あらすじ

まだ子どもだった頃、多額の借金を残したまま行方をくらました父親。
話がうまくて女好き、金儲けが得意でウソも上手な父親。息子はそんな父を嫌い、違う人生を歩もうと決めて生きてきた。
大学を卒業後、広告業界で働き始めた息子は、やがて次々とヒットCMを手がけるようになり、大手広告代理店を独立。職場の同僚と結婚し家庭を持ち、公私とも華やかで順風満帆に見える日々を送っていた。
しかしその一方で、息子は誰にも心を開けない自分自身に密かにいらだっていた。妻との関係はずいぶん前から冷え切り、仕事で知り合った若い女性の部屋に通う暮らしを続けていた。年を重ねるにつれ、どんどん父親に似てくる自分に嫌気がさし、ついに息子は父を探す旅に出ようと思い立つ。
これまで、父のことを憎めば憎むほど、自分が嫌になる繰り返しだった。
父の人生の痕跡をたどる中で、息子は、自分が父のことを少しだけでも好きになりたいのだと気付いていく。やがて息子は、22年ぶりに思いがけないかたちで父親と再会することになる。その時、息子は父にどんな風に向き合うのか。父は息子をどう受け止めるのか。親子の絆はよみがえるのか・・・。
福岡と佐賀・唐津を舞台に繰り広げられる、おかしくて、悲しくて、切なくて、ちょっぴり意地悪な、家族が織りなす物語。果たして、壊れた家族は再生するのか、すれ違いながら生きてきた息子と父の絆の行方は・・・。
現代を生きるすべての人に贈る、ユーモラスで、ちょっとブラックな親子の物語。

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主な出演者と役柄

瑛太

吉田秀一(34歳)/ 秀一の父・吉田寛治(40歳)

広告業界のヒットメーカー。何でもうまくやる自信はあるが、誰とも真剣に向き合えない。そんな自分に、いつしか大嫌いな父・寛治の姿を重ねていく。相似形にも見える父と息子、二役を演じる。

奥田瑛二

秀一の父・吉田寛治(62歳)

22年ぶりに自分を捜しあてた息子・秀一に対し、寛治は相も変わらぬ、いい加減でとらえどころのない態度をとり続ける。しかし秀一の一言で、思いがけない本音を口にする。

烏丸せつこ(秀一の母・古賀サトエ)、中村ゆり(秀一の妻・吉田亜希子)ほか

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ギャラリー

  • 主人公・吉田秀一を演じる瑛太さん

  • 一見すべて順風満帆の秀一だが妻との関係は冷え切っており…【右】妻・亜希子役の中村ゆりさん

  • 秀一は22年前に姿を消した父を探し始めた 【右】母・サトエ役の烏丸せつこさん

  • 【左】12歳の秀一役・水川直紀さん 【右】瑛太さんは22年前の父の姿も演じる

  • 父を探す秀一の旅は福岡から佐賀・唐津へ

  • 父・吉田寛治を演じる奥田瑛二さん

  • 父と息子の再会の行方は―

  • 撮影の様子

  • 撮影の様子

  • 撮影の様子

  • 撮影の様子

  • 撮影の様子

  • 撮影の様子

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原作・脚本・スタッフ

原作
岡康道「夏の果て」
佐賀県生まれ。電通入社後、CMプランナーとしてJR東日本、サントリーなど時代を代表するキャンペーンを数多く手がける。1997年、クリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞、1999年にTUGBOAT設立後もNTTドコモ、キヤノン、大和ハウスなどのCMを手がけ、ACCグランプリほか受賞多数。「夏の果て」は自らの父との葛藤をベースに岡が初めて書いた自伝的小説。
脚本
一色伸幸
代表作に、映画「私をスキーに連れてって」、「病院へ行こう」、「彼女が水着に着替えたら」等。1993年「僕らはみんな生きている」で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。NHKでは、2013年、特集ドラマ「ラジオ」(文化庁芸術祭大賞など)や、プレミアムドラマ「歌謡曲の王様伝説 阿久悠を殺す」などを手がける。“近くて遠い”父子の不条理な関係を、予定調和を排した異色のストーリーに書き上げた。
制作統括
宮田興(NHK福岡放送局 専任部長)
演出
木寺一孝(NHK福岡放送局 チーフディレクター)
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