平成17年度福岡発地域ドラマ「いつか逢う街」
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ストーリー

  福岡県飯塚市の「嘉穂劇場」。大正10年に開場し、以来80年以上にわたって地域の人々に愛されてきた飯塚のシンボル的な存在。この全国でも貴重な歌舞伎様式の芝居小屋が今回の舞台である。
 
  主人公は幼い頃からこの嘉穂劇場を遊び場に育ち、出入りの畳屋として劇場とかかわり続けている、野田岳史(永島敏行)。彼には大きな悩みがあった。得意とする手作り畳の発注が減っていき、やりがいを感じられなくっていたところへ、友人が経営する広島の企業への誘いが来たのだ。妻・真弓(藤吉久美子)や息子・徹(永嶋柊吾)の反対を押して広島へ行くことを決意しつつある頃、地元の和太鼓クラブに所属している徹が練習場の嘉穂劇場で、火の玉を見たと騒ぎ出す。信用しなかった岳史だが、仕事の打合せに嘉穂劇場に入った日、奈落で幽霊に遭遇する。炭鉱夫の姿をした幽霊に、何故か不思議な懐かしさを覚えた岳史は、やがてその炭鉱夫が幼い頃落盤で亡くなった父親(イッセー尾形)であることに気づき、父と岳史の不思議な交流が始まった。

  飯塚を離れることを嫌がる徹との葛藤や、仕事の悩みを父に相談する岳史、そして炭鉱夫や街の人たちの唯一の娯楽場だった嘉穂劇場の思い出や、ふるさと飯塚の良さ、そして筑豊の心意気を伝えようとする父の霊。

  やがて岳史は父が、大好きだった大衆演劇をもう一度見たいとの思いでこの世に出てきたことを知り、嘉穂劇場での大衆演劇公演を開催しようと決意する。そして幼なじみの旅役者・玄海京太郎(玄海竜二)に相談するが…


▼ 作…中園健司(なかぞのけんじ)

  久留米市出身。西南学院大学卒業後、福岡市で劇団を主宰。後に上京し脚本家への道を歩み始める。代表作に「サラリーマン金太郎」「ベストパートナー」(TBS)、「楽園のつくりかた」(芸術祭優秀賞)連続ドラマ「ルームシェアの女」(NHK)など多数。


▼ 音楽…おかもとだいすけ



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