自分の行動を記録する、いわゆる“ライフログ”がいま急速に広がっている。いつ、どこで、誰と会ったのか、食事の内容、読んだ本、アイデア、睡眠時間などなど・・・。携帯やスマートフォンに搭載される技術が向上する中、今や“自分の記録”を手軽にデジタルデータとして保存できるようになったためだ。こうした様々な“ライフログ”を使いこなすことで、生活や仕事をより“効率化”したいと考える人が増えているのだという。一方で、ネット上に残される膨大な個人の記録データを解析し、個人の趣味や趣向を割り出し、広告に生かすなど新たなサービスに乗り出す企業も次々と登場、その是非をめぐっては、世界的にも大きな議論が巻き起っている。どこまでも個人の行動が記録できるようになった時代、私たちは膨大なログとどう向き合えばいいのか。ライフログを生活のなかに取り入れた人たちの姿を通して考える。
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