4月、横浜の雑木林で死後9カ月たった女の子の遺体が発見された。大阪では2月、小学校に入学するはずの女の子が、生後間もなく殺されていたことが発覚している。各地で、居所がつかめない子どもが、死亡して見つかる事件が多発している。子どもたちは健診や入学式などに現れず、行政が行方を把握できないのだ。その数は小中学生だけでも1000人近くにのぼると見られる。事件を受け、自治体では居所のわからない子どもを捜す動きが始まったものの、対策は容易ではない。“消えた子ども”に何が起きているのか。どうしたら命を救えるのか、考える。
みんなのコメント