30代~50代の”子育て世代”で乳がん患者などが増加。このことで新たな「告知」の問題が生じている。「自分がガンであることを子どもに言えない」「どう伝えればいいのか」と悩む親の患者が増えているのだ。ガン=死というイメージがあり、子どもが受け入れるには重すぎるという考えが背景にある。しかし情報を伝えないことで子どもが疎外感を感じ、親が亡くなった場合、長く心の傷になるという実態も明らかになっている。そんな中、子どもにも事実を伝えていくべきだと、医療関係者が今年3月プロジェクトチームを立ち上げた。しかし参考にしたアメリカの様に「病名」をはっきり伝えるのは日本には合わないのではないか、議論が続いている。日本の親子関係にあった、子どもへの伝え方はどうあるべきか、がんに関わる新たな問題の解決策を考える。
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