2018年11月23日 (金)紙に刃を 入れると 命 動き出す @吾妻謙


きょうの主役は、この方!

s-181122-1.jpg

 切り絵アーティストの福井利佐さん。「智恵子の生家」で現在、個展を開いています。

s-181122-2.jpg

これは「七人猩々」という作品。繊細にして、この迫力!

神棚に飾られているのも、福井さんの作品です。

s-181122-3.jpg

s-181122-4.jpg

おめでたい富士山に鯛、さらに、杉玉の中に安達太良山と阿武隈川、日本酒にチドリ、レモンと

智恵子にちなんだ図柄が並びます。

実はこれ、「オカザリ」と呼ばれる、山岳信仰の寺社に伝わるものなんだそう。

福井さんは、福島県に唯一伝承されているといわれる、二本松市の養泉院を見つけて訪ねました。

s-181122-5.jpg

600年以上続く山岳信仰の寺院で、オカザリの由来を聞きました。

s-181122-6.jpg

左が34代目の菅野芳信さん、94歳。

お正月に家々を回り、お札を渡して、その場でオカザリを切っていたそうです。

一度に何枚もできるように紙を重ね、二つ折りにして切ります。

その力は、かなりのもので 

s-181122-7.jpg

指が変形してしまいました。

35代、栄宣さんは車イスで、なかなか外には行けないので、自宅で切っています。

s-181122-8.jpg

s-181122-9.jpg

こうして、オカザリは守られてきたのです。

福井さんは、地元でもほとんど知る人がいなくなったと聞き、子どもたちに伝えようと、

切り絵の体験会を開きました。

s-181122-10.jpg

その中で、智恵子の後輩にあたる油井小の児童の作品が、生家に展示されています。 

s-181122-11.jpg

s-181122-12.jpg

養泉院に伝わる福助の図柄。表情や裃は、各自オリジナルのデザインで切りました。

これには、福井さんも舌を巻き「自分も、自由な発想で作っていいんだって思えた」と話します。

みな、夢中になって、黙々と刃を進めていました。と、気が付けば…

s-181122-13.jpg

「吾妻さんもいかがです?」の誘いに、何のためらいもなく参加。

アーティスト直々の指導に感動!こんなに切り絵が楽しいなんて、知りませんでした!

時間内に終わるはずもなく、持ち帰って、家で一人、仕上げてみました。

s-181122-14.jpg

家紋と、吾妻の「吾」、さらに大好きなサクラをデザインしました。

見て知って、やって深める、切り絵の美!

二本松市の「智恵子の生家」での福井利佐展は、今月27日(火)までです。

 

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:11:00 | 固定リンク


ページの一番上へ▲