吾妻 謙

2018年12月14日 (金)山に雪 ハクチョウ 星空 やきつけて @吾妻謙


福島にも、本格的な冬到来!

大好きな風景の一つが、こちら。

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吾妻小富士の雪化粧です。

毎朝見上げる小富士は、1年を通して、美しい姿を見せてくれますが、

じょじょに白くなっていく今と、春、残雪がウサギの形に見える頃が最高です。

 

そして、福島ならではの、こんな景色もお気に入り。

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会津若松市の背炙山(せあぶりやま)を背にした田んぼ。そこの白い点々は…。

拡大すると。

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ハクチョウが、エサをついばんでいます。

例年、この時期の刈田は、雪をかぶっていますが、

今シーズン、もうしばらくは、ハクチョウたちもエサにありつけそうです。

 

もう一つ、大好きなのが星空。特に、吾妻山の浄土平で見上げる星はたまりません!

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この写真は、2006年8月31日。

現在は、田村市の星の村天文台長の大野裕明さんに撮影してもらいました。

夏の大三角形もくっきり。露出を開放した一眼レフカメラと、

 

コンパクトカメラのフラッシュを使って撮っていたような...。

抱っこしているのは、うちの双子。

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そういえば、12月13日は「双子の日」。

明治7年、双子のうち、先に生まれた方を「兄・姉」にするという法令が出された日だそうです。

わが家は、姉弟になりますが、そんな感覚は、家族には一切ありません。

 

役所や職場に、家族の届けを出しますが、生年月日を記入すると、

ほとんどの場合、息子の方が上段に記載されます。

生年月日以外では何で並べるのでしょう?

「男女」なのか、「名前のあいうえお順」なのか?

 

ちなみに、わが家には双子の2年下に息子がいますが、彼も含めて、兄弟関係は三つ子のよう。

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お姉ちゃん、お兄ちゃんという呼称を使うことは一切なく、

名前で呼び合っております。

 

話はそれましたが、今夜は「ふたご座流星群」がピークを迎えます。

昨夜の福島市は雲が出ていて、星を見ることができませんでした。

今夜はどうでしょうか?福島市は、雲の切れ間から見えればラッキーってな感じです。

浜通りのいわき市や、中通りでも南部の白河市では晴れるそうですから、チャンスです。

 

昨夜のソーシャルメディアなどでは「双子の日に双子座流星群が観られるって、

めっちゃロマン感じる」と盛り上がっていたそうなので、

今夜は私も双子(と末っ子)を思いながら流星群を見たいなぁ。

 

さらに流星が見たい理由があるんです。それがこちら!

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スマホのアプリで、星空をきれいに写せるものを見つけたんです。

これで流れ星が撮れるのか?使ってみたいんです~。

この写真は、先月のしし座流星群の夜。撮れていません・・・。

ま、美しい風景は写真に残したいですが、まずは瞼に、脳裏に、心にやきつけたい!!

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:19:35 | 固定リンク


2018年12月07日 (金)松明し その火が思い 昇華さす @吾妻謙


須賀川市で420年以上続く火祭り「松明(たいまつ)あかし」。

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戦国時代に須賀川城が伊達政宗に攻め込まれた際に命を落とした武士の霊を慰めるために始まったと伝わり、毎年11月の第2土曜日の晩に行われています。

この祭りが、俳句の季語になりました!

地域行事が新たに季語になることは珍しいんです。

地域の行事は、出版社が発行する歳時記に収録されることで、「季語」となり、広く句に詠まれることになります。先月発行されたこちらの歳時記。

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角川書店編『俳句歳時記 第五版 冬【大活字版】』(KADOKAWA)に松明あかしが初めて収録されたのです。

松明あかしを季語にしたいというのは、須賀川の俳句愛好家にとって長年の夢でした。

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その取り組みを進めてきた須賀川の俳句愛好家団体

「桔槹(きっこう)吟社」の森川光郎代表に、私、10年前にインタビューしていたんです。

その時に森川さんは「松明あかしは子どもの頃から親しんできた。須賀川の俳人たちは

それを句に詠んで季語にする活動を続けているが、なかなか成就しない」と話しました。

森川さんたちは平成20年、当時、現代俳句協会名誉会長だった故 金子兜太さんを

松明あかしに迎えて句を詠んでもらいました。

それが平成26年、句碑になり、祭り会場にたてられました。

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「五七五のリズムじゃないが、ぴたりと松明あかしの本質をつかんでいる。

聞いた瞬間、アッと思った。これは兜太先生にしか詠めない句だ」と森川さん。

こうして、著名人を迎えてアピールするとともに、

地元では盛んに松明あかしを季語として詠んだ句を発表し続けました。

「た、い、ま、つ、あ、か、し」は7音。この他に季語を入れると残りは5音くらいに。

この7音が季語なら、残り10音で表現がグッと広がるといいます。

こうした地道な活動が、歳時記の編集委員に届いたと、森川さんたちは喜びます。

私も季語になったと聞き、久しぶりに森川さんに電話をおかけしました。

すると、元気な森川さんの声が!御年92歳。

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早速、お話を伺いに行きました。

「小さい時からの悲願が成就した!喜びにたえない」と森川さんも高揚していました。

本当にうれしい再会です!!

