クローズアップ現代

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No.38852016年11月1日(火)放送
大谷“二刀流”そして大逆転劇~日本ハム・栗山監督が語る~

大谷“二刀流”そして大逆転劇~日本ハム・栗山監督が語る~

大谷“二刀流”・逆転劇 日本一 栗山監督生出演

ゲスト 栗山英樹さん(北海道日本ハムファイターズ監督)
ゲスト 伊集院光さん(タレント)

今日(1日)は日本一に輝いた、北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督に、その采配の舞台裏を、熱烈なファンの伊集院光さんと共に伺っていきます。
栗山監督、おめでとうございます。

栗山監督:ありがとうございます。

伊集院さん:おめでとうございます。
そして、お疲れさまでした。

栗山監督:本当にありがとうございます。

伊集院さん:最初に聞きたいのは、初戦、2戦目と2連敗して、そこからの4連勝じゃないですか。
切り替わったきっかけというか、調子を戻したきっかけって、なんですか?

栗山監督:やっぱり北海道のファンの思い、それから黒田投手とやれたということがとても大きかったです。
自然に野球に入っていったので、流れが変わりました。

黒田投手の影響はかなり大きかった?

栗山監督:やっぱり自分たちらしくないので全然、1、2戦が。
野球に自然に集中してほしいと思ってたんですよ。
黒田投手とやるので、選手たちも憧れですから、本当に自然に野球に入っているなっていうスタートになったので、ちょっといけるかもしれないという感じはしました。

その第3戦も含めて、日本シリーズ、栗山監督の選手の起用や作戦が際立ったんです。
ご覧いただきましょう。

大谷“二刀流”・逆転劇 日本一 栗山監督生出演

2連敗した後、ホームで迎えた第3戦。
超満員のスタジアム。
1点を争う延長戦になりました。

勝負を決めたのは、二刀流を進化させた大谷投手の一打。

伊集院さん:すごかった。
ボールもボール球ですよね。
僕、一瞬「振っちゃった」と思ったら、この結果です。

さらに第5戦。
先発の加藤投手が先制点を取られると、監督は2回途中で、すかさず交代を決断しました。

栗山監督:待っている時間はないので、日本シリーズというのは。
申し訳ないけど、いかせていただきました。

投手を早めにつぎ込んで、投手リレーで追加点を許しませんでした。

それが最後、サヨナラ満塁ホームランにつながりました。
劇的なホームランでしたね。

そして、日本一に王手をかけて迎えた第6戦。
同点の8回、満塁の場面で監督は、この日出場していなかった大谷投手をネクストバッターズサークルへ。
伊集院さんは、現場で見ていたということだが?

伊集院さん:もう、どよめいていましたね、球場全体が。
それは広島ファンも、日本ハムのファンも。

それが相手投手にプレッシャーをかけ、押し出しのフォアボール。
これが決勝点となって、日本一をつかみました。

大谷“二刀流”・逆転劇 日本一 栗山監督生出演

伊集院さん:あのうわさは本当なんですか?
もともとフェイクだと?

栗山監督:もう使うつもりはなかったので、とにかく翔まで回ったら、とにかく早く翔を出してくれ、出してくれと言っていたんですけど、いい感じにやってくれましたね。

伊集院さんは、あのシーンで気になるところがある?

伊集院さん:あの時、僕は大谷選手もそうなんですけど、中田選手はフォアボールを選んで、大仕事じゃないですか、これで勝つんですから。
それなのに、ちょっと「ちぇ」っていう感じで、「最低限の仕事をしたけど、ホームランも打てたけどね」ぐらいの感じで1塁に行ったと思うんです。
あれ、僕の思い過ごしじゃないですよね?

栗山監督:必死になって1点を取って、でも中田翔はこんなもんじゃないっていう、そういう感じだったんですね。

伊集院さん:プライドみたいなのがみなぎっていて、「うおっ、かっこいい」と思いました。

栗山監督は、シーズン中からもセオリーに縛られない采配を繰り出していました。
例えばこちら、その不動の4番バッターの中田選手に、なんと代打を送る。
また、抑えの増井投手を、シーズン途中に先発に配置転換と、驚きの連続でした。

