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2016年7月12日(火)

進化する人工知能 ついに芸術まで!?

進化する人工知能 ついに芸術まで!?

出演者

  • 山田五郎さん
    (タレント・美術評論家)

  • 川上量生さん
    (メディア企業会長)

  • 小郷知子
    (キャスター)

質問
コーナー

Q1

単純労働だけでなく芸術まで人工知能が行ったら、いよいよ人間の仕事がなくなるのでは?

人工知能による曲のCD発売やロゴデザインなど、すでに商業化されている人工知能「芸術」もあります。今後は芸術分野も含めて、ある程度の仕事が奪われるだろうという見方もあります。一方、人工知能学会会長で人工知能による小説プロジェクトも束ねる松原仁教授は、「ある程度の仕事は人工知能にとってかわられるだろうが、それと同時に人間は新しい仕事のあり方を見つけるだろう」と考えています。
Q2

そもそも、人工知能に芸術をさせる意義は何でしょうか?

人工知能「芸術」を30年以上研究してきたカリフォルニア大学サンタクルーズ校のデビッド・コープ名誉教授は、「人間だけでは出ないアイディアが出る」「量産できる」「個人の好みに合ったオーダーメイド作品が作れる」などをあげています。また、公立はこだて未来大学の松原仁教授は、機械が「論理だけなく感性も扱えるのか」を知るために、人工知能「芸術」を研究していると仰っています。多くの研究者は、人工知能の創作を研究することで、人間の創造性を知りたいと考えていらっしゃるようです。
Q3

今後、人工知能が、人間のような感情や思考力を持ち、自らの意思で芸術を生む可能性はあるでしょうか。

今、日本や海外で、人間の脳のネットワークをまるごと機械で再現しようという研究が行われています。人間の脳と同じシステムが人工知能で再現できれば、それは人間と同じように感情や意志をもつはずだと考えている研究者もいます。今後もしも、人工知能が感情を持ち、自ら『動機』をもって芸術作品を生み出す日が来たとしたら、人間の芸術との区別はより曖昧になるかもしれません。

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