「失恋した翌日は休んでいいですよ」、「あなたの大切なペットのために手当を支給します」…。今、多くの企業があの手この手の福利厚生策を導入し、有能な人材の獲得・引き留めに躍起となっている。さらに働きぶりによって、旅行先などに差をつける「格差福利厚生」も登場。昨年度、企業の福利厚生費は過去最高を記録した。こうした動きの背景には、成果主義の導入で、優秀な社員が独立してしまう一方で残った社員の意欲が減退し、生産性が落ちてしまったという反省がある。途絶えていた「部活動」を若い社員が敬遠しない形で復活させる企業も。新しい福利厚生に取り組む企業の思惑と、働く側の意識変化に迫る。
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