いま日本をはじめ世界中の科学者たちが「ダークマター(暗黒物質)」と呼ばれる、奇妙な物質の発見にしのぎを削っている。なんと、長年科学が研究対象としてきた「物質」は、実は宇宙を形作る物質のごく一部に過ぎないという“薄気味悪い事実”が明らかになってきたというのだ。例えば、銀河の渦巻きの形も、この宇宙に私たちが知っている物質以外の見えない大量の物質がないと、どうしても説明できないという。この夏日本では、岐阜県奥飛騨の山中のトンネル内に作った実験施設「XMASS」で、ダークマター発見をめざした壮大なプロジェクトが動き出した。はたして謎の物質「ダークマター」を見つけ出すことは出来るのか。番組では宇宙の謎に挑む科学の最前線を見つめる。
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