フセイン元大統領が拘束され、一つの区切りを迎えたアメリカのイラク統治。しかし、イラクでのアメリカ軍に対する攻撃は収まる気配が見えない。ブッシュ大統領もアメリカ軍のイラク駐留に変更はないとしている。駐留が長期化する中、アメリカの兵士やその家族はどのような思いでいるのか。
アメリカ・コロラド州のフォートカーソン基地は、現在イラクに駐留するアメリカ兵13万人のおよそ1割を派遣している。これまでの戦死者は30人に及び、11月末にはブッシュ大統領による初めての基地訪問の地となった。保守的な共和党支持者が多い地域だが、戦死者の数が増えるに従って反戦デモが行われるなど、基地の町の空気は大きく変化している。
番組ではフォートカーソン基地の街に密着し、戦死した米兵の遺族や、夫がイラクに派遣されている妻、そして2週間の一時帰国で故郷に戻った兵士などを取材。5月の戦闘終結宣言後も戦死者が後を絶たない中、揺れるアメリカ国民の心情を探る。
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