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2016年7月11日(月)

ついに来た!?“マネー”新潮流 ~ソーシャル・インパクトの衝撃~

ついに来た!?“マネー”新潮流 ~ソーシャル・インパクトの衝撃~
今回のグラレコ

番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。

出演者

  • 瀧本哲史さん
    (京都大学客員准教授)

  • 小林立明さん
    (日本公共政策研究機構主任研究員)

  • 伊東敏恵
    (キャスター)

質問
コーナー

Q1

日本でも投資マネーで社会貢献できるの?

(投資家・瀧本哲史さん) 番組で登場した事例のように、アメリカでは社会が良くなることと儲かることの方向性が一致するように制度設計されているのがよいと感じました。ただし日本では簡単なことではないと思います。まず専門家を養成しなければなりません。いま、日本のNPOでも、今までとは違う分野から才能ある人が入ってきて、活性化しているケースが増えています。私がアドバイザーを務めるNPO「TEACH FOR JAPAN」が良い例です。日本でソーシャル・インパクトがうまくいくためには、経験のある人と若者と投資家の3点セットが必要です。素人だけが集まって、なんとなく良さそうだと始めてもうまくいかないので、見極めが必要だと思います。
Q2

規模の小さいNPOでもソーシャル・インパクトで資金調達は可能なの?

(日本のソーシャル・インパクト研究の第一人者・小林立明さん) 可能ではあります。ソーシャル・インパクト投資では、巨額の資金を運用する投資家から直接NPOに投じられるわけではなく、中間支援組織が間に入って投資マネーを引き受けて、より小口の資金に振り分けて各地のNPOに流し込む形が多いです。日本にはまだそれほど多くの中間支援組織は存在していませんが、たとえば今はやりのクラウドファンディングは、そういう中間支援組織としての役割も果たしています。

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