同時にこんな話も。「歳時記を見て、松明あかしを見に来る人が増える。これからが大事。

須賀川の俳人も肝に銘じて詠んでいかないと。これからどんな俳句が登場するか刮目(かつもく)して待っていて欲しい」。そう、季語になったここからがまたスタートなんです。

貴重な時に立ち会えて、感慨深いです。

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俳人の皆さん、来年の11月9日(土)まつりを見て、新しい句を生み出してください!

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:18:59 | 固定リンク


2018年11月30日 (金)体験に 勝るものなし 何事も @吾妻謙


27日(火)、東京オリンピック・パラリンピックを記念する硬貨の交換が始まりました。

それがこちら。

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100円硬貨。記念ものが好きな私、銀行に走りました。

オリンピックはフェンシングが、そして、パラリンピックはボッチャが描かれています。

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ボッチャといえば!

あす(12/1)とあさって、福島市国体記念体育館で、日本ボッチャ選手権大会が開かれます!

国内最高峰の大会で、2020年のパラリンピック出場に向けての大事な一戦です。

 

それを前に、メディア向けの体験会がきょう行われ、参加してきました。

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指導してくださったのは、福島市出身の村上光輝さん。

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リオデジャネイロ・パラリンピックで、日本チームを銀メダルに導いたヘッドコーチで、

現在は、日本ボッチャ協会・強化指導部長です。こんな機会、なかなかありません。

 

東京パラリンピックに向け、

NHKの番組で、さまざまな情報を発信しているリポーターの千葉絵里菜さんも、車いすで参加。

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一緒に体験しました。「これまでも、ボッチャは何回かやったことがある」という千葉さん。

豪快に、上からボールを投じましたが、まっすぐ飛びませんでした。

村上さんによると、ポイントはここ。車いすの前輪の向きだそうです。

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投げる反動で、車輪の方向に身体がぶれるため、思った方向に行かないんだとか。

まったく気づきもしませんでした。千葉さんは「いまは投げ方を研究中」だそうで、

次回、機会があれば、その研究の成果を見せてもらえればと思います。

 

ボッチャのルールは、極めて簡単。

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赤と青に別れて、ボールを白いボールに向かって投げ、近い方が勝ちです。この写真では、青の勝ち。

私は、というと・・・

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真剣に取り組みますが、らしいのは見た目だけでした・・・。

上級者になると、硬さや表面の素材が違うボールを使い分けるほどの繊細な戦いになるんです。

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滑りやすかったり、転がりやすかったりと、作戦や床との相性を考えて選びます。

いや~、体験してみて、ボッチャの見方がガラリと変わりました。これは、面白いです。

大会会場では、体験コーナーもあります。ぜひ、やってみてください!!

 

やってみるなり、見るなり、自分で体感して、さらに感動が大きくなったものを、もう1つ。

磐梯町の慧日寺跡に行きました。

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会津の仏教文化発祥の地と伝わります。

この金堂は、10年前に復元されました。その時に訪ねた写真がこれ。

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2008年10月13日。末っ子が1歳になったばかりの時でした。今は小学5年生。

この10年間に、中門も復元され

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金堂の中には、ことし、薬師如来坐像が展示されました。

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それまでは等身大の写真が飾られていましたが、やはり、立体は違います。

東京藝大・大学院の方たちによって、精巧につくられたその像は、

金箔を貼ったあと、経年劣化したように見える加工が施されました。

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時の流れを感じながら、しみじみ眺めました。

磐梯山慧日寺資料館は、きょうで冬の閉館期間に。再開は4月です。

行きたい!と思った方は、暖かくなるころ、お出かけください!

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:22:11 | 固定リンク


2018年11月23日 (金)紙に刃を 入れると 命 動き出す @吾妻謙


きょうの主役は、この方!

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 切り絵アーティストの福井利佐さん。「智恵子の生家」で現在、個展を開いています。

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これは「七人猩々」という作品。繊細にして、この迫力!

