相次いだいじめ自殺を受け、いま各地の教育委員会や学校で様々な実態調査・聞き取りが始まっている。その結果、いじめる側といじめられる側の「入れ替わり」が頻繁に起きたり、ネットを使った組織的な集中攻撃が行われるなど、いじめがより見えづらくなっている実態が浮かび上がった。こうした中で一部の学校では、子供の変化を素早くとらえ、教師間で情報を共有化していじめを防ごうと、独自のアンケートやイントラネットを使った新しい対策を行っている。効果を上げているとの評価がある反面、子供をとらえきれているのか教師達の不安は消えない。調査結果や専門家の研究、教師と子供の証言などから「見えないいじめ」の姿を明らかにするとともに、模索する学校現場の実態を伝える。
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