フェイスブックやツイッターなどの利用者が急増し、5000万人を突破。それに比例して、ネット上のコミュニケーションにのめり込んで仕事や生活に支障をきたす、“つながり依存”に陥る人が増えている。6月には、フェイスブックに夢中になった主婦が、高熱の1歳の息子を放置し死なせるという事件も起きた。厚生労働省の調査では、ネット依存が疑われる成人は全国で270万人、その多くが“つながり依存”だと専門家は指摘する。国立久里浜医療センターでは薬物と同様の依存性に注目、専門の外来を開設し治療法の開発に着手した。都内のIT関連会社社長は、自らパソコンの利用時間を制限し、崩壊寸前だった家庭を取り戻そうと闘い始めた。人々は、なぜ “つながり”に依存するのか?その実態とメカニズムを解明し、ネット時代のコミュニケーションのあり方を探る。
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