今年1月リンクの上の劇的なプロポーズで、感動を集めたフィギュアスケート・ペアの井上怜奈選手。彼女は今、がんなど、病と闘う人たちにとって、大きな心の支えとなっている。井上さんは、父親の命を奪った肺がんに自分自身、20代で襲われた。その後も練習中の事故で頭蓋骨骨折などの大けがをする。しかし、競技生活を大切にしたいと自ら抗がん剤による治療を選択し、異国の地で出会ったパートナーと信頼関係を築きながら、一つ一つ、困難を乗り越えてきた。「がんになっても何一つあきらめることはない」と、日々できること、やりたいことに挑戦してきた井上怜奈さん、そして、その姿に勇気や元気をもらった人々の姿を見つめる。
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