2016年5月18日(水)
三菱自動車 “燃費不正”の真相
番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。
出演者
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清水和夫さん
(国際自動車ジャーナリスト) -
横山善一
(NHK記者) -
久保田祐佳
(キャスター)
質問
コーナー
Q1
三菱自動車とスズキの不正内容はどう違うの?
スズキが行っていた問題は、燃費のデータの測定を国が定める方法とは異なる形で行っていたこと。一方三菱自動車の問題はスズキが行ったのと同様の問題に加えて、目標燃費を達成するために、燃費のデータに不正に手を加えていたことです。これによって実際より最大で15%程度、燃費をよくみせていました。
Q2
どうして不正をしてまで 燃費を改善しなければならないのですか?
不正にデータを操作して、燃費をよく見せていた「eKワゴン」の開発が始まった2011年当時は、いわゆる「エコカーブーム」でした。三菱自動車は、開発に当たって「燃費が消費者への一番の訴求ポイント」だと考えていた、と社内調査の報告書には記されています。また、競合各社も、より低燃費の車の開発に力を入れていて、報告書などでは、不正の背景に、燃費競争が厳しい軽自動車市場で、低燃費を目指すことを開発目標として掲げていたことがあると指摘しています。
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