シリーズ 変わる”世界の工場”中国。第2回は、中国の変化が日本企業に与える影響についてルポする。いま、人件費の高騰や人民元高の影響から日本企業の”中国離れ”が始まっている。目指すのは中国よりも人件費の安い、ベトナムやラオスなどインドシナの各国。グローバル化が進む中、体力のある日本企業は「最も有利な生産地」を求めて模索を続けている。一方、中国を「輸出のための工場」と考えるのではなく、13億人の巨大市場だと捉え、中国人向けの新たなビジネスを開拓しようというメーカーも出てきている。中国の変化と向き合い、生き残りを図る日本企業の姿を通して、グローバル化した経済の行方を展望する。
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