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2016年7月6日(水)

介護離職 こうして切り抜けました ~知っておきたい 24時間 訪問介護~

介護離職 こうして切り抜けました ~知っておきたい 24時間 訪問介護~
今回のグラレコ

番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。

出演者

  • 岩名礼介さん
    (三菱UFJリサーチ&コンサルティング上席主任研究員)

  • 小郷知子
    (キャスター)

質問
コーナー

Q1

他のサービスとの併用はできますか?

24時間訪問介護の利用者がデイサービスやショートステイを併用するのは、一般的なことです。支える家族の休養や、地域の人々との交流、機能訓練も、在宅生活では重要な支援です。その場合、他のサービスを利用している日数に応じて24時間訪問介護の月額利用料から一定の減額がされます。ただし、24時間訪問介護の利用料は、利用限度額の大きな部分を占めるので、他のサービスとの兼用で、限度額を超えてしまう場合もあるようです。また、サービス内容が似ている通常の訪問介護や訪問看護との併用はできません。
Q2

24時間 訪問介護サービスはどこでも利用できるの?

平成28年4月現在、1か所でも24時間訪問介護に取り組んでいる事業所があるのは368保険者(介護保険の実施主体で主に市区町村)で、全国の8割近い地域に事業所がありません。未だに県内に1つも事業所がないというところもあります。 国は、サービスの拡充を計画しており、2025年までに利用者が15万人になると見込んでいますが、現在は1万3500人にとどまっています。最大の原因は認知度の低さで、事業所がないのでケアマネジャーが制度の良さや仕組みを知らず、事業所も参入に二の足を踏むという悪循環に陥ってます。普及のためには自治体の役割は重要で、たとえば横浜市では24時間訪問介護の利用事例をまとめた冊子やリーフレットを事業者と協力して作成、現在、市内の各区に最低2つの事業者がおり、計38事業者が活動しています。

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