こんや「ラジオ深夜便」大熊町の鎌田清衛さんインタビュー放送 @安藤結衣

アナウンサーの安藤結衣です。

 

戦争の記憶を語り継ぐこと

戦争の記録を残すことの必要性が叫ばれる中

戦争を語り継ぐ手がかりとなる

「戦争の記録」さえも

失われそうになっている地域が

福島にはあることをご存じでしょうか・・・。

 

オリンピック・パラリンピック放送で、

担当番組「はまなかあいづTODAY」が

休みだった間に取り組んだのが・・・

ラジオ深夜便でのインタビュー企画です。

 

インタビューしたのは、大熊町の鎌田清衛さん。

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鎌田さんは、大熊町で生まれ育ち

震災前は、梨農家を営んでいました。

 

10年前の

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故によって

住んでいた地域は帰還困難区域となり

現在は、須賀川市で暮らしています。

 

そんな鎌田さんが取り組んでいるのが

今も立ち入りが制限される

ふるさと・大熊町の帰還困難区域に残る石碑や塚を

“フロッタージュ”という手法で構成に残すこと。

 

車で2時間かけて、今も大熊町に通い続けています。

 

これまで収集した資料は200点以上。

取材では

鎌田さんが一番大切にしている資料を

見せていただきました。

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「磐城飛行場跡記念碑」

この記念碑の写しには、

福島第一原発の敷地が、

戦時中、特攻隊の訓練場

「磐城飛行場」だったことが記されています。

 

原発事故が起きて、

構内への立ち入りが制限されたため、

磐城飛行場だったことを証明する

唯一の資料がこれなんだと、鎌田さんは話します。

自身も戦争の記憶がある鎌田さん。

 

どうして、今も通って、

ふるさとの石碑を残しているのか。

 

どうやって、福島第一原発構内の記念碑を

手元に、記録として残したのか。

ぜひ、放送をお聞きください。

 

放送予定

ラジオ第一/FM(全国放送)

9月9日(木)午前4時05分~ 

※8(火)深夜

 

ラジオ深夜便 明日へのことば

「なかったことにはさせない

~福島・原発事故で消えかける戦争の遺跡~」

 

ラジオ深夜便のHPで

一週間「聴き逃し配信」を聞くこともできます。

https://www4.nhk.or.jp/shinyabin/

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安藤 結衣

投稿時間:16:56