共働きや一人親の家庭の子ども達が放課後すごす「学童保育」が各地でパンク状態になっている。パートや派遣労働の拡大で共働き家庭が増えた上、子どもを狙う犯罪に対する危機意識の高まりが背景にある。少子化にも関わらず、学童保育に通う子どもは10年で2倍、75万人に急増。狭い部屋に100人以上の子どもたちが押し込まれるケースも多く、保育中のケガや事故が頻発し、情緒面での悪影響も懸念されている。国は、規模の適正化を図るため、70人を超える場合には補助金を打ち切る方針を打ち出した。しかし、資金も場所もギリギリで運営している学童保育の現場は、この方針に戸惑いを見せている。子どもの放課後の居場所をどう確保するのか?岐路に立つ学童保育の現状をみつめる。
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