシリアのアメリカに対する対応を見て、とりわけトランプ政権は軍事力というものを行使すると、そういう認識をし、なおかつ場合によっては自分たちにも軍事力を行使されるかもしれない。
ある種の恐怖感というものを得たんだろうと思います。」

シリア攻撃広がる波紋 中国・北朝鮮は?

中国や北朝鮮にとっては強い圧力となっているようだが、アメリカにはどんな意図が?

渡部さん:やはり軍事力を行使しないと思われていたことで、相当北朝鮮が核開発や、あるいはミサイル実験をしてきたということ。
それから、実は中国もアメリカが軍事力を行使しないということで、南シナ海などでかなり国際ルールを守らない行動をしてきたと。
これをある程度けん制しようというのは、かなり強かったと思います。
そうじゃないと、シリアだけだったら、あのタイミングでやる必要はなかったとも言えるんですよね。

トランプ政権が北朝鮮に対して、なんらかの行動を取る可能性は?

渡部さん:それはある程度はあると思わせたいと思います。
そうしないと圧力が生み出せないからですが、ただし、今トランプ政権は国防総省の認容があまり進んでないので、きちんとした準備ができていないというのが現状ですね。

安倍総理大臣は化学兵器を抑止するために責任を果たそうとするアメリカの決意の支持を表明しているが、日本も難しい対応を迫られるのでは?

渡部さん:実は日本にとっては、北朝鮮、それから中国に対する圧力がある程度高まるほうが日本の安全に役立つのであまり心配はしなくていい。
つまり巻き込まれる心配というのはあまりないんですが、むしろ見捨てられる心配のほうが強い。
実はそれが強いのは日本よりもドイツとか、あるいはフランスとかヨーロッパの国でして、やはりロシアに対して、このトランプ政権という特殊な政権で同盟国の責任をちゃんと果たしそうにないので、よりつなぎとめたいという気持ちが強いんですよね。
そういう意味で、実は意外に支持が国際的には強いということです。

今世紀最悪の人道危機とも言われる今のシリア情勢、国際社会はどう事態の打開を目指していけばよい?

青山さん:今回の一連の事件から明らかになったのは、シリアの内戦に関与しているすべての当事者が、自分たちの国益、利益ばかりを重視して、シリアの人のことを考えずに、ある種、国際法違反であるとか、国内法違反と、あらゆる非道のかぎりを尽くしているということを再確認できる機会なのかなというふうに思います。
ただ、国益という点に関していうと、実はシリアが安定するということがより重要であって、例えばそれはISに対して対じすること、あとは難民問題に対処するというところで、実は大きなメリットがあるわけです。
今回の事件というのは互いの非道を非難しあうところで終始してしまったんだけれども、実はそうではなくて、自国の安定のために、自国の国益になるような安定をどうやって建設的に作りだせるのかという取り組みが必要かなという気がしますけれども。

人権、テロとの戦いということばで覆い隠されてきた大国のエゴ、思惑、そういったものが今回、浮き彫りになったということですね。
シリアでは、大国の思惑が激しくぶつかり、今も先の見えない混迷が続いています。
こうした中で、私たちが目を向けなければならないのは、今、この瞬間も多くの市民が危険と恐怖にさらされているということではないかと思いました。