神棚に飾られているのも、福井さんの作品です。

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おめでたい富士山に鯛、さらに、杉玉の中に安達太良山と阿武隈川、日本酒にチドリ、レモンと

智恵子にちなんだ図柄が並びます。

実はこれ、「オカザリ」と呼ばれる、山岳信仰の寺社に伝わるものなんだそう。

福井さんは、福島県に唯一伝承されているといわれる、二本松市の養泉院を見つけて訪ねました。

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600年以上続く山岳信仰の寺院で、オカザリの由来を聞きました。

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左が34代目の菅野芳信さん、94歳。

お正月に家々を回り、お札を渡して、その場でオカザリを切っていたそうです。

一度に何枚もできるように紙を重ね、二つ折りにして切ります。

その力は、かなりのもので 

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指が変形してしまいました。

35代、栄宣さんは車イスで、なかなか外には行けないので、自宅で切っています。

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こうして、オカザリは守られてきたのです。

福井さんは、地元でもほとんど知る人がいなくなったと聞き、子どもたちに伝えようと、

切り絵の体験会を開きました。

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その中で、智恵子の後輩にあたる油井小の児童の作品が、生家に展示されています。 

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養泉院に伝わる福助の図柄。表情や裃は、各自オリジナルのデザインで切りました。

これには、福井さんも舌を巻き「自分も、自由な発想で作っていいんだって思えた」と話します。

みな、夢中になって、黙々と刃を進めていました。と、気が付けば…

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「吾妻さんもいかがです?」の誘いに、何のためらいもなく参加。

アーティスト直々の指導に感動!こんなに切り絵が楽しいなんて、知りませんでした!

時間内に終わるはずもなく、持ち帰って、家で一人、仕上げてみました。

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家紋と、吾妻の「吾」、さらに大好きなサクラをデザインしました。

見て知って、やって深める、切り絵の美!

二本松市の「智恵子の生家」での福井利佐展は、今月27日(火)までです。

 

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:11:00 | 固定リンク


2018年11月16日 (金)秋深し アートとワインを 味わう日 @吾妻謙


フランスのワイン、ボージョレヌーボーが、「11月第3木曜日」の16日解禁。

福島市の駅前では、水曜日の晩からワインイベントが開かれ、

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多くの方が、県産ワインも含めたたくさんのワインを飲み比べながら、

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午前0時のボージョレヌーボーでの乾杯を待っていました。

そういえば、私が20歳になった頃は、大変なボージョレブームで、

多くの店が、深夜0時の解禁と同時に提供し、満員のお客さんが乾杯していました。

そして「今年のぶどうの出来は・・・」なんて語っていたものです。

あれから早30年・・・。

ワインの好みは、フルボディの重~いので「湿った土の香り」といった感じのものとなり、

ボージョレヌーボーとは正反対。

しかも、出来の良かった年のワインを選んで飲めるような大人にはなっておりません・・・。

しかし

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家でカンパ~イ。年1回の恒例行事です。

 

さて、二本松市を中心に開催されている現代美術の展覧会「福島ビエンナーレ」も大詰めです。

10日(土)に、こんなアート表現がありました。

アート像「サン・チャイルド」

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現代美術家ヤノベケンジさんが2011年に福島の復興の願いを込めて制作しました。

それが福島市に寄贈され、ことし8月に市の施設前に設置されましたが、「原発事故の後、福島市で防護服が必要だったと誤解を招く」などと批判の声があがり、1か月あまりで撤去されました。それが。

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小さなサン・チャイルドの登場。

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美術家、若木くるみさんの「福島ビエンナーレ」出展作品です。若木さんは「サン・チャイルドが撤去されてさみしく、憤りも感じた。またこの問題を考えるきっかけになれば」と、これを思いつきました。後頭部の髪をそり、

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合わせ鏡で自ら絵を描きます。

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この独特の手法で、2009年の岡本太郎賞を受賞した気鋭のアーティストです。

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若木くるみ「面」写真提供:川崎市岡本太郎美術館

今回の作品は、サン・チャイルドになりきるだけではありません。

この格好のまま、福島駅前から二本松駅まで22キロを走るのです。その名も「福島・ラン・アート」

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その走るスピードとスタミナに驚かされました!

なんと、若木さんランナーとしても過酷なレースへの参加歴が豊富なんです。例えば台湾の「環花東超級マラソン」で333キロを走り女子優勝を飾ったり、ギリシャの「スパルタスロン」で246キロを走って世界女子9位になったりと、驚きです。

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そんな若木さん、福島の自然を満喫しつつ、仮設住宅を目の当たりにしたりして二本松まで走り切りました。アートと社会の関りを考えたそうです。

この果敢な表現に刺激を受けました。

投稿者:吾妻 謙 | 投稿時間:21:48 | 固定リンク


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