死者68人、12万人を超える避難者を出した新潟県中越地震から今月23日で10年となる。最大震度7、被災したのは高齢化と過疎が進む中山間地だった。あれから10年、大きな被害を出した旧山古志村は人口が急激に減少。特に20-40代の流出が顕著だった。ある集落は集団移転を決断するなど、地域の姿は大きく変わった。一方で、NPOなどの力を借りながら、行政に頼らない“地域のカタチ”を模索し、活力を維持してきた集落もある。大地震によって、日本の中山間地の将来を先取るように多くの課題に直面した中越地方の人々。番組では、被災した集落の「10年目の現実」をルポ。新たな試みも追いながら、中山間地のこれからを展望していく。
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