中でも、栗山采配を象徴するのが、大谷投手の二刀流。
現代プロ野球では考えられない挑戦ですよね。
こちらの数字をご覧いただきますと、去年(2015年)は、投手としては防御率2.24でしたが、打者としてはホームラン5本だけだったんです。
それが今年(2016年)ついに、二刀流が開花しました。
ピッチャーとして2桁の勝ち星。
防御率1.86。
バッターとしてはホームラン22本と、投打ともに真の二刀流に近づきつつあります。
栗山監督が野球人としての夢だと語る、この二刀流。
その舞台裏に迫りました。

進化続ける 大谷“二刀流”

日本一の翌日。
大谷投手は、NHKの単独インタビューで監督への思いを語りました。

日本ハム 大谷翔平投手
「監督に生かされている部分が多いかなと思う。
僕がもっと良くなるために必要なことを提案してくれていると思っているので、それがベストな解答だったなと思っている。」

4年前、たぐいまれな身体能力を持つ、大谷投手と出会った栗山監督。
この選手なら夢を託せると、二人三脚での二刀流への挑戦が始まりました。

日本ハム 栗山英樹監督
「大谷翔平が二人、チームに入団をしたんだと僕は思っているので、ピッチャーではエースに向かっていってほしいし、バッターとして4番に向かっていってほしい。」

今年、投げては2桁勝利。
打ってもホームラン22本と、まさに二刀流で成果を上げた大谷投手。
前例のない挑戦の裏には、試行錯誤の日々がありました。

シーズンを前に取り組んだのは、肉体改造。
去年のホームランは5本だけ。
打者としては、力負けしない筋力の強化が必要でした。

食事を1日7回に増やし、体重は100キロの大台へ。
肉体改造の成果は、すぐに現れます。
強い打球が飛ばせるようになり、ホームランが増加。
打率も3割を超えました。
しかし、打者としての活躍が、投手・大谷に思わぬ影響を及ぼしていきます。

中軸を打つ、バッターとしての出番が増加。
調整が難しくなったのです。
前半戦、大谷投手の登板は日曜日。
さらに週明け、打者として連続して試合に出ることが多くなりました。
調整にかける時間の確保が課題になりました。

疲労がたまる夏場。
アクシデントが襲います。
7月、右手中指のまめを潰し、途中降板を余儀なくされたのです。

このころ、投球フォームにも微妙なズレが生じていました。
体の軸が流れ、思うような投球ができません。

日本ハム 大谷翔平投手
「納得した形で入れないなという感じがした。
やりたいことができていなかった。」

栗山監督は、大谷投手の先発を封印することを決断します。
ここからの59日間が、大谷投手に大きな進化をもたらすことになります。
チームに迷惑をかけないために、2軍で調整したいと申し出た、大谷投手。
しかし栗山監督は、二刀流を貫くために、打者として出続けながら、ピッチングの修正を行う、新たな試みを提案しました。

日本ハム 大谷翔平投手
「自分が投げたい形では投げていなかった。
妥協に妥協を重ねて試合で投げていた感じなので、そこを妥協せずにしっかり固めてから行こうと。
やるからにはしっかり仕事をしたいと思っていたし、そこでがんばりたいと思っていた。」

大谷投手が打者として出続けることで、チームの得点力が大幅にアップ。
リーグ優勝に向けた快進撃につながりました。

その裏で大谷投手は、微妙な投球フォームの修正を重ねていました。

59日ぶりに先発のマウンドに帰ってきた大谷投手。
プロ野球最速を次々更新。

そして、ついに165キロをマークしました。
栗山監督と共に挑む二刀流は、新たな次元に突入しようとしています。

日本ハム 大谷翔平投手
「もともと監督が栗山さんでなかったら僕は入っていない、ここにお世話にもなっていない。
個人的には返していない部分が多い。
それを来年は何倍にもして返せたらいいと思う。」

栗山監督が語る 大谷“二刀流”

先日、栗山監督にインタビューをした、NHKプロ野球解説の荒木大輔さんは「大谷投手の右手に出来た“まめ”こそがMVPだ」と語っているが、あの59日間が二刀流進化において大切だった?

栗山監督:非常に大きな意味がありましたけど、僕の体が壊れちゃいますよね。
まめとかあって、いろんなことを考えて心配ばっかりしますから。
ただ、あそこでやっぱりバッターとしていかなきゃいけない。
本当に今、腕振れるようになっているので、ちょっとフォームが崩れたり、どっかが悪いと、すぐ負担がきてしまうっていうのがあるんですよ。
もちろん早く使いたいのは我々、使いたいですけど、絶対壊さないっていうのが一番なので、ずっと待っていましたけどね。

そこで完全に、例えば2軍に行くのではなく、バッターとして使い続けるところに、二刀流の意味がある?

