米国で貧困層までもが利用していた、低所得者向け住宅ローン「サブプライムローン」。先月、その焦げ付き問題をきっかけに世界は歴史的な株安に突入、日本にも急激な株安・円高をもたらした。いまサブプライム・ショックによって、ファンドや金融機関の巨額損失が毎日のように表面化し、全容の見えない不安が投資家に広がっている。イギリスでは、中堅銀行が資金不足に陥り、預金の引き出しを求める顧客が列をなすなど、ヨーロッパ全体で金融不安が広がり始めている。世界的な金余りで、リスクがまるで”時限爆弾”のようにまき散らかされていた現実。番組では、サブプライム・ショックの実態と波紋、リスクが過小評価され、安易な投資が横行してきた世界経済の現状と課題を読み解く。
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