70人以上の命を奪った広島の同時多発土砂災害。山沿いまで開発された市街地を崖崩れや土石流が飲みこみ、都市も土砂災害の危険に直面していることを痛感させられた。わずか3時間で平年の1ヶ月分に相当する雨に襲われた広島市、実は、土砂災害に備えるために避難勧告を出す判断基準を決めていた。ところが、今回その基準を超える雨が降っていたにもかかわらず、勧告が出るまで2時間以上がかかり、その間に災害が発生した。勧告が出ない中、連携し合い被害を最小限に食い止めた住民たちのとっさの機転を紹介し、豪雨にどう対処すればよいかの手がかりを探る。また、広島の災害を受けて動き出した土砂災害への対策も全国各地で取材、都市を襲う土砂災害にどう備えるべきか考える。
みんなのコメント