栗山監督:ある程度、状態が良くなってきていけると思った時に、本人は、ファームで調整して試合で負けると迷惑かかっちゃうので、優勝争いしているので、行かしてくれって言ったんですけど、それはだめだと。
もう少しだけ打つ方で計算して、試合に出て、ここから行ってくれというのも、そこは最後、こっちのお願いだったんですけど。
結果的には防御率1に対して、3イニング足りないという、たった3イニングでタイトルを取れなかったんですけど、すごいのは、それに対して翔平は何にも言わないですね。
そんなところにこだわってねぇよなって、ひと言言ったきりだったですけど、僕も。

伊集院さん:自分が監督だったら、もう3イニングどこかで投げさせて、無理してでも投げさせて、規定投球回数って、そういうんじゃなくて、監督を見ていると、大谷選手という夢を育てながら勝つことに対して、監督もものすごく面倒くさいじゃなくて、やりがいを感じていらっしゃるように思うんです。

栗山監督:それはもうやっぱり、こういう選手に出会えるっていうのは、まずないことなので。
それに、本当に2つできると僕は思っているので、そう前へ進んでいるので、どういうふうにしたら、けがをしないかっていうことだけ考えてやっています。

その中で今シーズンは球速も増して、打率は初めての3割を超えた ある意味、完成系なのかなという感じがするが?

栗山監督:いや、まだまだですね。
打つ方はもともと期待していましたし、能力もあったので大丈夫ですけど、投げる方は結果的に、あのまめの問題でよかったですよ、結果的にですよ。
でも、1年間ローテーション守れって言ったわけですから、全然守っていないです。
だから、やっぱりエースと言われるのであれば、まずはローテーションを守らなかったら、まず全然だめですよね、いくらいい球を投げたって。

伊集院さん:やっぱり必ず厳しい言葉を。
この厳しいのはイコール、夢がまだあるんだっていうことですもんね。

栗山監督:こんなとこで安心してほしくないですよね、本当に。

伊集院さんも、監督の大谷選手の起用法について?

伊集院さん:思うんですよ。
あれはCS(クライマックスシリーズ )の最後の試合。
バッターから最後、リリーフで大谷選手が投手として出た試合で、監督がインタビューで、「投げさせるタイミングも考えた、こういうケースだったら、こう投げさせた。だけど、打順の回り方で、このイニングはいかないと思って、このイニングを…」って、細かくおっしゃっていて、どれぐらいのバリエーションを想定しているんですか?
取説はどれくらいあるんですか?
監督の中に、この大谷選手の使い方。

栗山監督:例えば、日本シリーズの第6戦も代打の雰囲気で引っ込めましたよね。
じゃあ、あの試合はどういうふうに使うのか、もしかしたら投げるっていうケースもありますよね、勝ちパターンの。
ただ、どのぐらいの点差ならいけるのか、どのくらいのイニングならいけるのかっていうのは、何パターンかじゃなくて、もうありとあらゆる場面は考えています。
ただ一番大事なことは体のことなので、日本シリーズ第6戦はもういかせない、投げる方は、ほぼいかさないと決めていたので。

伊集院さん:それ、ほぼってすごいですね、ほぼって言葉を使うのは。

栗山監督:本当に試合が決まるとなった時に翔平で最後終わるという。
いろんな勝ちパターンのピッチャー、谷元とか宮西とか、本当に苦労したピッチャーがいったら、最後に翔平もあると思うんです。

伊集院さん:1%か分からないけれども、それもという。
それは、いくつでも胃が痛くなるところを本当にね。

決めておきたいですよね、本当は。

栗山監督:決めておきたいですけど、バージョンがあるんですよ、こうなったらこうっていうのは。

伊集院さん:すごいなあ。

大谷投手だけじゃなく、実は、栗山采配にはこんな采配もあったんです。
こちらは、6月に15連勝した時の打順です。
赤枠で囲っているのが、バッターを前日と打順を代えた選手 通常は勝っている時に打順は入れ替えないが、これだけ頻繁に15連勝中に代えるという これは、選手にとってはちょっと戸惑いもあったのでは?

