2019年03月22日 (金)福島の 風 土 人が 曲になる @吾妻謙


吾妻小富士の山肌に雪うさぎが姿を見せると、別れと出会いの季節です。

吾妻が福島を離れる日まで、あと1週間となりました。

震災前に一度赴任し、震災後にまた帰って来ましたが、今度もちょっと出掛けてきます。

2度目の福島で力を入れてきたプロジェクトが「鬼武みゆき~福島を奏でる」です。

前任地、横浜放送局でジャズ番組のプロデューサーをしていて出会った、

作曲家でピアニストの鬼武さん。

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この3年間、福島をテーマに曲を作り続けました。

これまでに、春爛漫の福島市の花見山、勇壮な夏祭り「相馬野馬追」、

紅葉の下郷町「大内宿」、極寒の磐梯山麓、只見川の川霧に、楢葉町は木戸川の鮭の遡上、

福島の誇り「酒造り」に、二本松市の「提灯まつり」と

四季折々の風景や祭りなどが、8つのメロディーになりました。

最終回のテーマは、三春の滝桜!

鬼武さんの曲作りはそこに行くだけでなく、そこで暮らす人々に丁寧に話を聞くことから始まります。

何度も三春に足を運び、今年1月には、滝桜保存会の橋本久之会長と、

三春町花木生産振興会の田村利勝生産部会長たちにお会いして、話を聞きました。

その時の滝桜は・・・。

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なんと、「工事中」!!

 

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足場が組まれ、樹勢回復の作業真只中でした。

「子どもの頃は、幹に大きな穴があって、中に入って遊んだよ!」と橋本さん。

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その穴が、自然と塞がったことも聞き、鬼武さんは、その神秘に興味津々でした。

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これ、夏の滝桜です。樹勢が回復して、葉が鬱蒼としています。

この力みなぎる滝桜も、今回は鬼武さんの曲作りに生かされました。

橋本さんのお宅からは、滝桜の姿が見渡せます!

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なんとうらやましい!!

橋本さんと田村さんたちは、滝桜の子孫を育てて販売しています。

田村さんの畑を案内してもらいました。

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生産部会の皆さんです。

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こうして、地元の方々の熱意で、滝桜は各地で生き続けます。

「滝桜が満開なのを見て、感動して苗木を買って帰る人もいる。

そんな人には必ず聞くんだ。植える場所の周囲20メートルは空き地かと」と皆さん。

1000年で幹回りはおよそ10メートル、高さが12メートルにもなったんです。

10年でもかなり大きくなると。

私も、苗木を買いたくなる気持ちはよ~くわかりますが、流石に植える場所が・・・。

1年を通して、神々しい姿を楽しませてもらいます。

鬼武さんの曲は、同行したカメラマン森日出夫さんの美しい写真とともにお楽しみください!

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投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:20:18 | 固定リンク


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