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2019年11月29日 (金)

聞いたことありますか?「そば口上」

 

こでらーの皆様、こんにちは。佐藤彩乃です。

 

木曜日の『こでらんに5』は、社会学者の開沼博さんと一緒にお届けしています。

 

開沼さんからじっくりと話を聞く『開沼Cafe』のテーマは、「福島とそば文化」でした。

 

突然ですが、みなさんは「そば口上」という言葉を聞いたことはありますか?

 

「そば口上」は、会津を中心に伝えられている文化で“そばのほめことば”のようなもの。

明治時代よりも前に始まったとされていて、結婚式などの祝い事の席でそばを振る舞うとき、そばを担いで節をつけながら唱えられるものです。

 

一節を紹介すると…

 

まず、目録を申し上げれば、そばには色々ございますが

このそばは磐梯山麓にて、朝霜夕霜たなびいて

霜降りそばよと、うたわれる 猪苗代のそばにてございます

 

さて、頃は神無月たわわにみのりしそばの実は 黄金の鎌にて刈り取られ

モンブツ棒の手にかかり 車や石臼の目をくぐり

粉はフルイにかけられて 水とお湯とでこねられて・・・

 

というように、そばが食卓に上るまで=刈り取りから調理までの過程がわかるのです。

 

たしかに、出された食事をそのまま食べるより「そこにどんな物語があったのか」を聞くことで、よりおいしくなるような気がします。

 

いまは、SNSを通して「ストーリー」を仲間と共有し、楽しむ動きがはやっています。

 

会津の人々は、生産したものの価値を高め、おいしく食べてもらう工夫を、昔から続けてきたのですね。

 

実は、農林水産省がまとめたそばの都道府県別生産量を見てみると、2018年産は北海道、長野、茨城がトップスリー。なんと、福島は、その次の4位なのです。

 

開沼さんも「福島のそばは地域に根づいてきていて、他の地域と戦い抜く競争力がある作物。コメやモモ、日本酒はもちろん、そばも負けていないということをもっと自覚して、アピールすべき」と話します。

 

県内に住んでいると“おいしいそばが近くで食べられるのは当たり前”と思っていただけに、「福島のそばって、こんなにすごかったんだ!」と驚きました。

 

開沼さんの話を聞き終わったあと、そばが食べたくなりました…笑

 

◆ ◆ ◆

 

さて、金曜日恒例、こでらー大喜利のお題は『こんなツアー旅行はいやだ!』

 

開沼さんのお答えは、こちら!

 

“座るシートの部分が、なんだか湿っている”

(たまにあります、こんなこと by佐藤)

 

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投稿者:佐藤彩乃 | 投稿時間:09:00


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