栗山監督:戸惑いますね。
こういう時にこういうふうに打つと、後ろのバッター、ランナーが出ている時は兼ね合いはあるんですけど、ただ、やっぱり本当にこのチームが優勝するためには、高校野球をやんなきゃいけないと思っていたので、明日のことも昨日のことも関係なく、今日、命懸けで勝ちにいくということの形の積み重ねしかないっていうふうに思っていたので、ちょっと選手には負担をかけましたけど、今日一番勝ちやすい形でいくんだっていうのは、ちょっと無理していましたけど、やりました。
(言葉としても選手たちに伝えていた?)
言葉は伝えていないですけど、勝ちにいこうと言ってあるので、選手たちは一番理解してくれてたと思います。

栗山監督といえば、選手との接し方というところにも注目があるんですが、選手と接する時に、常に心がけてきたことがあったんです。

“信じ続ける” 栗山監督と選手たち

栗山監督が貫く信念。
それは、選手を信じ続けること。
たとえミスが続いても、必ずチャンスが来ると言い続けてきました。

その1人が、今シーズン初めて打率3割を超えた、6年目の西川遥輝選手。
巧みなバットコントロールが持ち味です。
活躍が期待された日本シリーズ。
西川選手は、打撃に迷いが生じ、打率1割台に沈んでいました。
しかし栗山監督は、全試合で上位の打順で起用しました。

「おまえの力はそんなものじゃない」。
変わらぬ信頼で接しました。

日本ハム 西川遥輝選手
「打てない時期もあったし、短期決戦なら調子いい選手を使うと思うので、それでも打席に送り出してくれたので、それは(信頼を)感じた。」

2勝2敗で迎えた第5戦。
同点の9回裏2アウト満塁のチャンス。
この局面で、打席には西川選手。
ここまでノーヒットでしたが監督は代打を送りません。

実況
「打ち上げた!
伸びた、伸びて見送った。
サヨナラ満塁ホームラン!」

シリーズの流れを決める一打。
栗山監督の思いが伝わった瞬間でした。

日本ハム 西川遥輝選手
「チャンスで打てなかった自分を打席まで送り届けてくれた監督に感謝している。」

会場アナウンス
「4番、ファースト、中田翔。」

一方、信頼するからこそ、あえて厳しい判断を下すこともありました。
チームの主砲、中田翔選手。
今シーズン目まぐるしく打順を組み替える中でも、ただ1人、4番打者として使い続けてきました。

しかし、首位争いの可能性が見えてきた6月末、栗山監督は決断を迫られます。
直近の10試合でヒット4本。
この日も3打席ノーヒットの中田選手。
監督は結果よりも、戦う姿勢そのものが失われているのではないかと危惧していました。

4打席目。
監督は代打を送ります。
信頼関係がなければ、4番のプライドを傷つけかねない、采配でした。

日本ハム 中田翔選手
「そのときは悔しさだったり、いろいろな気持ちはもちろんあるが、でもいま冷静になって、よく考えてみれば、当たり前のことだったのではないか。」

闘志を取り戻してほしいという栗山監督の思いは中田選手に伝わりました。
その後、調子を取り戻し、チャンスに結果を出し続けたのです。

日本ハム 中田翔選手
「遠くから選手を見守る、本当に親のように。
極端な言い方をすれば、僕たちの親のような感じの方なので、その期待に応えるのであれば、何をすべきなのかということも、明確に自分の中でいろいろと考えられるので、僕はすごくやりやすい。」

“信じ続ける” 栗山監督と選手たち

伊集院さん:これは、野球だけじゃなくて、あらゆる組織の上司に当たる方って、みんな悩むと思うんですけど、我慢する、でも動く、我慢しきっちゃだめなところが来るじゃないですか。
その見極めはどこなんですか?

