コンピューターソフトの世界で今、一人の青年が脚光を浴びている。リーナス・トーバルズさん29歳がその人。リナックスと呼ばれる新しいソフトの生みの親だ。このソフトはインターネット上で、無料で配布されている。その開発は、8年前リーナスさんが趣味でつくったソフトを、インターネットで公開したことから始まる。世界中のプログラマーが次々と無償で開発に参加した。その数は数千人に上っている。一人の青年のアイディアが世界の人々を動かしたのだ。今ユーザーが急速に拡大している。世界で800万人、日本でも50万人を超えると云われている。インターネットで結ばれた数千人が、無償でつくりあげた新しいソフト、その開発の舞台裏に迫る。
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