アメリカ大統領選で、一時サンダース現象を生んだ若者たち。民主化を求めた香港の“雨傘革命”、台湾の“ひまわり学生運動”…。価値観や社会認識の世代間ギャップに対して、世界各地で若者たちが声を上げ始めている。しかし、その多くが、社会の“リアルパワー”にまではつながらず、アメリカでも若者たちの声は行き場を失いつつある。日本で大きな“うねり”を生んだのが、この夏解散した「SEALDs」だ。安全保障関連法に反対するデモなどに、数万人を動員、多くの若者たちを巻き込み、60年安保以来最大規模の市民運動となりながら、学生たちは“挫折”し日常に戻った。いま、イデオロギーを超えて、専門家たちが“SEALDs現象”の歴史的な意味を検証している。世界・そして日本の若者たちに起きている“地殻変動”とその行方を探る。
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