2018年11月09日 (金)提灯が 照らす 地域の 心意気 @吾妻謙


きょうの「はまなかあいづTODAY」でご紹介した「鬼武みゆき 福島を奏でる」。

作曲家でピアニストの鬼武みゆきさんが、

3年前から福島県内を旅して、その風景やお祭りに触れ、

イメージを膨らませて、曲にしています。

 

これまで、春の花見山、夏の相馬野馬追、秋の大内宿、冬の磐梯山麓、

さらには、只見川の川霧に、木戸川のサケの遡上、酒造りから曲が生まれました。

その第8弾!鬼武さんが訪ねたのは、先月の「二本松の提灯祭り」でした。

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提灯祭りというと、これ!

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夜、鈴なりの提灯が灯る、7台の太鼓台の壮麗な風景。

きれいですよね~。

 

鬼武さんは、二本松を訪ねた際に、

「この風景に至るまでの“過程”も曲に盛り込みたい」と考えました。

それが、町、地区全体が祭りに向かっていく高揚感。昼間から行われる行事の数々。

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それに、地域の子どもが憧れるお兄ちゃんたちや、

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お兄ちゃんたちがなりたいと思う、若連の姿だそうです。

ご先祖様から、代々この地に伝わるのが、提灯の灯であり、魂(スピリット)であるのだと。

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ここまでの写真は、鬼武さんに同行している写真家の森日出夫さんの撮影です。

鬼武さんが見て感じたことを、見事にとらえています。

 

鬼武さんの話を聞いていて、ふと思い出したことがあります。

ことし2月、二本松物産協会が「酒どころ・二本松」をアピールするため、

初めてキャンペーンクルーの「日本酒王子」を公募し、初代王子が決まりました。

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地元・二本松出身の平地武尊(ほたか)さんです。

その選考過程を取材していた時、平地さんが面接で提灯祭りの思い出を話しました。

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「2歳の時、お母さんに抱っこしてもらって見ようとしたが、人垣が高くて見えなかった。

すると、交通係だった祭りの法被を着た若連の人が、ヒョイと肩車をして見せてくれた。

だから、自分もじいちゃんになった時、小さい子どもを肩車できるくらいの体力を持っていたい」と。

 

いや~、エエ話やな~。

こうした思いを受け、提灯祭りを曲にした鬼武さん。

お囃子や掛け声といったメロディーがあるものを曲にするのは難しいと話していましたが、

「わっしょい」の掛け声を思わせるフレーズを入れるなど、ステキな曲が完成しました。

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「Into the Light~chochin matsuri~」は、

「はまなかあいづONLINE」のページで1週間ほど聴くことができます。ぜひ!

鬼武さん、そろそろ福島の曲のアルバムを作りたいと意欲的でした。楽しみです!

 

最後に、今回の収録クルーの写真。鬼武さんは、現場で必ず記念撮影をするんです!

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投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:23:01 | 固定リンク


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