こんにちは、キャスターの淺川理沙です♪
先月21日(金)の「はまなかあいづTODAY」の「LIVEふくしま」では、
福島県立視覚支援学校が取り組む“フロアバレーボール”をお伝えしました!
フロアバレーボールって聞いたことありますか?
もともと、目の不自由な方々が楽しめるスポーツとして考案されました。
全国の視覚支援学校を中心に、昭和30年代から行われている、歴史ある競技なんです。
今では、視覚障害のある人もない人も、一緒になって楽しめるスポーツとして親しまれています。
パラリンピック競技の「シッティングバレーボール」とは別の競技ですよ!
県立視覚支援学校の球技部のメンバーは、全員で8人。放課後に週2日、2時間ほど練習しています。
2017年度から、3年連続で全国大会に出場している強豪チームなんです!!
では、“フロアバレーボール”とは、どんな競技なのか!?
【一般的なバレーボールと同じ点】
・選手の人数(前衛専門3人、後衛専門3人の6人制)
・コートの広さ
・3打以内で相手に打ち返すなどの基本的なルール
・ボールの大きさ(色は、弱視の人も見やすい白色)
視覚に障害のある人たちもプレーする競技ではありますが、ボールの中に鈴が入っているなど、音がするわけではないんです。
【一般的なバレーボールと違う点】
違う点は、大まかに3つあります。
①「ネットの下」からボールを打つ!
ネットと床との間は、およそ30センチ。このわずかなすき間をボールを通過させて、相手コートにアタックします。
相手が打ち返せなかったり、コートの後ろ側をボールが通過すると、得点となります。
②試合中、選手以外は言葉を発してはいけない!
そうすることで、選手たちはボールの転がる音を感じ取ったり、
後衛選手の声やアドバイスを参考にしながら、ボールを追うことができるんです。
③前衛の選手は「アイマスク」もしくは「アイシェード」を着用する!
私も、プラスチックでできた「アイシェード」を着けてみました。一切何も見えず、光すら感じることができません。
選手によって視覚障害の程度に違いがあっても、平等にプレーするために着けるものなんです。
フロアバレーボールの全国大会は、ことしは8月に兵庫県で開かれる予定です。
球技部のみなさんは、4年連続の全国大会出場を目指しているとのこと!!
全国大会出場だけでなく、全国制覇してほしいなぁと、私も楽しみにしています~☆
さらに、3年連続で全国大会に出場した前衛担当の常松桜さんは、福島県の実行委員会から聖火ランナーに選ばれたんです!!
今月28日(土)に、中通りを走ります。私も応援しています~☆
(みんな、とってもいい笑顔♪)
実は、今回の「LIVEふくしま」の取材時に、球技部のみなさんに交じって、私も“フロアバレーボール”を体験させてもらいました♪
私が体験したのは前衛です。アイシェードを着用して、何も見えない中でのプレー。
しかし、前衛の2人の選手が、私の手を握って「こっちだよ」と導いてくれたり、後衛選手の声を頼りにアタックしたりと、
メンバーとは初めて会ったのに、フロアバレーボールのおかげで打ち解けることができ、
「チームの一員」という一体感をものすごく感じられて、うれしかったし、楽しかったです♪
球技部のみなさんは、とても優しくて、そしてかわいくて、もっともっといろいろとお話ししたかったな~と思いました。
また、みなさんに会える日を楽しみにしています♪
そして、みなさんの活躍を期待しています♪♪
投稿時間:08:40