2017年07月04日 (火)ライフセービング国際大会が福岡で初開催


6月24日25日。福岡県で初めてライフセービングの国際大会が開催されました。
ライフセービングに競技大会があることは、あまり知られていません。ライフセービングの競技は、全て「人命救助」で行われる活動を元に作られています。砂浜を走ったり、海を泳いでスピードを競うものや、沖に溺れた人を救助して砂浜に戻ってくる早さを競うものなど様々な競技があります。
今大会、日本代表チームに唯一高校性で選出された選手がいます。田中綾選手です。
田中選手は初めての国際大会の出場でした。大会を経験して、海外選手との交流により大きな刺激を受けたようです。

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▲ビーチフラッグスも実はライフセービングの競技

今回のスポーツコーナーでは、福岡で初めて開催されたライフセービングの国際大会を特集しました。ライフセービングの競技というと、あまりなじみがないスポーツかもしれませんが、テレビ番組などで行われているビーチフラッグスはライフセービングの競技です。その他にも、砂浜を90メートル走るビーチスプリント、沖まで泳いで砂浜に戻ってくるサーフレースといった単純な体力を競うものや、沖に溺れた人がいることを想定し、泳いだり、パドルボードと言われるもので沖に向かって救助し、砂浜に戻ってくるまでのスピードを競う競技などがあります。ライフセービングの競技は、一般的なスポーツの競技とは少し考え方が異なります。ライフセービングの競技は、全て海辺の救助活動を元に考えられた競技であるということです。そのため、各々の競技の延長上にあるものは救助活動であるとのことです。

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▲人命救助を想定した競技ボードレスキュー

今回、日本代表チームに唯一高校性で選ばれた選手がいます。田中綾選手(高校3年生)です。田中選手は、ライフセービング歴が3年ながら、大学生や社会人が参加する全日本選手権のビーチスプリントで優勝しました。その実力が認められ、今回高校生ながら異例の日本代表への選出となりました。
初めての国際大会への出場になった田中選手はレース前「自分らしく、何よりも楽しんでレースができたらいいなと思います。そして国際大会を通して、色んなものを吸収したい」と話していました。
そしてレース本番。田中選手が出場するビーチスプリントは大会初日の第一種目でした。レースのスタートを合図する号砲とともに、田中選手は懸命な表情で走り出しました。そしてゴール。結果は出場8人中4位でした。レース直後に田中選手に直撃すると「始まる前は本当に緊張していたのですが、レースが始まったら、楽しく走ることができたので、初めて(の国際大会)にしては良かったんじゃないかと思います」と話していました。レース直後は充実していた表情も、レース後のインタビューでは少し悔しそうな表情に変わっていました。「はじめてなりには・・・。悔しいですけど、上には上がいるので、その人たちのいいところを吸収していって、その選手たちに近づけるように頑張っていけたらいいなと思います」と話していました。
田中選手は、高校生であるため、夏の海水浴の監視活動は行っていません。それでも競技を通して、ライフセービングに必要な技術の習得できているとのことです。田中選手は海外選手と交流をし、大きな刺激を受けました。「世界各国のライフセーバーを見て、体型は違うのですが、やっている水辺の事故ゼロというのは、みんな共通していることなので、そこに自分も少しでも貢献できるよう頑張っていきたいと思います」。
大会主催者の日本ライフセービング協会の入谷拓哉理事長によりますと、関東では、大学生を中心に多くの若いライフセーバーが活動していますが、九州には若いライフセーバーが少ないそうです。今大会を通じて、一人でもライフセービングに興味を持ち、田中選手のように若いライフセーバーが増えることに期待したいです。

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▲田中選手のレース前の意気込みは「何よりも楽しむ」

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★リポート動画はこちらから

投稿者:ロクいちスタッフ | 投稿時間:17時13分


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