
過去の放送
2009年2月22日(日) 午後4:00~(総合・全国放送)
2009年2月11日(水・祝)午前8:35~(総合・全国放送)
2008年12月12日(金) 午後7:30~(総合・九州沖縄地方)
アルバイトや派遣でさまざまな職を転々としてきた柴田春子(27)。やりがいのある職を求め、博多織の職人養成学校「博多織キャリアカレッジ」へ入学、就職準備用の帯の図案を書きながら、機を織る毎日を過ごしていた。
カレッジは手織り職人を育成し、博多織の未来を託そうと作られた。講師は博多でも指折りの職人・岩井仙助(73)。しかし当の仙助は、今時の若者が根気よく技術を習得できるのかどうか、半信半疑である。
ある日、春子は普段から慕っている祖母・紀和(75)から、若い頃の浴衣姿の写真を見せられる。見たこともない素晴らしい絵柄の帯。今は失ってしまったが、夫に買ってもらった思い出のものだという。実はその帯は、若き日の仙助が情熱を込めて織り上げたものだった。
博多織の学校に通う27歳。大学卒業後、自分のやりたいことが定まらずアルバイトばかり転々としていたが、手に職をつけようと一念発起して入学した。当初は就職のためだけに博多織を学ぼうとしていたが、祖母の思い出の帯を織ることを通じて博多織と真剣に向き合い、伝統を受け継ぐ覚悟を決める。祖母・紀和が大好きで、なにかと頼りにしている。
博多織業界を代表する手織り職人。自分が15歳のころから織り元に入り、内弟子修行を重ねた苦労人であるだけに、近頃の自分勝手な若者に辟易している。カレッジ生徒たちに対しても期待はしていなかったが、春子が悩みながらも真剣に帯を織り、博多織を受け継ごうとする姿を見て、春子を見直し、彼女の帯づくりに一肌ぬぐ。
春子の祖母。博多生まれの博多育ちで、今も博多の古い町家にひとりで住んでいる。「ごりょんさん」らしい、チャキチャキした性格。着物と博多の町を愛しており、孫が博多織の世界に入ったことを誇りに感じている。若い頃、今は他界した夫からもらった帯をなくしてしまったことを今でも後悔し、かなうことなら再び手にとりたいと願っている。