世の中の課題をビジネスの手法で解決する「社会起業家」。去年、バングラデシュの貧困を独自の無担保融資で解決してきたグラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁がノーベル平和賞を受賞したことで大きな注目を集めている。日本でもここ数年、社会起業家を目指す若い世代が次々と登場。社会起業家のビジネスコンテストも開催され、20代を中心に毎回90件近い応募が寄せられている。地域のネットワークを利用して病児保育を行う事業や、カンボジアの貧しい子どもたちを支援するビジネスなど、軌道に乗り始めた事業もある。社会貢献をビジネスの形で実現しようとする若者たちの姿を追い、彼らが求めているものと新しい社会の仕組みのあり方を、探っていく。
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