今や1000万人が利用しているといわれる携帯オンラインゲーム“ソーシャルゲーム”。今年5月、“コンプガチャ”と呼ばれるゲーム内の有料のくじを巡って、消費者庁は、高額な請求を受けるトラブルが相次いでいるとして規制に乗り出す方針を明らかにし、事態は沈静化したかにみえた。だが、今も多くの課題が残っている。背景には、利用者に利益をあげるためのゲーム会社の巧みな戦略があり、それが行き過ぎたとしても、規制する枠組みが十分に整備されていないと指摘されている。ゲーム会社も対策に動きはじめた。空前のブームを迎えているソーシャルゲームで何が起きているのか。急成長のかげに横たわる課題を検証する。
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