猛威を振るう豪雪。積雪量は平年の2~3倍、死者は80人以上に上り(8日現在)、今週再び寒気が襲来した。死者の大半は高齢者で、1週間以上にわたる雪かきで疲れ果て、除雪中に事故にあう姿が浮かび上がってきた。背景には、若い世代が流出し、助け合って除雪できなくなった地域の弱体化がある。では、行政は助けてくれないのか?自治体は公共の道路や学校などの除雪に追われ、人手と予算を民家に回す余裕はない。そこで新潟県は新しい仕組みを今回初めて運用。雪の少ない県内市町村から人員を派遣し、緊急を要する民家はひとまず除雪することができた。今後、再び雪が続いて対象地域が広がった時にどうするかが今後の課題だ。自力で除雪できない高齢者などの要援護者をどう救うのか。死者数が最も多い新潟県の実態と対策を探る。
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