“系列”の崩壊と中国を初めとするアジア諸国の追い上げ。先行き不透明な経済の中で苦境が続く中小企業。そんな中、地域や業種を越えた、”新しい”連携によって活路を開こうという動きが広がっている。今治のタオル業界は、当代きっての人気アートディレクター・佐藤可士和さんと連携。吸水性の良さを表すための、統一基準を設けることで、新たなブランド作りを行った。愛知県の老舗造り酒屋「盛田」は各地の中小の蔵元と連携、設備や人材を共有してコストダウンを図る、「蔵元連合」で業績アップを図る。国もまた、経験豊かな大企業OBがつなぎ役となって、中小企業のパートナー探しや販路開拓を行う支援制度に力を入れる。中小企業復活のヒントと課題を探る。
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