【内容】 神戸市に住む永江真樹さんは15年前の阪神大震災を経験、その体験記をこのほど出版した。
「阪神大震災・聴覚障害を持つ主婦の体験」は永江さんが一家四人で体験した震災と避難生活をつづったものである。数々の遺体を目の当たりにした直後の体験も壮絶なものだが、やはり目を引くのがコミュニケーションの問題に由来する数々の苦労である。避難所ではさまざまな案内が放送のみで行われた。このため食事の支給についての情報が入らず並ぶ列ではいつも最後尾付近、なかなか一家の食事が確保できない。また配給の際に「家族全員が並んで一食ずつ受け取る」という指示が伝わらず永江さん一人で四人分受け取ろうとしてかなわず一食を家族4人で分け合ったことなど、聴覚障害に対する無理解が生んだ困難は枚挙にいとまがない。被災時に聴覚障害者がどんな体験に直面したか、改めて検証する。
【関連情報】 番組中で紹介した本 「阪神大震災・聴覚障害を持つ主婦の体験」
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