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2016年11月2日(水)

まん延する“隠れブラック企業”~密着 特別対策班~

まん延する“隠れブラック企業”~密着 特別対策班~
今回のグラレコ

番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。

出演者

  • 渥美由喜さん
    (東レ経営研究所 主任研究員)

  • 西村敏
    (NHK記者)

  • 鎌倉千秋
    (キャスター)

質問
コーナー

Q1

まだ就活生ではないが、調べる際にブラックかどうか見分けがつくのか?

“隠れブラック企業”は大企業や人気業界に多いです。ワークライフバランスに関しては中小企業よりも大企業の方が進んでいると感じている人も多いと思いますが、制度が整っていても実態がともなっていないことが少なくありません。そんな企業を選ばないためには、会社が公表している制度だけを見るのではなく、インターネット上の社員の口コミや実際に働いている人の声を聞き、内実を見極める必要があります
Q2

なぜ記録をごまかしてまで働かせないといけないのでしょうか。

働く現場に長時間労働がまん延する理由はいくつかありますが、最も大きな問題のひとつが深刻な人手不足です。そのしわ寄せが現場に仕事量としてのしかかっています。一方で、社会の長時間労働への風当たりが強まり、企業は現場に対して時短を求めます。終わらない仕事と会社の制度のはざまで、仕方なく記録をごまかすという人が少なくないと、取材を通して感じました。
Q3

なぜ長時間労働になってしまうのでしょうか?

そもそも残業代がなくては生活が成り立たないという視聴者のみなさんからの声も数多くありました。残業をしなくても生活できる水準まで基本給を上げることが不可欠ですが、リーマンショック後の経済情勢の中で、企業はベースアップに慎重な姿勢を見せており、なかなか先の見通しが立たない状況です。

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