栗山監督:翔に関しては、どんなに打てなくても、やっぱり4番として「あいつ、やっつけるんだ」という戦う気持ちだけ必死になってくれれば、僕は外すつもりはないんです。
あの時はそういう感じではなかったので「翔、これはだめだ、これはだめなんだ」と思って、ああいうふうにしたんですけれども、ただ、ああいう夜って、僕の方が落ち込んでいるかもしれないですね。
本当によかったのかな、本当にこれでいいのかなって、いつも思っているので、自分がやっていることは、いつも間違っていると思ってやっているんです。
だから本当にこれでよかったのか、よかったのかっていう確認作業なんですけど、でも本当に自分は感じているので、今年は感じたことをやるぞと思ってはいたので、だから、いいか悪いかはちょっと自分でも分からないんですけどね。

伊集院さん:そうすると、西川選手は代打を出さなかった時も、ちょっとそれは後悔するかもしれない、紙一重の中で応えてくれるっていう。

栗山監督:西川は、クライマックスで勝ちきった時に、ちょっと調子が落ちかけてた時に、みんなが帰った後もずっと打ち続けているとか、練習はちゃんとやっているので、そういう姿を見ているので、絶対苦しくても最後、結果が出るからとは思っていましたけど、まさかホームランとは思わなかったですけど、あそこは代えるつもりは全くなかったですね。

伊集院さん:打順のいじり方も独特だなと思うのは、あれだけ変えても、レアードはホームラン王でも7番みたいな。

栗山監督:やっぱりなかなか真ん中ですと結果も出ないし、攻め方も変わっちゃうので、レアードも、それを言ってきたことはあるんですけど。
「なんで俺はホームラン王なのに、あそこなんだ」って。

伊集院さん:言ってきましたか?

栗山監督:ただこっちは、レアードが一番ホームランを打ちやすい打順に入れている。
例えば、前後のバッター含めて、あのホームランっていうのはチームに必要なので、そういうことはそっち側で考えているつもりなんです。

その野球の常識にとらわれない、適材適所で選手を起用していく采配といえば、監督も尊敬されている、名将・三原脩監督 背番号もあえて同じ80番を背負っているが?

栗山監督:足元にも及ばないんですけど、やっぱり先入観なく、新しいことをやれた。
どっちかと言うと、野球というよりも歴史の中に100年たって、それが普通だったって歴史ってよくありますよね。
野球にも、まだそういうことがあるということで、こっちは信じているので、そういう本当に先代の、そういう方から何かヒントをもらいながらというのは、自分のイメージが強いんですけど、特に三原さんもそういうふうに勉強されて、やられたんじゃないかなと思っているんです。
(チーム作りにも反映されている?)
すごくヒントは。
特に三原さんに関しては、三原さんが当時、西鉄でやられていたノートがあるんですよ。
それは、50年以上前ですけど、すごい、緻密に野球を分析されていたりするノートがあるんです。
そういうのは、すごく参考にさせてもらっています。

伊集院さん:実物をご覧になっているんですか?

栗山監督:中西太さんから頂いて。

よく監督は「野球の楽しさ」というお話をされる 先日、大谷投手に聞いたところ、たびたび大谷投手にも「野球、楽しいか」と聞かれていると 監督にとっての野球の魅力、楽しさとは?

栗山監督:楽しさって、野球がすべてなので、僕は。
本当に野球に感謝しかないですし、もっといい野球をやりたいですし、ここまで追い込まれていても、こうやって選手と一緒に勝負できる、こんなに幸せなことはないので、どういう言葉なのか、もう本当に人生そのものです。

今後、野球がどういうふうになっていったらいいと思う?

栗山監督:僕は先輩方に、こういう繁栄した野球を預かったわけなので、次の世代にも同じような形で渡さなきゃいけない。
そのためにも、やっぱり若い選手たちは漫画のような活躍をしてほしいなと、いつも思います。

楽しみですね、伊集院さん。

伊集院さん:ファイターズかっこいい、野球おもしろいって、本当に今シーズンは思わせていただきました。

栗山監督:そう言っていただけると、一番うれしいです。

今回のグラレコ

番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。

質問
コーナー

Q1

監督が選手に対して一番大切にしていることはなんですか?

すべては選手のために、と考えて行動しています。その選手がどうすればきちんと育っていくか、選手と対話を大切にし、起用法に疑問を聞かれても、自信を持って答えられるようにしています。
Q2

大谷翔平選手に初めて会った印象は?

初めて会ったのは2011年4月。震災のあと訪れた花巻東高校でのことでした。最初の印象は、チームメイトを気遣う純粋で性格の良い子だな、というもの。ピッチングを見ましたが、自分では打てない、と感じたといいます。その後、別の機会に取材で訪れた試合の現場で、バッターとしての素質にも大きな可能性を感じたのが始まりです。

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