ふるカフェ系 ハルさんの休日

古民家や古建築のカフェを紹介するブログです。

本放送:毎週水曜 午後11時00分~ NHK Eテレ

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にて放送中。ドラマも合わせてお楽しみください!

2017年06月14日 (水)

茨城・土浦のふるカフェ

いかにも城下町って感じのこの場所は、茨城県土浦でございます。

fulucafe_tsuchiura001.jpgそして向かうは、お城の敷地にたたずむ、ふるカフェ!

 

川は流れていないのに、通りに橋の欄干?ということは・・・・

fulucafe_tsuchiura002.jpg「感じてみてください」の高山さんのメールで聞いてみたら、

やっぱり暗渠(あんきょ)だった。

 

お城、キターーーーーーーーーー!

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でも、カフェが見当たらない。

探して、探して、見つけたのは、昼寝中のおじいちゃん・・・。

fulucafe_tsuchiura004.jpgと思ったら、その隣がカフェでした!

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入母屋(いりもや)造りの格式高い様式の外観だ。

fulucafe_tsuchiura006.jpgきっとここは、二間だったところを一つの大きな空間にしたんだな。

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おっ、窓からはしっかりお城が見えるではないか。

fulucafe_tsuchiura008.jpg床脇、床、書院がすべて揃った書院造りの床の間。

fulucafe_tsuchiura009.jpgしかも、床の間と縁側の仕切りに採光窓として障子や欄間を入れた平書院だ。

fulucafe_tsuchiura010.jpgさりげなく凝った作りがそこかしこにある。

でも、どうしてここが、お城の敷地なのか?

その答えは、店内にあった古地図と

fulucafe_tsuchiura011.jpgなんと!

「感じてみてください」の高山さんのお友だち、木塚さんが教えてくれた。

fulucafe_tsuchiura012.jpg木塚さんが指しているところが、この場所で、

この辺りはは多計郭(たけぐるわ)と言って、

かつてお城の武士の住居や蔵などがあった場所。

つまり、昔はお城の敷地内だったってことだ!

 

謎が解けてスッキリしたところで、お店のオススメ、

れんこんカレーを。

fulucafe_tsuchiura013.jpgれんこんのシャキシャキした歯ごたえが、なんともいいアクセント!

そしてデザートは、しょう油とお餅のワッフル。

みたらし団子のようなおいしさでした。

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先ほど縁側でお昼寝していたのは、

このカフェの常連さん、小宮威彌さん。

fulucafe_tsuchiura015.jpg土浦の隣のつくば市が、筑波学園都市として整備されたり、

つくば万博が開かれ急発展するにつれ、ここ土浦は徐々に衰退。

そこで、土浦を元気にしたいと、

2014年に店主の工藤さんがこのカフェをオープンさせた。

ちなみにこの建物は、昭和11年に建てられたものらしい。

 

土浦をもっと元気にしたい!そう思っている人は工藤さんだけではなかった。

実家が江戸時代から続く酒店という矢口祥子さんは、

fulucafe_tsuchiura016.jpg手描きの新聞を土浦の活性化のために配っている。

fulucafe_tsuchiura017.jpg自家焙煎の珈琲店を営んでいる松本正さん、由美さんご夫婦は、

fulucafe_tsuchiura018.jpg地元の飲食店や農家を集めたマルシェ(市場)を月に一度開催している。

 

土浦を愛する工藤さんのカフェには、

土浦の魅力をもっと発信したいと願う人たちが集まってくるのだ。

店も人も魅力的だなと思って横を見ると、

fulucafe_tsuchiura019.jpg寝ちゃっていました。

気持ち良さそうな小宮さんを見てたら、僕も縁側でゴロンとしたくなっちゃった。

こぼれ話

「組子」とは、木製の木のパーツを組み合わせて作る細工のこと。障子や欄間、衝立などの建具に使われる。今回出てきた「香図組」は、香道において用いられれる「香の図」と呼ばれる装飾文様からとられた呼び名だ。香の図は、縦5本のうち、任意の線の頭をつないで、変化にとんだ文様をつくる。四角形をたがいちがいに組み合わせて、角をずらしながら展開することで、リズミカルな図柄を浮かび上がらせる。よくぞここまで、ってこだわりだよね。組子の技術は、発祥は鎌倉時代に遡るといわれている。小さい組手(組子のパーツ)に、かんなやのこぎり、のみを使って、溝やほぞ穴、ほぞ加工を施していく。細かい調整をかさねながら、組手ひとつひとつが、釘を使わずに、組み合わさるように仕上げていく。最近では機械で作ることも増えたけど、手作業の技術もいまだ継承中。これからは障子を見るたびに「大変だなあ!」って思うかもよ?

参考文献大工道具研究会編『伝統建具の種類と製作技法』誠文堂新光社、2012