2016年6月27日(月)
イギリス“国家解体”の危機!? ~EU離脱の波紋を追う~
番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。
出演者
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伊藤さゆりさん
(ニッセイ基礎研究所 上席研究員) -
藤原帰一さん
(東京大学大学院教授) -
鎌倉千秋
(キャスター)
質問
コーナー
Q1
イギリスの若者がEU離脱に投票して後悔しているようですが、再投票はあるのでしょうか
残留派が多数を占めたロンドンでは、若者を中心に離脱への抗議が続いているほか、再投票を求める署名が350万を超えました。ブレア元首相も「国民投票の再実施の可能性を排除すべきではない」と述べるなど、離脱という決定を見直すよう求める声は広がっています。しかし、キャメロン首相は27日に議会で「国民投票の結果は受け入れなければならない」と発言し、再投票を否定しています。
Q2
ドミノ倒し的に離脱する国はあるんですか?
EU域内各国には、移民や難民受け入れをめぐるEUの政策への不満などから、EUからの離脱を求める政党があり、今回のイギリスの国民投票を受けて、そうした勢力が国民投票を求める声は強まる可能性が高いです。2017年にはフランスの大統領選挙とドイツの総選挙が予定されており、ここでそうした主張がどれだけ支持されるかが大きな注目です。ただ、単一通貨ユーロを導入している国では、仮に離脱となった際の混乱がより大きくなることから、ユーロを導入している国では離脱のハードルが高いという見方が一般的です。その一方で、ユーロを導入していないスゥェーデンやデンマークなどで、離脱を求める声がどれだけ広がるか注視するべきだと指摘する専門家もいます。
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