シリーズ2回目は物価が低下する中、同様に下落した給料「賃金デフレ」を検証。デフレと言われた時代、年功序列から成果に連動する給与体系に転換する企業が相次ぎ、またパートや派遣など非正規雇用が増えた結果、賃金水準は下落した。しかし今、新卒採用はバブル並、非正規雇用の待遇改善や正社員への転換も目立つ。賃金デフレは止まったのか?実は、現在の正社員の採用増も、団塊世代の大量退職対策や過度な採用抑制の反動の側面が強い。日本全体では非正規雇用の増加傾向がなお強く、中小の製造業では待遇改善もほとんど進んでいない。5年前取材したサラリーマンや企業が今どうなっているか?取材、賃金デフレが進む中、雇用に何が起きたのか、探る。
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