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親子でコトコト ローカル列車の夏 ~長崎県 松浦鉄道~

8月25日(土)総合 九州沖縄地方 午前7:35~8:00

親子でコトコト ローカル列車の夏 ~長崎県 松浦鉄道~

九州沖縄をめぐり、懐かしいふるさとの風景と地元の皆さんの温かさに出会う「アサタビ!」。

今回は福岡県北九州市出身の俳優・野間口徹さんと長男で小学6年生の心優(しゅう)くんの夏休み親子旅・第3弾。
北松浦半島の暮らしを運ぶローカル列車・松浦鉄道に乗り込んで、長崎県の佐世保駅から日本最西端駅(2本レールの鉄道として)のたびら平戸口駅まで。小学校最後の夏休み、父と子で心に刻んだ2日間の旅です。

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スタートの佐世保駅で目にしたのはユニークな形の佐世保独楽(ごま)のオブジェ。
「小さい頃ウチにあった…回せなかった覚えがある!」とお父さん。
こまのお店が次の佐世保中央駅の近くにあると聞いて訪ねると、驚くほどこま回しがうまい山本由貴子さんに迎えられます。独特の投げ方を由貴子さんに手ほどきしてもらい、松浦鉄道の高架下の工房で1個1個こまを手作りする夫・三代目 山本貞右衛門さんのお仕事を拝見。伝統の佐世保独楽を愛し、伝えようとするおふたりの心意気を感じます。

写真上:頑丈な高架下の工房
写真左下:「剣を上にして投げます」かっこいい由貴子さん!
写真右下:先端に打ち込まれた「剣」を上にして投げると自分で起き上がる佐世保独楽

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駅に戻るアーケードで老舗(しにせ)デパートを見つけたふたりは「ファミリーレストラン」でお昼ごはんを食べ、今ではすっかり見かけなくなった屋上遊園地で遊びます。切ないほど懐かしい雰囲気に父・徹さんの胸には幼い頃の思い出がよみがえります。
きっと、地元の皆さんの大切な思い出の場所ですね。

写真上:今は父として、ファミリーレストランに
写真左下:佐世保のまちを一望する屋上遊園地
写真右下:こま回しに懐かしのデパート… 子ども時代のことを思い出す街でした

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佐世保中央駅から再び乗車。
車窓の田園風景に見とれたり、地元高校生の皆さんとおしゃべりしたり。
やがて列車は佐々川がゆったりと流れる河口のまち佐々町までやってきました。
水遊びをしたいと河畔を歩いていると、うなぎ取りを楽しむ森田迪夫さんら町の人々に遭遇。
秋に下ってくるうなぎが、汽水域であるこのあたりで、海水に体を慣らそうとするのを捕まえるとのこと。夏は積み上げた石を動かして塚の掃除をする季節。上ってきたうなぎが入っているかも!と皆さんワクワク。
塚にいたうなぎを森田さんがご馳走してくださいました。さばくのを見るのは苦手な心優くんでしたが、その心の動きを森田さんが優しく受け止めてくださり、心優くん、最後はかば焼きを「おいしい!」と笑顔でいただくことができました。本当にご馳走さまでした。

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写真上:30基ほどのうなぎ塚が並んでいます
写真左下:「おった!」「こっちだ!」「オイの足を踏むな~!」
写真右下:森田さん「春はシロウオ漁よ、今度はお母さんたちも連れておいで!」

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2日目、「滝に行って涼みたい!」という心優くんの希望で佐々駅から潜竜ヶ滝駅へ。各地でローカル列車に乗るのを楽しみにしている徹さんは車内で岡山県在住の鉄道ファン笹原さんと出会い意気投合。夢中で鉄道の話をしていて目的の駅に到着したことにも気づきません。その時心優くんがお話に割って入ることを気にしながら「着いたよ」と。相棒がこんなに頼もしくなっているのです、お父さんが油断するのも無理ありません。
駅から徒歩30分の潜竜ヶ滝。平戸藩主が名づけたという名瀑でゆっくり涼みました。

写真上:心優くん「もう着いたよ」 お父さん「うそ!」
写真左下:「あぶなかったー!」 なぜか笑いが止まらないお父さん
写真右下:江戸時代の人も涼んだかな? 潜竜ヶ滝

郷土のいっぴん

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佐世保市の北西部・鹿町町の農家・川久保三好さんは40年前、親戚の家の庭で見たことのないかんきつ類を発見。見た目は温州みかんにそっくりだけど、もっと酸味と香りが豊か。
1本しかなかったので接ぎ木をして増やしてみたその「みかん」は、自然交雑によって生まれた新品種でした!
2012年に品種登録した「味美(みよし)」は現在、川久保さんの農園だけで作られています。レモンなどより酸味がまろやかで、みかんのようにフルーティな味わい。川久保さんは妻の信子さんとふたりでジュースやポン酢などの加工品を手作りしています。偶然の出会いから40年、大切に育ててきた我が子のような「味美」、今年も収穫の時は間もなくです。

写真:“幻の佐世保レモン”とも呼ばれる味美
写真左下:豊富な果汁をしぼりやすいよう種をなくしました(写真提供・川久保三好さん)
写真右下:ポン酢ジュレ、フルーティです!

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ゴール間近、ふたりは潜竜ヶ滝駅から江迎鹿町駅へ。さらに車で40分ほどの海洋釣堀に向かいました。手ぶらでも釣りが楽しめると聞き、親子釣り対決をしよう!とやってきたのです。九十九島の入り江を網で仕切っただけの、自然に近い状態の海洋釣堀。
まず心優くんが大きいマダイを、続いてお父さんも!列車の時間があるので次に釣った方が勝ちと決めて…魚はお父さんにきました。心優くんはそれを悔しさいっぱいの顔で見つめていましたが「オレの方が大きいな……完全な負け惜しみだよね!」とにっこり、皆を笑わせてくれました。
江迎鹿町駅から旅のゴールたびら平戸口駅へ。晴れ渡った夏空の下、緑の田園風景の中を駆けてゆく1両編成の列車。お父さんの優しいまなざしに見守られて、心優くんが子ども時代からその先へと向かう旅路のようでした。

写真上:「すごい引きだった!」と心優くん
写真左下:たびら平戸口駅に向かう列車
写真右下:たびら平戸口駅の「思い出ノート」にふたりでコメントを書き込みました

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旅人野間口徹 野間口心優 語り水島理彩 テーマ曲「切手のないおくりもの」 歌:樋口了一 作詞・作曲:財津和夫 

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